2011年1月31日月曜日

ブラッドリー負傷判定勝ち S・ライト級2冠統一


 米国ミシガン州ポンティアックで29日(現地時間)行われたスーパーライト級の統一戦、WBO王者ティモシー・ブラッドリー(米)-WBC王者デボン・アレキサンダー(米)戦は、カットを負ったアレキサンダーにドクターストップがかかり、ブラッドリーの10回負傷判定勝ちに終わった。
 3回、ブラッドリーが左フックからコンビネーションでアレキサンダーを後退させ、クリンチ際で発生したバッティングでWBC王者は右マブタをカット。以後、ボディー攻めなどを敢行するブラッドリーがリードする形勢で進行。アレキサンダーも7,8回、サウスポーからボディー、左を叩き込んで挽回を図る。だが、8回と10回に発生した偶然のバッティングで右目の傷が広がり、10回途中リングドクターが続行不可能と判断した。
 勝敗はスコアカードに委ねられ、10ラウンドを含み、97-93、96-95、98-92でリードしていたブラッドリーの勝利となった。
 WBC&WBO統一チャンピオンに就いたブラッドリー(27歳)はWBA王者アミール・カーン(英)との3冠統一戦が有力視される。インタビューで勝者は、それを否定しなかったが「最終的なゴールはパッキアオ」と強調していた。
※写真はアレキサンダー(左)を攻めるブラッドリー PHOTOS/SUMIO YAMADA

“大学日本一”東農大祝賀パーティー


 12月の第64回全日本大学王座決定戦で関西大学を8-3で下し7度目の優勝を飾った東京農業大学ボクシング部(山本浩二監督、小泉幸道部長)の祝賀パーティーが30日昼、東京・新宿のホテルに出席者約300名を集めて賑やかに催された。=写真=
 会には同校OBの元五輪選手、鈴木進悦、荻原千春、仁多見史隆の3氏、熱烈な後援者の歌手・西郷輝彦さん、あるいはOBで現在はプロとして世界フライ級王座3度目のアタックを予定している清水智信らが集まり、山本監督と約20名の部員たちの快挙を称えた。昨年度全日本選手権でも優勝し、年間賞の「技能賞」を獲得した山田崇人前キャプテンは間もなく卒業するが、「10連覇してほしい」と後輩たちにバトンを託していた。

2011年1月30日日曜日

ダブル世界戦、明日ゴング!







 明日に迫ったダブル世界戦(有明コロシアム)の計量が30日に行われ、出場4選手全員が一発で合格した。
 WBA・S・フェザー級戦はチャンピオン内山高志(ワタナベ)、4位挑戦者三浦隆司(横浜光)ともにリミット58.9キロでパス。WBA・S・バンタム級戦は6位挑戦者下田昭文(帝拳)が55.3キロだったのに比べ、王者・李冽理(横浜光)は55.0キロと少し軽めに仕上げた。
 内山は「いつもと同じ。試合は練習の成果をしっかりと出す場。内山は強い、と言われるような試合をできれば」と語り、「キーポイントは打撃戦。そこでいかに強いパンチをもらわないか」。内山に挑む三浦も初挑戦を前に落ち着いた雰囲気。「パンチもテクニックも超一流」と王者を称えつつ「でも弱点はある」と攻略に自信をのぞかせた。
 李と下田は計量に先立って行われた調印式でカメラの前でにらみ合った。「明日は初防衛を果たして自分の存在をアピールしたい」と李。体重はリミットよりもアンダーだったが、見事なボクシングを披露したプーンサワット戦を超える試合内容を約束した。下田は「自分は何でもいいから勝つ。36分間に人生をそのままかけて」と決意表明。これまで同様、計量前に帝拳ジムで軽く動いた際に「11年間やってきたな」と待ちわびた舞台に思いを馳せたという。
 以下は明日のオフィシャル構成。両試合ともWBAの世界戦ルールが適用され、グローブは日本製8オンスを使用する。
●WBA・S・フェザー級戦/レフェリー=島川威(日本)、ジャッジ=浅尾和信、原田武夫(ともに日本)、ラファエル・ラモス(米)
●WBA・S・バンタム級戦/レフェリー=ラファエル・ラモス(米)、ジャッジ=島川威、原田武夫、ビニー・マーチン(いずれも日本)

高山無念 3回NCでIBF王座獲れず

 高山無念――現地時間29日、南アフリカ・ヨハネスブルグ郊外のカーニバルシティでIBF世界ミニ・フライ級王者ヌコシナティ・ジョイ(南ア)に挑んだ1位・高山勝成(日本)だが、3回ノーコンテストでタイトル奪取はならなかった。この回、偶然のバッティングで高山が右側頭部を負傷し、試合続行不可能と判断されたもの。タイムは1分59秒だった。

2011年1月29日土曜日

韓国のWSB戦、浦項はアスタナに2-3で負け

 AIBAの肝いりで世界3大陸で戦われている第1回WSB(ワールド・シリーズ)、韓国の仁川ワイルドウイングス改め浦項(ポハン)ポセイドンズは28日浦項室内体育館にアジア圏のライバル、アスタナ・アーランズ(カザフスタン)を迎えたが、2-3で敗れた。両チームは今月15日にもカザフスタンで対戦しており、この時はホームのアスタナが5-0でアウェイの浦項(当時は仁川)に快勝していた。
 28日出場の浦項の5選手中、韓国選手は軽量級の2人のみ。チーム力ではカザフスタンとウズベキスタンが中心のアスタナが上回っていた。
 世界3大陸計12チームによるフランチャイズ制の団体戦として行われているWSBは、7週目に入り、アジア圏の順位は1位バクー(18点)、2位アスタナ(16点)、3位浦項(5点)、4位北京(4点)の順。ヨーロッパ圏はパリ・ユナイテッド、アメリカ圏はロサンゼルス・マタドールズが1位を維持している。

ロペス、NABF王座奪取 オリンピアン、エストラーダ強打炸裂

 アレオーラ-アベル戦が行われたカリフォルニア州テメキュラで、WBC・S・ライト級8位ホセシート・ロペス(米)が同22位マイク・ダラス(米)とNABF・S・ライト級王座を争った。
 スリムな黒人選手ダラスがアウトボクシングに活路を見出そうとすれば、メキシコ系のロペスは接近戦から強引にボディーを叩く。ロペスは初回にカットした左目上の出血に悩まされる。しかしラフファイトの様相から7回、一気に畳みかけたロペスがダラスにダメージを与え、ストップに持ち込んだ。KOタイムは1分47秒。ロペスは29勝17KO3敗。ダラスは初黒星(17勝7KO1敗1分)。
 一方、北京五輪米国代表からプロ入りしたショーン・エストラーダ(米)がジョン・シュミット(米)を初回3度倒し、豪快なKO勝利を飾っている。エストラーダは11勝10KO無敗。(三浦勝夫)
写真はストップの瞬間。PHOTO/CATCH MIURA

