2009年5月30日土曜日

亀田三男・和毅KOで国内2連勝

30日夜、東京・江戸川区民センターのリングには亀田兄弟の末弟・和毅が登場。2度目となる日本のリングで雲林龍広(勝又)に4回42秒TKO勝ちした。圧倒的なスピード差で和毅が雲林を打ちまくった。和毅の左ジャブ、フックを受け続ける雲林は2回にダウン。めげずに立ち上がり、タフさを発揮したものの、4回にストップされた。これで和毅(17歳)は7勝6KO無敗。
 セミのフェザー級8回戦は日本2位高山和徳(船橋ドラゴン)が関本純太(勝又)に3-0判定勝ちした。ロープへ押し込まれるなどサウスポーのファイター型・関本を持て余した高山だが、ボディーフックを主にクリーンヒット数で上回った。スコアは79-73、79-74、78-75でダウンシーンはなし。
 そのほかの試合結果は以下の通り(左が勝者)
51・5キロ6回戦 河合良太(船橋ドラゴン)判定 山田和弘(山神)
フライ級6回戦 遠藤一充(船橋ドラゴン)TKO5回 益山智行(新田)
53・0キロ4回戦 龍ケンシロウ(野口)TKO4回 長沢正樹(勝又)
バンタム級4回戦 中村雅敏(協栄)KO1回 若松竜太(勝又)
 また女子バンタム級4回戦では天空ツバサ(山木)がマギー・チェチェ(モンゴル)に3回TKO勝ちした。チェチェは元アマチュア世界選手権銅メダリストで、同国初の女子プロボクサー。この日がそのデビュー戦だった。

2009年5月29日金曜日

福原1年半ぶりの復帰は2回TKO勝ち

元日本S・バンタム級王者の福原力也(ワタナベ)が骨折から約1年6ヶ月ぶりの復帰戦。いきなり元日本1位の小林生人(角海老宝石)が相手という厳しい8回戦だったが2回TKO1で圧勝した。
テンションの高い両者、距離を保った偵察戦から打ち合いに突入するまでわずかだった。小林が右を打って出てミスブロー。距離がつまったところで福原の左フックがカウンターで炸裂すると小林が大きくロープへよろめく。福原は連打で小林を追い回して立ち直る隙を与えなかった。
 試合は、小林が決定打を許さずなんとかピンチをしのいで2回のゴングが鳴る。しかしここでも打ち合いを制したのは福原。クロス気味の右ストレートで小林を青コーナーへとよろめかすと今度は逃がさなかった。高速回転の連打を雨あられと繰り出し、小林をコーナーに釘づけ。ダメージングブローはほとんどなかったが、小林は、福原の打ち疲れを待つにしても、ガード一辺倒に押し込まれる時間が長すぎた。クリンチも廻り込むこともできずに福原の連打を許すだけ。小林が反撃態勢を取れないと判断したレフェリーが、手の止まらない福原を制して試合終了を宣した。タイムは1分11秒。
「また折れるんじゃないかと最悪も想定していましたか、落ち着いて戦うことがテーマでした。ゴング前、相手が興奮しているのが分かったからより落ち着いたほうが勝つと思った」と久々の実戦にもかかわらずさすがに王者経験者。同時に「今日はタイトルマッチのような気持ちだった。名前のある小林君がやってくれて彼に感謝している。やっぱり本気にならないと意味がないし、お客さんも沸かない。殴り合っている時、笑っているお客さんは一人もいなかったと思います。30歳になりましたが、西岡選手や内藤選手の活躍が刺激になります。また頑張ります」と強い気持ちもほのめかした福原は21勝17KO3敗。
  セミは、生田真敬(ワタナベ)がワンパデット・シットジェークン(タイ)を2回に3度倒してKO勝ち。山口憲一(ワタナベ=バンタム級12位)はサウスポー岩崎健二(全日本パブリック)に最終8回TKO勝ち。山口は岩崎と熱闘を演じつつも、守りを意識しながら前進し、タイミングをはかって右ストレートを上下に、またはアウトサイドからの左フックを打ち込む戦法を徹底。手数は少なかったが7回には接戦から完全に抜け出し、8回レフェリーストップを呼び込んだ。 もう一つの8回戦は、佐藤祐太(ワタナベ)が古家充(F・I)に3-0判定勝ち。
 6回戦は橋本浩次(国際)が河端智之(ワタナベ)に1回TKO勝ち。4回戦は、高津俊介(全日本パブリック)が中田智(ワタナベ)に3回KO勝ち。武田雄太(ワタナベ)は佐竹憂樹(国際)に3回KO勝ち。 

