2011年1月19日水曜日

マルティネス名誉王者、ズビック正規王者に WBCミドル級

 WBCは18日、同団体のミドル級暫定王者セバスチャン・ズビック(ドイツ)を正規チャンピオンに、これまで正規チャンピオンだったセルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)を名誉チャンピオンに格上げする決定を下した。
 以前からフロイド・メイウェザーがS・ウェルター級で君臨するWBC独自の名誉チャンピオン制度。現在ソーサ(L・フライ級)、ダルチニアン(S・フライ級)、ホプキンス(L・ヘビー級)が認定されている。マルティネス-ズビックによる同団体内の統一戦が組まれるのが本筋だろうが、マルティネスを傘下に置く米国のマスメディアHBOがこのカードを拒否した経緯がある。マルティネスは3月12日、米国コネチカット州でセルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)との防衛戦を予定。この一戦にはWBC“特製の”ダイヤモンドベルトが懸けられるという。
 ズビックの昇格で、ミドル級はシュトゥルム(WBAスーパー)、シルベスター(IBF)とドイツ国籍のチャンピオンが3人も誕生した。なお、噂ではズビック挑戦をもくろむフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(今月29日、地元クリアカンで試合予定)の陣営がWBCにズビックの昇格を働きかけた、ともいわれる。

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