アレオーラ初回ストップ勝ち


 28日(現地時間)米カリフォルニア州テメキュラでグーセン・トゥター・プロモーションが行った興行のメインイベントにWBCヘビー級5位クリス・アレオーラ(米)が登場。10回戦でジョーイ・アベル(米)にワンラウンドKO勝ちを収めた。
 WBC王者ビタリ・クリチコに挑戦以来4戦目、トマシュ・アダメクに惜敗後2戦目となるアレオーラ。ミネソタからやって来たサウスポー、アベルの左ストレートをもらったが、左右連打の猛攻を仕掛けて優勢。ロープを背にしたアベルを大きくのけ反らせ、ダメージングブローを叩き込んでストップを呼び込んだ。タイムは2分18秒。
 これで30勝26KO2敗となったアレオーラに、ダン・グーセン・プロモーターは2度目の世界戦を実現させたいと語る。なお、この一戦からアレオーラはロニー・シールズ氏(日本で浜田剛史に挑戦)を新トレーナーに迎えている。敗れたアビルは27勝26KO5敗。(三浦勝夫)
写真は喜びのアレオーラ陣営(右はシールズ・トレーナー)PHOTO/CATCH MIURA

李と下田も調整順調 


 内山-三浦戦に続き行われたWBA・S・バンタム級戦の予備検診。こちらも両雄に特に異常は見られず、調整は順調のようだ。
 今回が初防衛戦のチャンピオン、李冽理(横浜光)は「前戦以上の結果です。いい試合ができそう」とはっきりとした口調。それまでのフェザー級から体重を下げて挑み、見事な試合を披露したプーンサワット戦を引き合いに出して答えた。もっとも体重は前回よりも落ちにくかったようだが、「筋力がついたのかとも思っている」という。「パンチ力が上がり、リーチを生かしたテクニックも上達していると感じています」と話した。
 その李が「胸囲がすごい」と印象を語った下田昭文(帝拳)は、初の世界戦を前に「叩き上げの自分もここまで来たんだ、とワクワクしています」とコメント。李の印象は特にないというものの「あぁ世界チャンピオンだ。これに勝ったら俺は世界チャンピオンだ、と思った」と感慨を言いあらわした。当然、練習に裏付けられた自信もあり「(前戦の)8月の試合とは違う。それを信じてベルトを帝拳ジムに持って帰りたい」と意気込んだ。体格面については「自分がひと回り大きいかな。でもボクシングは体でやるもんじゃないから」と語った。
 両者の検診結果は以下のとおり。
       李        下田
身長    174センチ     171.2センチ
頸周    36センチ     35.5センチ
胸囲    86.5センチ    93.5センチ
胸厚    21.5センチ    22センチ
視力    左1.0右1.0    左1.0右1.0
リーチ   173センチ     169.4センチ
血圧    145/85      123/93
脈拍    64         75
体温    36.5        36.6

内山×三浦 予備検診結果


 ダブル世界戦の予備検診が29日、後楽園ホール展示会場で行われた。
 WBA・S・フェザー級戦は王者内山高志(ワタナベ)、挑戦者三浦隆司(横浜光)ともに順調な仕上がりをアピールした。測定を終えた内山は「昨年とりいれたトレーニングを継続していて、その数値も1年前、半年前……と良くなってきている。それらを試すのが楽しみです」と腕撫す様子。「今年最初の世界戦なのでしっかり勝って、いい一年にしたい」と意気込んだ。「100パーセント、勝つ自信があります」とも。
 一方の三浦も「バッチリ」とコンディショニングに自信を見せる。三浦本人は初の世界戦を前に「日本タイトル戦にちょっと気持ちの部分をプラスした感じ。意外と冷静」と明かすが、「三浦の挑戦した試合は(日本タイトルの)小堀、矢代戦とすばらしい内容だった。世界戦でもそうだと思う」と期待するのは石井一太郎・横浜光ジム会長代行だった。
 両者の検診結果は以下のとおり。リーチ差で内山が5センチ上回ることについては、どちらもさほど重要視しているふうではなかった。
      内山         三浦
身長   172.2センチ     169.5センチ
頸周   38センチ      37センチ
胸囲   98センチ      91センチ
胸厚   23センチ      21.5センチ
視力   左2.0右2.0     左1.5右2.0
リーチ  181センチ      176センチ
血圧   121/72       139/82
脈拍   70          56
体温   36.5         36.8

亀田和毅、2・19メキシコでインター王座戦

 メキシコを拠点にキャリアを進行させる亀田家三男、和毅の次戦が内定した。メキシコで和毅のマッチメーク、トレーニングを受け持つエディ・レイノソ氏が公表したところでは、期日は2月19日。相手はダニエル・ディアス(ニカラグア)で空位のWBCバンタム級インター王座決定戦として行われる。場所はマサトランかプエルトバジャルタのどちらかで、まだ未定。
 レイノソ氏の話では現在和毅は、ノニト・ドネアとのビッグマッチを控えたフェルナンド・モンティエルのスパーリングパートナーを務めている。すでにWBC10位(WBAは11位)にランクされ、複数のWBC地域タイトルを保持する和毅が新たなベルト狩りに出る。
 相手のディアス(27歳)は、これまで18勝13KO2敗のレコードの持ち主。一度WBA傘下のNABAバンタム級王座を獲得した実績があるが、長谷川に挑戦した同胞アルバロ・ペレスには10回判定負けを喫している。
 エディ氏によると、興行はカネロ・プロモーションとゴールデンボーイ・プロモーションのプロモートで行われるという。

元王者菊井、また負けた 後楽園ホールの結果

 世界戦経験もある元日本S・フライ級チャンピオン、菊井徹平(花形)が28日夜後楽園ホールのメインの8回戦に登場し日本バンタム級9位の藤原陽介(ドリーム)と対戦したが、接戦の末1-2の判定負けを喫した。これで菊井(32)は2連敗。直近の10戦で4勝6敗と不振が続いている。
 この日は他に3組の8回戦があり、日本L・フライ級3位・田口良一(ワタナベ)が沼田慶一(E&Jカシアス)に8回1分47秒TKO勝ち、日本S・フライ級11位の将生潤(ワタナベ)は中野敬太(KG大和)に判定勝ち、56kg契約の8回戦では青木幸治(角海老宝石)が元ランカーの額賀勇二(鹿島灘)に5回1分28秒負傷判定勝ち。

アジア銅・新本の祝賀会開く 広島市


 昨年中国のアジア競技大会で初めて採用された女子ボクシングで、51kg級に出場し銅メダルを獲得した新本亜也(24)の快挙を称える祝賀パーティーが、27日広島市内のホテルで催された。広島県アマチュアボクシング連盟(砂原克規会長)と母校の広陵学園広陵高校(田中清峰理事長)の共催で行われたこの会には、日連から山根明副会長らも駆けつけ、本人は「ビックリです、こんな幸せなことはない」と感激していた。
 この前日には東京で開かれた「2010年度年間優秀選手表彰式」に出席し、アマ部門の優秀選手賞を受賞した新本には連日の慶事となったが、もちろんこれで終わりではない。五輪出場という大きな目標に向けて、これからが本番。「ロンドン五輪に出場して、またこのような会に出たい」と野望をあらわにしていた。次は3月の全日本女子選手権で、連覇を狙う。
 なお新本は現役を続けつつも4月から母校広陵高校ボクシング部のコーチに就任することが決まっているそうだ。
 写真は祝賀会でのスナップ。新本と左は広島出身の先輩チャンピオン、今岡賢覚さん

2011年1月28日金曜日

スパイス松下TKO勝ち 後楽園ホールの試合結果

 27日後楽園ホールの「フレッシュボーイ」のメインで行われたS・フェザー級8回戦は、スパイス松下(セレス)が鈴木淳(上滝)に7回TKO勝ち。左右フックで積極的に攻める松下に対し、距離を置きたい鈴木は押され気味。7回、松下が揉み合いからの右を何度か決め、ストップを呼び込んだ。