2009年5月27日水曜日

内藤5戦連続20%越え


 熊朝忠を何とか撃退して5度目の防衛に成功したWBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(宮田)が一夜明け会見を行なった。「ホッとしているの一言ですね」という王者の両マブタは絆創膏が貼られ、「口の中も切ってご飯が食べられない」(内藤)という状態だったが、熊戦を振り返って「苦しい試合だった。熊選手はやりにくかったですね。 ナンというのかなぁ、合せてしまうところがあるね。相手有利でもいい試合できるけど、内藤有利でもいい試合になってしまう(苦笑)。今回は僕が空回りした部分があった。倒さなきゃ、行かなきゃ、と思い過ぎた。そう思うことは悪いことではないんだけれど、アウトボクシングを混ぜたり、その場で考えてやらなきゃいけないですね。ビデオ見て反省して、修正していきたい。でも結果がすべてだと思っています」。そして「今後? まったく考えていません。考えたくありません、以上」と言いつつも、WBCから暫定王者ポンサクレックとの指名戦指令が出ている件について「ムチャクチャだよね。3ヶ月はキツいな。ケガあるからせめて120日ぐらいは…」と、考えたくなくても頭からは離れなさそう。「試合後必ず1ヶ月は休もうと思うが、いつも休めないんだよね。2週間ぐらいで、ああ練習しなきゃと…気が小さいから…。でもまず迷惑かけた家族との時間をとって、北海道や東京で応援してくれた人たちへの挨拶回りはします」と王者。 
TBSによれば、今回の平均視聴率は20・4%で亀田大毅との初防衛戦から5戦連続で20%越えを達成。「町で声を掛けられます。みんな見ていてくれるということが僕の励みです」(内藤)。

方波見、ベテラン五百久を倒す ホールの試合結果


 世界フライ級戦と同じ26日夜、後楽園ホールのメインのS・ライト級8回戦に登場したサウスポー、方波見吉隆(伴流)はベテラン五百久寛行(厚木平野)に4回終了TKO勝ちした。
 初回に右でダウンを奪った方波見は、以降も変則戦法でペース維持。4回に五百久の左目下を切り裂くと、インターバルでこの傷を続行不能と判断した五百久側セコンドが棄権を申し出た。方波見の戦績は15勝11KO4敗。現在日本S・ライト級5位にランクされるが「ベストはライト級リミットより少し下。三垣(龍次=日本ライト級王者)さんが受けてくれればいいんですけど」と希望していた。
 セミに出場した日本フェザー級11位の澤永真佐樹(赤城)は吉田尚司(フラッシュ赤羽)に3回TKO勝ち。また日本ウェルター級11位十二村喜久(赤城)-和田直樹(花形)戦は、偶然のバッティングにより初回負傷引き分けに終わった。
 そのほかの結果は以下の通り(左が勝者)
L・フライ級6回戦 三品友宏(戸高秀樹)判定 中村一弘(伴流)
S・ライト級6回戦 森眞(赤城)TKO5回 鈴木裕輔(新日本木村)
フェザー級6回戦 長濱慎吾(セレス)判定 後藤俊光(金子)
S・フェザー級4回戦 伊藤雅之(伴流)判定 藤井克成(ヨネクラ)
S・ライト級4回戦 延賀純(ヨネクラ) TKO1回 布川真太郎(京浜川崎)
ウェルター級4回戦 菊地優(宇都宮金田)TKO2回 永吉祐哉(ヨネクラ)