KO決着熱望! 三浦が公開練習


 31日のダブル世界タイトル戦でWBA世界S・フェザー級王者内山高志(ワタナベ)に挑戦する同級4位の三浦隆司(横浜光)が27日午後、横浜・鶴見区の横浜光ジムでメディアに練習を公開した。三浦は、後輩の李冽理が世界王者になった時、先を超されて「悔しい思いもした」と正直な感想をもらしている。それだけに今回、当初内山と対戦するはずだった暫定王者ホルへ・ソリス(メキシコ)の急病で急きょ初の世界挑戦が決まり、チャンス到来と大いに意欲を燃やしている。
 この日ジムの後輩との2ラウンズのスパーは、内山側の渡辺均ワタナベジム会長の見守る中とあって、いつもの切れ味鋭いブローを封印したのも当然か。それでもサウスポースタイルからいきなり左ストレートを再三放ってみせた。これは、カムフラージュなのか、本気なのか?
「KOダイナマイト」内山が16勝13KOなら、三浦も20勝16KO(1敗2分)と強打者ぶりはいい勝負。ハードヒッター対決に当然KO決着の期待も高まるが、三浦本人は「早い回のKO」と大胆な予測していた。

2011年1月27日木曜日

内山の手に殊勲&KO賞-来年は出席したい

 試合を31日に控えて昨日の年間優秀選手表彰式を欠席したWBA世界S・フェザー級チャンピオン内山高志が獲得した殊勲賞、KO賞の賞状を手にした。
「ありがたいです。それもダブルですから。KO賞はニックネーム(KOダイナマイト)にふさわしいですし。プロで表彰を受けたのは初めてです。アマ時代に努力賞(02年度)、優秀賞(03年度)を頂きましたが、当時はプロ表彰の華やかさがうらやましかったものです」と内山。 リニューアルした式典の様子を佐々木トレーナーが「よかったですよ」というと、「えっ、行ったの。僕も行きたかったなぁ。でも試合が近いしインフルエンザも流行ってきたのでコンディション重視で出席は失礼しました。来年も選ばれて、ぜひ出席したいです」(内山)

2011年1月26日水曜日

MVP西岡、須佐ら 2010年の表彰選手集合!! 



 ボクシング界年明け恒例の催し、2010年度年間優秀選手表彰式が26日昼、東京ドームホテルで催され、プロとアマで各賞に選ばれた選手たちが晴れ舞台で表彰を受けた(日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会、日本アマチュアボクシング連盟、東京運動記者クラブ・ボクシング分科会の共催)。
 念願のMVP初受賞となった西岡は、家族を伴って会場入り。授賞式の後、今年の抱負を聞かれると、「去年より強くなること。防衛戦を含めて、統一チャンピオンになりたいと思っています」。会場の巨大スクリーンに「ニシオカに挑戦したい」というバンタム級王者フェルナンド・モンティエルのコメントが流されたが、「いつきてもらっても結構です」と西岡はやる気満々。
 アマチュアの部で4年ぶり2度目のMVPを手にした須佐勝明は、同僚の清水聡(技能賞)とともに自衛隊の制服姿で授賞式に臨んだ。「9月の世界選手権でオリンピックの出場枠を手にし、またこの場に立てるよう頑張ります」とこちらも意欲的なコメントを残した。
 この日受賞者で欠席は、殊勲&KO賞の内山高志と、敢闘賞の亀田興毅。内山は31日に3度目の防衛戦を控えており、亀田は受賞が決まる前に他の予定を入れていたためという。いずれもジム会長が代理で表彰を受けた。写真上はMVPに輝いた3選手、左からアマの須佐、プロの西岡、プロ女子の富樫。下はこの日表彰を受けたプロ・アマの受賞者たち。
 ◇プロの部
 最優秀選手賞 西岡利晃(帝拳)
 技能賞 長谷川穂積(真正)
 殊勲賞 内山高志(ワタナベ)
 敢闘賞 粟生隆寛(帝拳)
     亀田興毅(亀田)
 努力賞 李 冽理(横浜光)
 KO賞 内山高志(ワタナベ)
 新鋭賞 亀海喜寛(帝拳)
     宮崎 亮(井岡)
 年間最高試合賞
  長谷川穂積-F・モンティエル戦(4月30日・東京)
  (帝拳プロモーションと長谷川が受賞)
 ◇プロ女子の部
 最優秀選手賞 富樫直美(ワタナベ)
 年間最高試合賞 
  富樫直美-イルマ・サンチェス戦(10月2日・メキシコ)
 特別賞 菊地奈々子
 ◇アマチュアの部
 最優秀選手賞 須佐勝明(自衛隊体育学校)
 優秀選手賞 新本亜也(クリエイティブジャパン)
 技能賞 清水 聡(自衛隊体育学校)
 敢闘賞 林田 太郎(駒澤大学)
 努力賞 山田 崇人(東京農業大学)
 新鋭賞 藤田 健児(倉敷高校)



内山公開練習 31日に三浦迎える

 ダブル世界戦で三浦隆司を迎え3度目の防衛に臨むWBA・S・フェザー級チャンピオン、内山高志(ワタナベ)が25日、ジムで練習を公開した。
 シャドー、マスでは低い体勢のファイター三浦を想定した動きを披露。アップライトにならず、クイックな反応でパートナーのパンチを見切っていた。
 渡辺均会長は「三浦は研究してくるだろうから」としつつも「7回あたりでは……」と内山のKO防衛を希望。これに対し内山は「いつもどおりにKOにこだわらず、勝つことだけを考えて戦います。でも(予想が)当たるように頑張りたい」と語った。

美優ちゃんに心臓移植を! 平仲会長が救う会代表に

 元WBA世界S・ライト級チャンピオンで現平仲ボクシングスクールジム会長の平仲信明さん(47)が沖縄の難病の少女を救おうと募金活動に協力を呼びかけている。
 沖縄県浦添市在住の中学1年生、要美優(かなめみゆ)ちゃんは、特定疾患指定の拘束型心筋症と診断され、心臓移植以外に助かる道はないという。この手術を米国で受けるための経費として1億5千2百万円を募金で用意することになり、地元沖縄の名士でもある平仲会長が依頼を受けて「美優ちゃんを救う会」の共同代表に就任した。
 去る8日の後楽園ホールで同ジム所属の中森宏が日本ライト級王座に挑戦(TKO負け)した際にも、会場でチラシをまきながら募金活動を行い、会場で集めた8万8千円を美優ちゃんの父・俊明さんに手渡した。=写真= その後大口の寄付も舞い込み、目標額まであと三分の1ほどに迫っているとか。平仲会長はなおも手を尽くして「将来ある若い命を救うため、ぜひとも力を貸してください」と呼び掛けている。
 問い合わせは「美優ちゃんを救う会」事務局(〒901-2122 沖縄県浦添市勢理2-12-27・電話098-877-0666)。なお、他に「美優ちゃんを救うダイヤル」として電話0990-500666を一般の電話で繋ぐと、メッセージを聞くだけで3分間315円(税込)が募金されるという。詳しくはホームページ参照 http://www.miyu-aid.com