久高、デンガオセンに大善戦の1-2負け

 タイのウッタラディットで26日行われたWBA世界フライ級タイトルマッチで、王者デンガオセーン・カオウィチット(タイ)に挑んだ同級12位久高寛之(仲里ATSUMI)は、善戦したものの、惜しくも1-2判定で敗れた。
 昨年12月広島で坂田健史を2回KOして王座についたデンガオセンの初防衛戦だったが、意外な拙戦に終わった。ダウンシーンはなし。スコアは2ジャッジが115-112、116-112でチャンピオンの勝ちとしたが、残る1人は115-114で久高の勝ちとしていた。久高(24)は昨年坂田に挑んで判定負けしたのに続く、2度目の世界挑戦だった。

内藤薄氷の防衛 WBC世界フライ級戦


 26日夜日東京・ディファ有明で行われたWBC世界フライ級タイトルマッチは、王者内藤大助(宮田)が6回に挑戦者10位熊朝忠(中国)の右強打を浴びてダウンを喫するなど予想外の大苦戦。それでも要所要所で右ストレート、左ジャブを決めてポイントを稼ぎ、辛くも3-0の判定勝ち。日本のフライ級世界王者の最多タイ記録となる5度目のタイトル防衛に成功した。

 中国上海で行われるはずが直前に開催不能と分かり、急きょ東京に移しての異例のワンマッチ興行は、テレビの番組枠に穴を 開けないための苦肉の策。「迷惑をかけたファンのためにも、最高のパフォーマンスをする」と好試合を約束していた内藤だったが、内容的には小柄ながら大きなパンチを振り回す挑戦者をもて余した感があり、期待外れに終わった。試合後勝者も「自分の試合のためだけにこれだけ集まってくれたのに、しょっぱい試合をして申し訳ない」と不出来をファンに詫びた。

 スコアはノパラット(タイ)113-111、福地勇治(日本)114-110、金在奉(韓国)114-111のユナニマスだったが、WBCの偶然のバッティング・ルールにより熊は2度、内藤も1度減点され、思わぬクロス・ゲームとなった。

2009年5月26日火曜日

元王者・川端が引退


 元日本S・フライ級チャンピオンの川端賢樹(姫路木下)が引退することになった。24日同ジムがホームページで発表したもの。
 川端は4月に37歳の「ボクサー定年」を迎えた後もリング活動を続けていくつもりだったが、続行に伴いMRI検査を受けたところ脳動脈瘤の疑いがあるとの診断を受け、現役を断念せざるを得なくなった。ちなみに、これはボクシングの頭部打撃による影響ではないという。
 川端は1992年に初回KO勝ちでプロデビュー。2003年9月、プロスパー松浦に2回KO勝ちし日本S・フライ級王座を獲得。王者としては短命(1度防衛)だったものの、2階級制覇を目ざしサーシャ、三谷、大場らの持つバンタム級王座に挑んだ。00年2月にはタイでメッガン・トヨタタイランドのWBC世界フライ級タイトルにも挑戦し、健闘した。昨年11月の大場戦がラストファイト。生涯戦績は38戦27勝17KO9敗2分。

近畿大学リーグ戦、31日に再開

 新型インフルエンザに伴う各大学の休校措置に対応し24日の開催を休止した近畿学生リーグ戦は31日に再開されることになった。変更後の日程は以下のとおり(1部リーグのみ)。
第3週(5月31日)
 龍谷大-桃山学院大
 近畿大-大阪商業大
 関西大-同志社大
第4週(6月7日)
 近畿大-桃山学院大
 関西大-龍谷大
第5週(6月14日)
 同志社大-龍谷大
 関西大-大阪商業大
第6週(6月21日)
 ――
第7週(6月28日)
 同志社大-桃山学院大
 大阪商業大-龍谷大
 関西大-近畿大
入替戦(7月12日)
 1部最下位-2部1位

2009年5月25日月曜日

東日本新人王予選、25日の結果

東日本新人王戦予選4回戦結果(25日、後楽園ホール)
※左が勝者(または勝者扱い)
S・フライ級 内藤憲二郎(斎田)判定 椎名崇夫(本多)
S・バンタム級 鳥本大志(角海老宝石)引き分け 石田將大(本多)
S・バンタム級 留田浩二(ワタナベ)不戦 大石秀人(セレス)
S・バンタム級 宇津見義広(ヨネクラ)負傷引き分け2回 夏虎もとき(協栄)
S・バンタム級 杉原孝二(セレス)判定 関亮二(角海老宝石)
S・バンタム級 長井一(ワタナベ)判定 山方俊和(渡嘉敷)
フェザー級 ディエゴ瀬良垣(角海老宝石)TKO2回 小野田昌史(ワタナベ)
フェザー級 沼田純一(石神井スポーツ)引き分け 三輪俊輔(渡嘉敷)
S・フェザー級 打馬王那(ワタナベ)判定 一場仁志(角海老宝石)
S・フェザー級 大沼弘宣(協栄)不戦 横山雄一(帝拳)
S・フェザー級 高畑里望(ドリーム)判定 大迫龍太郎(ワタナベ)
S・フェザー級 関根真世(東拳)KO2回 菊地陽平(五代)

内藤-熊戦調印完了、計量パス


 急きょ決定したWBC世界フライ級タイトルマッチ東京開催を明日に控えた25日、都内で調印式と計量が行われた。 直前になっての開催地変更は王者、挑戦者とも負担が大きそうだが、内藤は「話を聞いたときはびっくりしました……仕方ないですね。上海に行くつもりだったファンやテレビ局など関係者に迷惑をかけた。すまなかったと思います。自分のことよりまずそっちが気がかりだった。とにかく僕のできることは気持ちを切り替えて、いい試合をして勝つこと。ええ、くさったり折れたりはしていません。試合は流れなかったわけなので、試合に対する灯は消えていません。逆に迷惑かけた分、いい試合しなくては、と」と語った。 
急きょアウェーでの試合となった挑戦者も「場所は違っても試合は試合。全力尽くしていい試合にしてみせる。世界チャンピオンは子供の頃からの夢、内藤選手を倒して母国ないいニュースを持ち帰りたい」とこちらも臨戦態勢だった。
 午後3時から行われた計量は両者ともリミットの50・8㌔でパスしたが、目を引いたのは熊の体。ムキムキの筋肉をさらに誇示するようにボディービルダーのようなポーズをとると、内藤は熊のマッチョマンぶりにビックリ。対抗心を燃やしてパンプアップの腕立てをすると、熊は片手で腕立てを披露してみせ、内藤の苦笑を誘っていた。
 ディファ有明で行われるこの試合は、明日午後4時から会場で当日券700枚が売り出される。券種は3万円、2万円、1万円、5千円。 開場は午後5時。両選手入場は午後7時半となっている。

マルケス弟KO勝ち。次は西岡?


 西岡-ゴンサレス戦が行われた23日メキシコ・モンテレイのリングにバンタム、スーパーバンタム級2階級制覇王者ラファエル・マルケス(メキシコ)が登場。ホセ“ペゴニョ”メンドサ(コロンビア)との10回戦で3回2分20秒KO勝ちを収めた。 これがイスラエル・バスケス第3戦から14ヵ月ぶりのリングとなるマルケスは初回、慎重な立ち上がり。しかし2回に入ると、左ジャブがメンドサ(21勝17KO3敗2分)の顔面に頻繁にヒットする。3回、右で37歳のコロンビア人をグラつかせたマルケスはすかさず右を痛打して倒し、10カウントを聞かせた。 これでマルケスは39勝35KO5敗。宿敵バスケスとの4戦目の話も消滅していないが、WBCスーパーバンタム級1位と、西岡の指名挑戦者に君臨する。試合後マルケスは「まだまだ私はやれると再認識した。あとは(挑戦の)チャンスをどうつかむかだ」とコメント。帝拳ジム本田明彦プロモーターも「アメリカでやれたらいい」と前向きな発言をしており、興味津々。敵地で劇的な逆転KO勝利で知名度を高めた西岡に、最強のライバルとして立ちはだかる。