2011年1月25日火曜日

前東洋王者・大久保引退-ソーサ戦で網膜はく離に

 前OPBF(東洋太平洋)フライ級チャンピオンの大久保雅史(青木)が25日JBCに出向き、引退届けを提出した。
 大久保は11月メキシコでエドガル・ソーサの保持するWBCインター王座に挑戦。判定負けした後、右目の違和感を訴え、帰国後の診断で網膜はく離と診断され、すぐに手術しこれまで静養に努めていた。「敗れはしましたがソーサとの試合では、念願のビックファイトができました。キャリア初の0-3での負けで、良い区切りにもなったと思います」とは有吉政之会長。現在も激しい運動を控えている大久保だが「3月ぐらいからジムでトレーナーとして再出発します。これまでありがとうございました」と語っている。大久保(30歳)の終身レコードは18勝6KO4敗1分。
写真はJBC安河内事務局長に引退届けを提出した大久保(中央)と有吉会長(右)、これまで数多く大久保の試合を組んできた林マッチメーカー

雑草の王者、小林弘を描く「1967クロスカウンター」

 東京・武蔵野市内でTAIKO小林ジムを営む小林弘会長(66)といえば、昭和40年代に世界J・ライト級チャンピオンとして一世を風靡した名ボクサーである。決して派手さはないが玄人好みの技巧派ぶりと粘り強さから「雑草のチャンピオン」とも称された。その現役時代を回想して「1967クロスカウンター」という一風変わった題名の本が出版される。=写真= 副題は「雑草と呼ばれたチャンピオン小林弘」。小林さんの友人でもある作家の菅淳一さんがじっくりと書き上げた異色の評伝である。
 題名の1967(年=昭和42年)とは、小林さんが史上初の世界戦日本人対決第(名勝負!)で沼田義明を倒して世界J・ライト(現S・フェザー)級チャンピオンとなった年である。クロスカウンターは往年の小林さんが得意とした武器。やはり史上初の日本人世界チャンピオン対決でフェザー級の西城正三に判定勝ち(1975年)という記録も小林さんにはある。「日本のボクシングファンが絶対に忘れてはいけない男」と筆者の菅氏は力こぶを入れている。
 本書の中には世界王座獲得等の偉業だけでなく、バクチで大金を失って青くなったなど、本人にはまあり触れられたくないエピソードも出てくるが、これもまた「人間・小林弘」の一面であり、このような書き下ろしの単行本というかたちで、かつての名チャンピオンが現代に蘇るのは大いに喜ばしい。
 同書は太田出版・刊。27日発売。本体1714円+税。1月30日には、都内のホテルで出版記念パーティーが開かれる。

2011年1月24日月曜日

下田も好調をアピール 公開スパー



 31日有明コロシアムのダブル世界タイトル戦で李冽理(横浜光)の持つWBA世界S・バンタム級王座に挑戦する同級6位・下田昭文(帝拳)が24日午後東京・飯田橋の帝拳ジムで報道陣に練習を公開した。
 今回の試合はS・フェザー級戦の王者内山高志の相手が三浦隆司(横浜光)に変わったこともあり試合が3週間延期されたが、挑戦者陣営は練習時間が増えてこの延期がプラスに働いたと受け止めている。スパー量は自己最多の200Rを越え、「すべて自分のいい方向にきている。減量もいい感じです」と下田も絶好調をアピールした。
「(試合では)挑戦者らしく、自分から行く」と語ったように、2ラウンドの公開スパーでも下田は持ち前のスピーディな連打でジムの後輩・松尾翼が防戦一方になるほどポンポンと攻めまくり、好調を印象づけた。
 チャンピオンの李が相手の長所を殺すやりにくいボクシングが売り物だけに予断は許されないが、「(李が)打ち合いにきたり足使ったり、いろいろ使い分けてきても、対応する自信がある」と下田は強気。李攻略の自信を聞かれると「100%あります」。傍らの葛西裕一トレーナーが「100%どころか、150%、200%です。世界戦が決まってからも伸びていますから」とフォローしていた。

全米記者会MVPにマルティネス、最高試合はカーン-マイダーナ

 BWAA(アメリカ・ボクシング・ライターズ協会)が選ぶ2010年度の最優秀ボクサーにWBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)が選出された。通称“シュガー・レイ・ロビンソン賞”は、最近連続受賞しているパッキアオを抑えてマルティネスが選ばれた。アルゼンチン人ボクサーとしては1972年のカルロス・モンソン以来2人目となる。
 また最高試合“アリ-フレイジャー賞”には12月ラスベガスで行われたアミール・カーン-マルコス・マイダーナ戦が選ばれた。
 今年で86回を迎えるBWAAアワード。授賞セレモニーは5月6日、ラスベガスで予定される。

48歳ホリフィールド、56戦目は無効試合

 通算4度世界ヘビー級王座についたイベンダー・ホリフィールド(米)が48歳になって最初の試合に臨んだが、結果は3回終了負傷によるノーコンテスト(無効試合)。22日米ウェストバージニア州ホワイトサルフー・スプリングスで行われたシャーマン“タンク”ウィリアムズ(米)との10回戦、ホリフィールドは2回に偶然のバッティングで左目上をカット。3回にはウィリアムズの右を浴びる場面もあった。この回終了後、出血がひどくなったホリフィールドが「見えない」と訴えたため、試合中止が宣告された。偶然のバッティングによる負傷であり、しかも前半のストップだったことから、現地ルールによりノーコンテスト(無効試合)となったもの(日本のルールでは負傷引き分け)。
 米国では今年最初のPPV試合。「ガッカリだった……」はホリフィールドのコメントだったが、これは観客もPPVの視聴者も同じ感想だったにちがいない。
 ホリフィールドは3月5日にデンマークで古参のブライアン・ニールセン(マイク・タイソンにKO負け)と対戦する予定になっているが、予定通り行われるかどうかは微妙。これでホリーの戦績は43勝28KO10敗2分1NC。

2011年1月23日日曜日

李が公開スパー「アウトボクシングだけでなく、打ち合う」


1月31日の本番を前にWBA世界ダブルタイトルマッチ(S・フェザー級/内山高志-三浦隆司&S・バンタム級/李冽理-下田昭文)の公式行事がスタート。23日は今回が初防衛戦となるS・バンタム級王者・李冽理が横浜光ジムでスパーリングを公開した。 健太郎マイモンコンプロモーションと2ラウンドのスパーを行なった王者の動きは軽快で減量の影響は感じられず。「辛い練習で身体も大きくなるが長い期間をかけ本番に影響が出ないように体重調整した。万全に仕上げている」と李。試合延期にも「トレーニングできたのでプラスに考えていいんじゃないですか」と言い、消化したスパーは250ラウンドだという。「辛い練習もやっていくうちに慣れる。そしてもっとハードな練習を求める。体力、技術とも発展しているんじゃないかと思います」。前戦は強豪プーンサワットをアウトボクシングで封じたが、今回は打ち合いも準備し「最後は技術の差を見せつけたい」と語った。

山口、トーレスの牙城崩せず WBC女子S・フライ級

 22日(現地時間)メキシコシティ近郊ネッサワルコヨトル市で、WBC女子世界S・フライ級チャンピオン、アナ・マリア・トーレス(メキシコ)に挑戦した1位山口直子(白井・具志堅スポーツ)は大差の3-0判定負けでベルト奪取はならなかった。
 公式スコアこそ100-89が2者に98-91とワンサイドだったが、WBC女子王者のパウンド・フォー・パウンドとも評価されるトーレスを相手に山口は善戦した。3回の攻防で、地元の人気選手トーレスは鼻血を出し、以後ファイナルラウンドまで流血が続いた。それでも王者は随所にパンチをコネクトするうまさを発揮。ポイントをリードするが、山口は気力で反撃。6回には左ボディー、右を顔面に決めてトーレスをたじろがせる。しかし8回終了間際、トーレスの強打で山口はダウン。終盤、懸命に前進を繰り返した挑戦者だが、王者はそのまま逃げ切った。
 この日は女子が“メイン”。同じリングではIBF女子の2つの王座決定戦が行われ、フライ級はアレリー・ムシーニョ(メキシコ)がチャンテル・コルドバ(米)に4回開始TKO勝利。J・フライ級は昨年、富樫直美(ワタナベ)に敗れたイルマ“グエリータ”サンチェス(メキシコ)が同国のカティア・グティエレスに3-0判定勝ち。
 唯一、男子のタイトル戦として行われたWBAバンタム級暫定王座決定戦はウーゴ・ルイス(メキシコ)がアルバロ・ペレス(ニカラグア。長谷川穂積と対戦)に9回負傷判定勝ちで戴冠。スコアは87-83、86-84、86-86の2-0だった。

2011年1月22日土曜日

ソリスが方向転換 ガンボアに挑戦

 ESPNドットコムなどの米国メディアが伝えるところでは、WBA世界S・フェザー級チャンピオン内山高志(ワタナベ)との団体内での統一戦が有力視されていた同級暫定王者ホルへ・ソリス(メキシコ)が、WBA世界フェザー級王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)への挑戦が決定したという。試合は3月26日、米アトランティックシティのボードウォーク・ホールで行われる。
 ガンボア、ソリスを傘下に置くトップランク社が発表したもので、ガンボアが保持するWBA(正規王座)とIBF王座が懸けられる。ソリスは4ポンド落として逆2階級制覇をねらう。ソリスは最近の3試合、S・フェザー級で戦っていた。
 トップランク社のモレッティ・マッチメーカーは「ソリスは大柄な男だけど、126ポンド(フェザー級リミット)を楽につくれる。ファンが認識しているように、ガンボアはまだボクシングを学習している段階。ソリスにも勝つチャンスはある」と語っている。
 同じリングではIBFフェザー級1位ミゲール・アンヘル・ガルシア(米。トレーナー、ロバート・ガルシアの実弟)が最近トップランクと契約を交わしたばかりの白人ホープ、マット・レミラード(米)と対戦する。

山口、明日世界挑戦 計量クリア

 WBC女子世界S・フライ級タイトルマッチの前日計量が21日(日本時間22日)、メキシコ・ネザ市のネサワルコヨトル広場で行われ、王者アナ・マリア・トーレス(メキシコ)、挑戦者山口直子(白井・具志堅スポーツ)ともリミット52、1キロでクリアした。また前座に出場する江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)も計量をパスした。
 昼12時、屋外での公開計量とあって、地元のトーレス目当てに観衆約300人が集まった。明日の試合はネザ市サッカー競技場で挙行され、1万人収容の屋外会場は満員になる見込みという。トーレス-山口戦は四大タイトルマッチのメインイベントとして開催。ウーゴ・ルイス-アルバロ・ペレス(長谷川にKO負け)のWBAバンタム級暫定王座決定戦も行われる。

2011年1月21日金曜日

山口とトーレス、ともに必勝宣言 WBC女子S・フライ級戦会見


 22日(日本時間23日)にメキシコで挙行されるWBC女子世界S・フライ級タイトルマッチの記者会見が20日、開催地ネザ市で行われた。
 挑戦者の山口直子(白井・具志堅スポーツ)は「勝つために日本から来た。KOします」と静かに決意を語った。一方迎え撃つチャンピオンのアナ・マリア・トーレス(メキシコ)は、地元での初めての防衛戦とあって「ネザのため、メキシコのため、必ず勝つ」と珍しく興奮した様子でまくし立てた。
 会見は一般市民にも開放した形で行われたが、トーレスが一言話すたびに、大歓声や拍手が沸き起こり、現地での人気の高さをうかがわせた。インタビュー時に早くもブーイングの洗礼を受けた山口も、会見後は人々から写真撮影やサインを次々とせがまれ、メキシコ人がボクサーに対して抱く強い尊敬の念を、肌で感じ取った様子だった。

2011年1月20日木曜日

WSB韓国チームは、仁川から浦項にフランチャイズ変更


 AIBA(国際アマチュアボクシング連盟)の主導で行われている「プロ形式のアマ試合」第1回ワールド・シリーズ(WSB)の韓国チームがこれまでの「仁川レッドウィング」から「浦項ポセイドンズ」へとフランチャイズと名前が変更になった。19日スイス・ローザンヌのAIBA本部が発表したもの。
 WSBはCKウー・AIBA会長の肝いりで11月にスタートした新企画。従来のアマとは違って、試合報酬あり、階級ごとに個人優勝すれば五輪出場資格もゲットできるという新形式のチーム対抗戦。世界12チームがそれぞれ地区(大陸)ごとに争い、韓国はこれまで6週を戦って1勝5敗はアジア地区の3位(最下位は中国の北京ドラゴンズ)。14名の所属選手の中には、世界選手権銀メダリスト、北京五輪銅メダリストなど実績を残した選手もいるが、なぜか今季WSBでは調子が出ていない。28日には新たな本拠地浦項室内運動体育館にカザフスタンから強豪アスタナ・アーランズ(4勝2敗で2位)を迎える。心機一転して好結果を出せるか?

山口、王者オルティスとスパー


 現地時間22日にメキシコでWBC女子世界S・フライ級王者アナ・マリア・トーレス(メキシコ)に挑む山口直子(白井・具志堅スポーツ)が19日、現地のパンチョ・ロサレス・ジムでWBC女子ストロー級王者アナベル・オルティスと3ラウンドのスパーを行った。17日に日本を発った山口だが、絶好調の動きを披露。海外奪取に向けて順調さをアピールした。
 なお試合は当日「WBC BOXING.TV」でネット配信される。写真は右から山口、オルティス親子、野木丈司トレーナー、前座6回戦に出場の江藤光喜。

コット-マヨルガ戦発表


 WBA世界S・ウェルター級チャンピオン、ミゲール・コット(プエルトリコ)に元ウェルター級&S・ウェルター級王者リカルド・マヨルガ(ニカラグア)が挑む一戦が3月12日ラスベガスのMGMグランドで挙行される運びとなった。これに先立ち、19日(現地時間)ニューヨークのタイムズスクウェアでメディア向けのプレゼンテーションが行われた。
 コットはフリオ・セサール・チャベスJrやバネス・マルティロスヤンといった若手との防衛戦が浮上したが、ベテランの知名度に傾いた感じ。マヨルガはモズリー戦KO負け後、一時格闘技へ転向も噂されたが、先月リング復帰を果たし、再び晴舞台が用意された。
 興行はボブ・アラム氏とドン・キング氏とのジョイント。両巨頭プロモーターがタッグを組むのは5年ぶりのこととなる。
=PHOTO/SUMIO YAMADA=