2009年5月24日日曜日

内藤-熊戦26日ディファ有明で挙行

 上海での試合がキャンセルとなったWBC世界フライ級タイトルマッチ、チャンピオン内藤大助と熊朝忠戦に関して主催のMGプロモーション(宮田ジム)が24日、都内で事情説明の会見を開いた。 同プロによれば、興行を委託していた現地イベンターが国家体育総局のから最終的な認可を受け取っておらないことが判明。21日に現地入りした同プロが自ら北京に飛んで許可を受けたものの、時間切れと判断して中止を決めたという。会見で宮田会長と石井マネジャーは「監督不行き届きで各方面に迷惑をかけました」と陳謝した。 この試合はテレビ放映枠も確定していたことから、予定通り26日夜、場所をディファ有明に移して開催することも発表された。行われる試合は内藤-熊戦1試合のみで、「興行は最低32ラウンドと決まっているが、状況を判断して許可した。WBCの承認も取ったし、熊選手のビザも取得している。これは各方面の尽力によるもの。ということは多大な迷惑をかけたということで、26日の試合をしっかり果たす責務があると考えている」とは安河内JBC事務局長。いずれにしろ前代未聞の世界タイトルマッチとなったのは間違いない。チケットの発売は当日のみで、金額などはまだ確定していない。 
挑戦者の熊も24日に来日しており、都内の病院でメディカルチェックを受けている。
数値は次の通り
身長 150.5センチ
頚周 36.5センチ
胸囲 86.0センチ
リーチ 160センチ
視力 左右ともに0.9
ナックル 28.0/27.5センチ 右/左
血圧 126/65
脈拍 58
体温 37.1

西岡痛快、海外防衛! 3回でゴンサレスを沈める


 西岡の海外防衛なる――メキシコ・モンテレイで23日(現地時間)行われたWBC世界S・バンタム級タイトルマッチは、王者西岡利晃(帝拳)が1位ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に3回1分20秒TKO勝ちし2度目の防衛に成功した。 Photo/Sumio Yamada
 試合は初回にゴンサレスの右ストレートで西岡がダウンする波乱の幕開けとなった。だが西岡は2回に右ジャブで立てなおすと、迎えた3回、踏み込んで放った左ストレートで挑戦者をダウン。吹っ飛ぶように倒れたゴンサレスのダメージは甚大で、ベイレス主審がカウント中に試合をストップした。見事な逆転TKO勝ちで、日本人王者では渡辺二郎、在日北朝鮮籍の徳山昌守につぐ海外防衛に成功した。
 試合後のインタビューで「メキシコで強いメキシカンに日本人が勝ってどう思うか」と聞かれた西岡は「光栄に思う」とリング史に名を刻んだ喜びを語った。また、この日のセミで再起した元王者ラファエル・マルケス(メキシコ)との対戦を振られると「俺はチャンピオンなので誰とでも戦う」と堂々と答えた。

2009年5月23日土曜日

内藤、中国・上海の防衛戦中止

 26日、中国・上海で予定されていたWBC世界フライ級タイトルマッチが中止されることになった。主催のMGプロモーションの発表では諸般の事情とされるだけで詳細は不明だが、明日都内で説明会見を開くという。会見にはMGプロ側に加えて挑戦者も出席し、日本開催に向けての説明もあるという。
 初の海外防衛を目指していた王者は明日現地出発の予定だった。すでにMGプロ関係者、試合を管理するJBCが現地に出向いて開催準備をしていた最中、突然の中止発表だった。

西岡、ゴンサレスとも55.3キロ――明日モンテレイでWBC・S・バンタム級戦

 明日23日(現地時間)メキシコのモンテレイで挙行されるWBC世界S・バンタム級タイトルマッチの計量が22日行われ、チャンピオン西岡利晃(帝拳=32歳)、挑戦者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ=27歳)ともリミットの55.3キロで無事パスした。
 計量後スポーツドリンクを飲み干した西岡は血色もよく、コンディションのよさをうかがわせた。
「いつも計量のあとに飲む、嫁さん(美帆夫人)特製の鳥のスープもレシピがあるので飲めるし、たいがいハンバーグを食べるんですけど、ジムのスタッフが、このモンテレイで(自分好みのものを)見つけて調達してくれるということで、すごく感謝しています。最高のサポートを受けているので、不安も心配もありません」
 本田明彦・帝拳ジム会長らと足早に会場を後にした西岡は、静かに決戦の時を待つ。
 一方のゴンサレスは複数の現地テレビ局の取材に応じたり、愛児を抱いてカメラに収まるなど終始余裕の表情。「150ラウンドのスパーでみっちり鍛えた。KOでベルトをメキシコにもたらす」と必勝を期す。
 セミではイスラエル・バスケス第3戦以来のリングとなる元WBC世界S・バンタム級王者ラファエル・マルケス(メキシコ)がホセ“ペゴニョ”メンドサ(コロンビア)とフェザー級10回戦を行う。(三浦勝夫)