アルバレス-トラウト戦2.5にリセット

 昨年12月挙行が流れていたWBA世界S・ウェルター級暫定王者リゴベルト“エスパニョール”アルバレス(メキシコ)-WBA1位オースティン・トラウト(米)による同級正規王座決定戦が、2月5日行われる運びとなった。アルバレス側のエディ・レイノソ・マネジャー兼トレーナーの発表によると、試合はメキシコ・グアナファト州イラプアトのサッカースタジアムで行われる。
 レイノソ・マネは「会場の準備は完了。アルバレスはジムで数週間動いている。挑戦者も彼と同じサウスポーで左強打が売り物。右にもパンチがある、テクニカルな選手だ」と評価する。
 アルバレスは2日おきにスパーを敢行。実弟のカネロ・アルバレスとギルバート・ラミレスという選手がヘルプする。「リゴベルトは初回からプレッシャーをかけて相手に打ち勝たなければならない。勝利のベースはフィジカルコンディションだ」とレイノソ氏は分析。石田順裕に勝って戴冠したアルバレス(26勝19KO2敗)にとり無敗のトラウト(21勝13KO)を迎える今回は、正念場の一戦となる。
 なおセミではヤデル・エスコバル(ニカラグア)-ヘスス・シルベストレ(メキシコ)によるWBAミニマム級1位決定戦が予定される。
 

2011年1月19日水曜日

長谷川が少年院を再訪

 WBC世界フェザー級チャンピオン長谷川穂積(真正)が18日、大阪府茨木市の浪速少年院を訪問した。長谷川が同院を訪れるのは昨年7月以来のこと。前回はモンティエルに敗れた後の訪問で、そのときに交わした「チャンピオンになって戻ってきます」という約束を守り再訪した。
 約100人の院生に熱っぽく語りかけた長谷川は「俺の人生でとても大きな半年間でした。それを伝えられたならよかったです」と感想を話した。講演後は山下正人会長とのミット打ちを披露し、さらにミットを構える少年たちに自らのパンチを打ち込んだ。最後に歌のプレゼントをされ、「また力をもらいました。皆が“2度と非行はしない”と約束してくれたのと同じく、自分も初防衛戦に必ず勝ちます。約束します」と、春にも予定されるゴンサレス戦の必勝を誓った。

パーラ、今度は予備計量バス

 前回、試合前の予備計量でオーバーウエート。亀田興毅戦を棒にふった元WBA世界フライ級王者ロレンソ“レンチョ”パーラ(ベネズエラ)が今回、その壁を突破した。WBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)に挑むパーラは18日午前に行われた予備計量で56.70キロ(125ポンドちょうど)を計測。試合は2月18日、パナマのロベルト・デュラン・コロシアムで挙行される。
 「トレーナーの立てたスケジュールに従い、ここまで問題なく練習をこなしている。トレーニング終了後は54キロまで落ちるから大丈夫(バンタム級リミットは53.52キロ)。試合はハードで難しいものになるけど、勝つのは私。彼(モレノ)はチャンピオンだけど、私は天才。彼は自身より優れた選手と戦わなければならない」と第一関門(予備計量)をクリアーしたせいか舌が滑らかだ。
 坂田健史は引退を表明したが、以前の宿敵パーラはまだ現役。近々、パナマへ移動し、同じく坂田と対戦したロベルト・バスケスとのスパーで鍛えることになっている。

マルティネス名誉王者、ズビック正規王者に WBCミドル級

 WBCは18日、同団体のミドル級暫定王者セバスチャン・ズビック(ドイツ)を正規チャンピオンに、これまで正規チャンピオンだったセルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)を名誉チャンピオンに格上げする決定を下した。
 以前からフロイド・メイウェザーがS・ウェルター級で君臨するWBC独自の名誉チャンピオン制度。現在ソーサ(L・フライ級)、ダルチニアン(S・フライ級)、ホプキンス(L・ヘビー級)が認定されている。マルティネス-ズビックによる同団体内の統一戦が組まれるのが本筋だろうが、マルティネスを傘下に置く米国のマスメディアHBOがこのカードを拒否した経緯がある。マルティネスは3月12日、米国コネチカット州でセルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)との防衛戦を予定。この一戦にはWBC“特製の”ダイヤモンドベルトが懸けられるという。
 ズビックの昇格で、ミドル級はシュトゥルム(WBAスーパー)、シルベスター(IBF)とドイツ国籍のチャンピオンが3人も誕生した。なお、噂ではズビック挑戦をもくろむフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(今月29日、地元クリアカンで試合予定)の陣営がWBCにズビックの昇格を働きかけた、ともいわれる。

シルベスター&カニンガム防衛戦延期に

 今週土曜日22日、ドイツのノイブランデンブルクで予定されていたIBFの2つの世界戦が延期の憂き目に遭った。理由はミドル級王者セバスチャン・シルベスター(ドイツ)がビールス性のインフルエンザに感染し、ドクターストップがかかったもの。王者の所属するザウアランド・プロモーションから発表された。
 メディ・ブアドゥラ(フランス)と4度目の防衛戦を予定していたシルベスター(30歳)は「とても失望している。病気になり、体力の消耗が激しかった」とコメント。ザウアランドPは、今月末までに延期の要請をIBFに提出し、早ければ2月5日か12日に挙行したいといっている。
 同じリングで予定されていた王者スティーブ・カニンガム(米)-挑戦者エナド・リチーナ(セルビア)のIBF世界クルーザー級戦も延期された。
 今月はシルベスターと同じドイツのWBO王者ユルゲン・ブラーマーもインフルエンザが原因でWBA王者ベイブ・シュメノフ(カザフスタン)とのL・ヘビー級統一戦をキャンセルしている。(シュメノフは代理挑戦者ジョッピーをTKOで下し防衛)

2011年1月16日日曜日

杉田善戦の判定負け メキシコのWBCシルバー王座戦


 日本S・フライ級7位の杉田純一郎(ヨネクラ=写真)がメキシコで大健闘――。15日メキシコシティで行われたWBC同級のシルバー・タイトル戦で王者オスカル・イバラ(メキシコ)に挑み、大接戦の末3-0判定負けとなった。イバラはこれが2度目の同タイトル防衛。
 しかし杉田は終盤王者をあわやダウン寸前に陥れる場面を作るなど好調。スコアの115-113(2人)、116-113の数字からみても、杉田の善戦ぶりがわかる。これまで10ラウンドをフルに戦ったことが1度しかない杉田だったが、この日は初体験の12回を目立った衰えもなく乗り切った。
 メキシコ在住のトレーナー、古川久俊氏によると、「試合後杉田はメキシコのファンから握手攻め、サイン攻めに遭うなど大変でした。テレビ解説のリカルド・ロペスも“日本人の勝ち”と言っていたし、コミッショナーのラファエル・エレラ(元世界バンタム級王者)も試合後わざわざ杉田の控え室にきて(杉田が)勝っていたと讃えていた」という。杉田(27)はこれで16勝7KO5敗。イバラ(25)は25勝16KO4敗。
 なお「シルバー・タイトル」は、WBCの認定するタイトルの1つで、暫定王座に相当するという見方もある。イバラはWBC世界バンタム級3位にランクされているが、杉田は40位内に入っていない。

デラホーヤ二世ゴメス判定に終わる


 キューバのエリスランディ・ララが出場した14日、インディオのリングで行われたセミファイナル格の6回戦で、オスカー・デラホーヤが全面バックアップするS・ライト級フランキー・ゴメス(米)がプロ8戦目を戦った。
 相手のルイス・アルフレド・ルーゴ(メキシコ)は負け越し選手(この日まで11勝6KO14敗1分)だが、ハートを誇示して戦う頑張り屋。ゴメスの左フック、右スウィングを浴びてヒザを震わすが3ラウンドに喫したダウン以外は引く様子を見せない。この日のホープはKOを意識するせいか、大振りのパンチが目立ち、一発巧打しても追撃打が雑。3ジャッジとも60-53とスコアする圧勝だったが、リングサイドで観戦したプロモーター、デラホーヤを満足させることはできなかった。
 写真はルーゴに右強打を決めるゴメス PHOTO/CATCH MIURA