駒大、日大も破る――関東大学リーグ戦第2週


 駒大2週連続のアップセット――第62回関東大学リーグ戦は23日、後楽園ホールで1部リーグの2試合が行われた。開幕週で昨年優勝校・東京農業大学を破る金星を挙げた駒澤大学が今度は日本大学に5-4で勝利。昨季未勝利に終わった最下位校がアッと言わせる殊勲続きで2勝目をゲットした。4-4で迎えた最終ミドル級で駒大・谷崎和人が日大・八鍬圭祐にポイント勝ちし、チームの勝利を決めたもの=写真。ただでさえ今季は元部員の不祥事が発覚した東洋大が出場できないため残りの5校による対抗戦となっているが、駒大の躍進ぶりもあってさらに混戦の様相を呈している。
 この日行われたもう一試合は、立てなおしを図る東農大が拓殖大学を6-3で下し今季初勝利を挙げた。第3週は6月13日に行われる。

年内に重量級合同プロテスト!?

 ヘビー級復活に向け動きだした日本ボクシング界だが、このほど東日本ボクシング協会が全国各地のジムを対象にアンケート調査したところ、今年度中にプロテスト受験を予定する75キロ以上の重量級ボクサーが「1~5人いる」と答えたジムが20に上った(回答数112)。これを受け、同協会は重量級ボクサーの合同プロテストをJBC(日本ボクシングコミッション)に提案。今後の話し合いを経て、年内の開催を目指すという。

ミニマム級は空位 5月度日本ランキング発表

22日、最新5月度日本ランキングが発表された。王者金光佑治の引退で空位になったミニマム級以外、王座に変動はなし。今月ランク入りしたのは、バンタム級冨山浩之介(ワタナベ)、ミドル級佐藤幸治(帝拳)、ライト級加治木了太(大鵬)、Sライト級迫田大治(横田スポーツ) の4人。冨山と佐藤は世界ランクを外れたため。また金光のほか、石井一太郎と木村登勇(ともに横浜光)の元王者が引退扱いでランクから外れた。バンタム級の山口賢一(大阪帝拳)の引退届も提出され、名前が消えた。

2009年5月22日金曜日

東日本新人王予選結果

東日本新人王戦予選4回戦結果(22日、後楽園ホール)※左が勝者
ミニマム級 保科芳和(横田スポーツ)判定 大平剛(花形)
ミニマム級 鈴木翔(角海老宝石)判定 安藤孝昭(古口)
S・フライ級 久保幸平(セレス)判定 伯耆良之(ワタナベ)
S・フライ級 野崎雅光(八王子中屋)TKO2回 冨田正俊(川島)
S・フライ級 石川貴章(角海老宝石) KO1回 林隼人(稲毛)
S・フライ級 塩田将彦(ワタナベ)不戦 ガンバレ将太(戸高秀樹)
S・フライ級 渡邉秀行(ワールド日立)TKO4回 二宮亮(セレス)
S・フライ級 濱田修士(小熊)判定 清水正規(ドリーム)
S・フライ級 星野晃規(MT)不戦 谷川雄大(ワタナベ)
S・フェザー級 鈴木義行(マナベ)判定 小林弘法(国際)
S・フェザー級 町田智幸(京浜)TKO1回 高橋正光(ワタナベ)
S・フェザー級 池ノ内亘(FI)判定 本庄輝(新日本木村)

西岡-ゴンサレス戦記者会見――モンテレイ

 西岡、敵地防衛戦に自信――。23日(現地時間)メキシコ・モンテレイで、元WBO世界バンタム級王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)との防衛戦に臨むWBC世界S・バンタム級王者・西岡利晃(帝拳)が必勝を宣言した。
 21日行われた記者会見で、大勢の現地プレスを前にした西岡は「100%勝つことを確信している。まったく問題ないし、何も心配していない。自分を信じています」とキッパリ。ゴンサレスが「7回でKOする」と挑発したが、「それは非常にむずかしい」といなした。
 この一戦は長い日本とメキシコのリング交流史で、初めてメキシコ側が入札で勝利。45万2千ドルで興行権を獲得したゴンサレス擁するプエブラ・プロモーションが興行を仕切る。報道で31万5千ドルのファイトマネーを得る西岡だが、ハイリスクの戦いが予想される。それでも「メキシコからパートナーを呼んでもらってスパーなど調整は万全」というチャンピオンは「今まで戦ってきた選手の中に強い選手はたくさんいるし、特に彼(ゴンサレス)が最強だとは思っていません」と発言。40勝34KO(6敗)、ジェリー・ペニャロサにKO負け後、6連勝5KOと好調なメキシカン恐れるに足らず、と強調している。
 なお、計量は現地時間のあす22日、会場となるアリーナ・モンテレイで行われる。(三浦勝夫)

名護、サクラメントで敗れる

 アメリカ、ロサンゼルスを拠点に再浮上のチャンスをうかがう元スーパー・フライ級世界ランカー、名護明彦(全日本パブリック)が21日(現地時間)カリフォルニア州サクラメントに登場。しかし名護は6回戦で、フアン・ホセ・ベルトラン(メキシコ)に3-0判定負けを喫した。
 名護はボディーアタックを敢行するベルトランに攻勢を許し、スコアは58-55に59-55が2者だった。
 ベルトランは19勝11KO12敗3分。名護は29勝15KO7敗1分。

2009年5月20日水曜日

久高がタイ出発 26日デンガオセーン挑戦


 タイでWBA世界フライ級王者デンガオセーンに挑む久高寛之(仲里・ATSUMI)が20日、決戦の地へと飛び立った。 試合6日前の出発となるが、現地の酷暑に慣れながら最後の調整を行う予定。試合は26日、タイ北部ウッタラデットのスポーツセンターで挙行される。屋内での興行は久高にとり追い風となる!?

波乱の近畿リーグ――同大連勝、新型インフルで次週休止!

 第63回近畿学生リーグ戦は17日、関西大学で2週目が行われた。
 1部リーグは同志社大が昨年2位の近畿大を6-3で破り2連勝。同大は1週目も前回関大と優勝争いを繰り広げた大阪商業大に8-1で圧勝しており、今季の台風の目をなっている。近大は1勝1敗。また、この日行われたもう一試合は桃山学院大が大商大5-4で競り勝ち、1勝1敗とした。大商大は連敗。
 波乱含みの今季リーグ戦だが、リング外でも大きなアクシデントに見舞われている。現在近畿圏で猛威をふるう新型インフルエンザの影響で次週24日のリーグ戦が休止となったのだ。以降の日程については24日に協議されるが、第2週も2部の神戸学院大が新型インフルに対する措置で出場できず、試合を延期していた。

3年目を迎えた京都のジュニア大会

 17日、南京都高校(京都府精華町)の第2体育館ボクシング場で第6回京都府ジュニアボクシング・オープン競技が開催された。
 これは京都府アマチュアボクシング連盟の主催によるもので、毎年5月と10月に開催されている。参加対象は競技経験1年以上の小、中学生で高校進学後もボクシング活動を希望する選手。今大会も広島や静岡から計34人のちびっ子ボクサーが参加し、めいめいが日ごろの練習の成果をリングで披露した。
 中学生は2分3ラウンド、小学生は1分2、または3ラウンド(10、12オンス)で行われ、競技ルールは日本アマチュアボクシング連盟の規則が適用される。全競技終了後には三賞受賞者の表彰も行われた。