キューバの新星ララ、初回KO勝ちで15連勝

 ガンボア、リゴンドウ、ヘビー級のソリスに続くキューバ・パワー、エリスランディ・ララ(WBA・S・ウェルター級7位)=写真=が14日(現地時間)米カリフォルニア州インディオに登場。デルレイ・レインズ(米)と10回戦。
 リゴンドウともに07年にキューバからドイツ経由で米国へ亡命したララ(27歳)。開始ゴングとともに積極的に仕掛け、アーカンソーからやって来た白人選手レインズにサウスポースタイルからパンチを見舞う。そして初回終了間際、左ストレートを打ち込むと、レインズはダウン。ダメージが深く、そのままカウントアウトされた。タイムは2分59秒。
 これで15勝10KO無敗となったララは、石田順裕に勝ったリゴベルト・アルバレス(メキシコ)-オースティン・トラウト(米)のWBA世界S・ウェルター級暫定タイトルマッチの勝者へ挑戦したい意志を明かしている。(三浦勝夫)

2011年1月14日金曜日

内山にWBAアジア優秀選手賞記念品贈呈



 昨年11月のWBA総会で決まった内山高志のアジア優秀選手賞受賞。その記念品贈呈式が14日JBC(日本ボクシングコミッション)で行われた。

 安河内事務局長から表彰のプレートを手渡された内山は「光栄なこと。賞に恥じない試合をしたい」と1月31日に迫った3度目の防衛戦の必勝を誓った。
 この賞は内山がアジア圏のWBAチャンピオンの中でも傑出したチャンピオンと認められて贈られたもの。他の受賞者は、ウーゴ・カサレス(ラテンアメリカ地域)、ヤケスラフ・センチェンコ(ヨーロッパ地域)、アンドレ・ウォード(北アメリカ地域)。年間最優秀選手にはデビッド・ヘイが選ばれている。

坂田燃え尽きた……引退発表

「現役を引退します……」。元WBA世界フライ級チャンピオン、坂田健史さん(協栄・30)が13日午後、東京・新宿の協栄ジムで記者会見を開き、12年のプロ生活にピリオドを打つことを正式に明らかにした。
 亀田大毅に挑んで判定負けしてから3ヵ月間、悩みに悩んだ末に出した結論だった。この間、一時はジムワークを再開したこともあり、現役続行の噂も流れたが、「体力の衰え。以前のような持ち味であるテンポの速いボクシング、気持ちと体力で支えてきた部分がなくなった。それを自覚したことで、もうこれ以上戦えないと感じた」と、引退に踏み切った理由を明かした。キャッチフレーズの「バーニング・フィスト(燃える拳)」が燃え尽きてしまったということか。同席した金平桂一郎、大竹重幸トレーナーに引退を報告したのは2日前(11日)、両氏とも「本人の出した結論を尊重する」と快く了承。一部スポーツ紙が報じたことから、急きょ記者会見を開いたという。
 ひたむきな「努力のボクサー」坂田さんは広島県出身。98年の20歳で協栄ジムからプロデビューし、01年日本王座獲得。04年の世界フライ級王座初挑戦では、WBA王者ロレンソ・パーラ相手に惜敗したが、アゴを割られながら12回を戦い抜く大健闘。坂田さんもこの試合を世界獲得戦とともに「忘れられない試合」に挙げている。07年の4度目の世界挑戦でパーラに3回TKO勝ちで戴冠。5度目の防衛戦でデンガオセーン(タイ)に2回KO負けを喫し王座転落。通算戦績は36勝17KO6敗2分だった。
 一時は同じ協栄ジムに所属した亀田兄弟の派手な言動ばかりが注目され「結果的になかなか陽が当たらなかった」(金平会長)という不運もあったが、本人は「いい意味でも悪い意味でも、すごく自分を燃えさせてくれた相手であることは間違いないです」と亀田兄弟の感想を語っている。
 今後については、金平会長は「将来協栄ジムを譲る選択肢もある」と示唆している。坂田さんも「すばらしいスポーツを後輩に伝えていきたいという気持ちはある」ものの、すぐの話ではなく、現在は何をするかまだ模索しているところ。それでも大学で勉強したいとこの春から専修大学の2部(夜間)に入学を決めている。近い将来に会社経営も視野に入れて、マーケティング等を学びたいということだ。引退式は3月14日、後楽園ホールで予定されている。 写真は引退発表後、夫人の志江(ゆきえ)さん、1歳になる長女・夕空(ゆら)ちゃんとカメラにおさまる坂田さん。会見を終えると、期せずして報道陣から拍手が起こった。



訃報 沖徳一元沖ジム・オーナー死去


 東京・板橋にあった旧・沖ジムのオーナーとして日本人初の世界ミドル級チャンピオン竹原慎二の誕生に一役買った沖徳一氏が3日午前3時過ぎ、脳梗塞のため死去していたことが分かった。69歳だった。
 沖氏は建材・建設業(沖建材、後に株式会社サンオキ)を営む傍ら元協栄ジム選手の宮下政氏を応援し、新社屋建設に合わせて宮下氏を会長に沖-ボクシングジムを設立。95年には同ジム所属の竹原慎二がWBA世界ミドル級王座獲得。沖氏は社員を動員してドン・キング・プロモーターと交渉したが、竹原は翌年の初防衛戦でジョッピーに敗れ無冠に。自社ビル内に作った豪華なサウナ付きジムも2004年には閉鎖した。
 すでに家族による密葬をすませ、25日(火)14時から東京築地の築地本願寺(第2伝道会館)にて、社葬が営まれる。喪主は妻の今朝美さん。
 築地本願寺 東京都中央区築地3―15―1(℡03-3958-8211)。

2011年1月13日木曜日

モンティエル-ドネア会見 賭け率は2-1で挑戦者


 軽量級のビッグマッチ、WBC&WBO世界バンタム級統一王者フェルナンド“コチュリート”モンティエル(メキシコ)-挑戦者ノニト“ザ・フィリピーノ・フラッシュ”ドネア(フィリピン)のプレゼンテーションが10日はラスベガス、翌11日はロサンゼルスで開催された。注目の一戦は2月19日ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで予定される。
 予想が拮抗する中、現時点のラスベガスのオッズメーカーの賭け率は2-1でドネア有利と出ている。これを聞いたモンティエルは「相手が向かって来ようとアウトボクシングを選択しようと、私は相手をチェイスしなければならない。同時に私はグッド・カウンターパンチャーだ」と対抗。「どんなスタイルの相手にも私は順応できる」と付け加えた。
 対するドネアは「彼がパンチャーであることは承知している。でも私の方が速い。パッキアオを見てもお分かりのように、もし相手よりスピードで勝れば、勝つチャンスは大きくなる」そして「モンティエルは経験豊富だ。でも私も才能に恵まれている。ベテランを打ち破るスキルがある」と自信をみなぎらせた。

2011年1月11日火曜日

井岡7戦目でオーレードン挑戦

 関西のホープ、井岡一翔(WBC・L・フライ級8位=井岡)のプロ7戦目での世界初挑戦が決まった。井岡は2月11日神戸ワールド記念ホールでWBC世界ミニマム級王者オーレードン・シッサマーチャイ(タイ)にアタックする。試合までちょうど1ヵ月となった11日、大阪市内のホテルで発表会見が行われた。
 井岡陣営によると、当初はL・フライ級での挑戦を計画していたもののWBC新王者バアスが来日をしぶり、結局1階級下での挑戦を目ざすことになったという。国内最短奪取のかかる一戦に井岡は「僕が歴史を塗り替えられるなら」と強い意欲を見せ、「オーレードンの挑戦者の中では僕が一番強い」とV6王者攻略に自信ありげ。「ミニマムに落としたことで4階級も狙える。3階級はこの前(亀田)興毅選手が達成しましたし」と将来的な野望を語った。
 会見ではテレビ局から「どういったチャンピオンになりたいか」と何とも気の早い質問も飛び出したが、チャンピオンは40戦無敗(39勝1分)の強豪。井岡が初体験のミニマム級でどれだけ動けるのかも焦点となる。それでも井岡は「リングに上がるときは自信しかないと思う」と調整の成功を確信している様子だった。当日はTBSが夜7時から放送を予定している。

2011年1月7日金曜日

元王者メイソン、バンに轢かれ即死

 元世界ヘビー級コンテンダーのゲリー・メイソンさんが6日朝、ロンドン市内を自転車で走行中、暴走するバンに跳ねられ即死した。48歳の若さだった。
 メイソンさんは、世界戦こそ経験しなかったものの、英国王者だった1991年には欧州王者レノックス・ルイスとお互いのベルトを懸け合い、これは後の世界王者に7回KO負け。これがメイソンさんの唯一の黒星だった。(通算37勝34KO1敗)

2011年1月5日水曜日

3月にもダブルで防衛戦 西岡&粟生始動

 帝拳の世界チャンピオン・コンビが揃って始動--WBC世界S・バンタム級王者・西岡利晃(35)と、WBC世界S・フェザー級王者・粟生隆寛(26)が4日午後、帝拳ジムで記者会見とジムワークを行った。この日が年明け初練習の西岡は、ロープ跳び、シャドーなど軽目ながら慎重に“ならし運転”。粟生の方は、田中繊大トレーナー相手のミット打ち、サンドバッグ打ちもメニューに盛り込み、んでいた。
 2人の次戦は、3月か4月にもダブルで防衛戦を行う計画がある。新王者の粟生は指名防衛戦で同級3位のウンベルト・グティエレス(メキシコ)との対戦を予定。西岡は、10月に最強挑戦者レンドール・ムンロー(英)を撃退したばかりで、次の6度目の防衛戦は選択試合になるが、挑戦者は未定。これに長谷川が加わって「トリプル世界戦」となる可能性もある。こちらはプロモーターの本田明彦帝拳ジム会長が渡米して指名挑戦者ジョニー・ゴンサレス側と交渉に入るため、現時点では未定。 
 今年の抱負を聞かれた粟生は、「チャンピオンとして年を越すこと。前回(フェザー級王者として)初防衛でこけたので、とりあえずこれをクリアしたい」と、V1にこだわりをみせた。一方西岡は、記者投票で昨年度の最優秀選手賞に選ばれて「素直にうれしかった」という。また書初めで「右」と書いている初夢を見たそうで、「右を磨けという意味かなと」。そして「1戦1戦常に挑戦という気持ちで頑張る。完璧を目指してボクシングを高めたい」と、なおも向上の意欲を持ち続けている。 
 写真は記者会見に臨む西岡と粟生。中央は浜田剛史・帝拳ジム代表。テレビ局の求めに応じて色紙に書いた2人の決意表明は、粟生が「チャンピオンで年を越す」、西岡は「挑戦」だった。

2011年1月4日火曜日

‘10年最優秀はマルティネス パッキアオは過去10年のMVP WBCが発表

 WBC(世界ボクシング評議会)は3日恒例の2010年度の各賞を発表し、年間最優秀選手にミドル級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)=写真=を選んだ。マルティネス(35)は4月にパブリックを攻略して世界ミドル級王座につき、11月の初防衛戦ではポール・ウィリアムズを2回見事なKOに沈めてリベンジを果たした。この一戦はWBCの年間最高KO賞も受賞している。同時に、マニー・パッキアオを別格扱いで「ファイター・オブ・ディケイド(過去10年間の最優秀選手)」に選出している。
 日本関係では、4月に東京で行われた長谷川穂積-フェルナンド・モンティエルのWBC-WBO世界バンタム級チャンピオン統一戦が「最も劇的な試合」として選ばれている。長谷川が敗れたこの一戦は、日本でも年末の記者投票で「年間最高試合」になったばかり。
 WBCが発表した各賞授賞選手は下記の通り――。
 ・過去10年間の最優秀選手 マニー・パッキアオ
 ・年間最優秀選手 セルヒオ・マルティネス
 ・年間最高試合 ジャン・パスカル-バーナード・ホプキンス戦
 ・年間最高KO セルヒオ・マルティネス-ポール・ウィリアムズ戦(2回KO)
 ・最も劇的なKO フェルナンド・モンティエル-長谷川穂積戦(4回TKO)
 ・最も模範的な世界王者 ビタリ・クリチコ
 ・新鋭賞 フリオ・セサール・チャベス・ジュニアと、サウル“カネロ”アルバレス
PHOTO/SUMIO YAMADA

パッキアオ来日していた!!

 世界のスーパースター、マニー・パッキアオ(比)が暮れにお忍びで来日していた!!
 6階級世界チャンピオンのパッキアオは17日に32回目の誕生日を迎え、マニラで盛大に誕生パーティを開いた後、27日にマニラからジンキー夫人と長男を伴い来日。リッチな日本人ファンの招待に応じてやってきたという。31日まで4日間滞在し、ディズニーランドを訪れるなど、たっぷり日本の休暇を楽しんだようだ。
 今回日本に滞在中は、プライベートで家族サービスに徹したため、ボクシングに関する動きは一切なかったという。日本の休日を楽しんだパッキアオ・ファミリーは31日に次の滞在先、オーストラリアに向けて飛び立った。

2011年1月3日月曜日

新人王にヘビー級新設 西日本限定で開始

 第1回大会が行われてから今年が65年目という長い歴史を誇る新人王トーナメントでも初めてとなるヘビー級新人王が誕生する――関西地区のジム・オーナーの集まりである西日本ボクシング協会(度紀嘉男会長)が今年から新人王トーナメントにヘビー級を新設することを決めたのだ。暮れの25日に記者会見を開き、発表したもの。
 日本では特に競技人口の少ない重量級ということもあり、中軽量級のように「最低1勝以上」の出場制限は設けない。関西には樋高リオ(仲里ATSUMI)ら3、4人のヘビー級がおり、新人王トーナメントにエントリーを希望しているという。すでに上部団体の日本プロボクシング協会(大橋秀行会長)にも了解を取り付けている。当面は西日本新人王トーナメント限定で全日本新人王決定戦にはないが、ミニマム級が最初関西限定だったように、ゆくゆくは他地区でもヘビー級がでてくれば全日本新人王も行われるようになるのでは……と西日本協会関係者たちは期待している。「最初から一気に揃えようとするからしんどくなる。最初は東京や九州も(新人王に出る)ヘビー級が1人でもいてくれたらいい」と語るのは度紀協会長だ。
 日本人ヘビー級を育てたいという思いは業界全体に共通してあり、JBC(日本ボクシングコミッション)は1年前からヘビー級を含めS・ミドル級以上を毎月発表の日本ランキングに設けているが、実際にはまだどの階級もランクされた選手がいない。「西日本ヘビー級新人王」が日本の重量級振興のさきがけとなれば……というのが本音のようである。
 西日本新人王予選は3月20日にスタートする予定。