湯場、ミドル5位・中堀を初回KO

 19日の後楽園ホール、ダブルメインの最後に3階級制覇湯場忠志(都城レオS)が登場。日本ミドル級5位中堀智永(本多)を初回KOに下している。 階級は湯場より上の中堀だったが歯が立たなかった。スタートから腰が引け気味で湯場に左の狙い撃ちを許す。キャリアの豊富な湯場は相手の状態を見逃さず、「様子を見るつもりだったが、思ったほど相手が出てこないので手を出してもいいかな、と。カウンターのある選手じゃなかったし」。ディフェンスに気を配りながらも左ストレートで中堀をロープに追い込み、左、右とボディーショット。これがものの見事に決まって中堀ダウン。そのままテンカウントが数え上げられた。「スーパーウェルターに上げて減量が楽。調子がいい」という湯場の目標、史上初の4階級制覇。S・ウェルターを飛び越してミドルも視野に入っている。「でかい相手の方がマトもでかくてやりやすい。ミドルは未知のウェイトだが、パッキアオのようにチャレンジしたい。記録をつくって辞めたい」と湯場。

芹江、瀬藤に2-1判定勝ち

 湯場―中堀戦とダブルメインとして行われた瀬藤幹人(日本Sバンタム級1位=協栄)対芹江匡晋(同級2位=伴流)戦は、芹江が8回2―1判定勝ちし、王者木村章司挑戦に前進した。試合は両者の体がぶつかるシーンが多く、揉み合いの中でパンチを繰り出す展開。採点しづらい内容で、1位と2位との「タイトル挑戦権をかけた戦い」は期待されたほど好ファイトとはならなかったものの、77―76、77―76、76―77のスプリットで芹江(14勝6KO3敗)が支持された。
 フェザー級8回戦では日本8位のボクサーパンチャー、天笠尚(HS山上)が永田浩司(ウォズ)を7回KO。 天笠は永田の頑張りにやや手を焼いたが、7回に力みのない左ショートアッパーで倒した。戦績は13勝11KO3敗2分。 またこの日は昨年度新人王3人が出場。すべて6回戦で、Sフライ級藤原陽介(ドリーム)が茂木孝太(小熊)に4回TKO勝ち、ウェルター級高山樹延(角海老宝石)が豊田裕輔(楠三好)に1回TKO勝ち、Sライト級尹文鉉(ドリーム)が大崎展幸(F・I) に判定勝ちした。

内藤メディカルチェック-WBCフライ級戦in上海


いよいよ本番ムードが高まる。中国・上海での防衛戦が迫ったWBCフライ級王者・内藤大助(宮田)が19日、都内の病院で予備検診に臨んだ。
「やるべき練習が順調にやれた。スポーツ選手に一番怖いのはケガだがそれもない。とにかくよく走り、いい練習ができました」と内藤。2時間にわたるインターバルなしのロング・マスもこなしてきた。「自分では世界チャンピオンが板に付いてきたという思いはないが、世界チャンピオンを意識してはいる。チャンピオンにふさわしいことをしなくてはいけないと。練習はもちろん、ファン、お客さんを大事に、楽しんでもらおうと思っています」とも。そのためにもまずはベストの仕上がりに持ってきたようだ。
 順調という言葉を裏付けるように、肌つや良好、なによりリラックスしていた。減量も最後のひと踏ん張りを迎えるが、「今回は野木トレーナーからカロリー計算をしての減量方法を教えてもらった。これが思った以上に食べられる。それでいながら減量も順調。最後の最後は厳しいけれど」とこれまでになくニコやかな表情。そして「発表会見で行った上海の人たちはいい人たちだった。敵地だけど、向こうに行っても友好的な感じでやりたい。常にピリピリしているのはイヤなんです。でも試合は当然絶対負けないという気持ちになる。直前、気持ちを一気に高めます」(内藤)とメンタルコントロールも心得ている。
 
検診結果は次の通り
身長  163.0センチ
頚周  37.0センチ
胸囲  85.0センチ
胸厚  20.5センチ
視力  0.8(右)1.0
リーチ 174.5センチ
ナックル27.5(右)27.0/センチ
血圧  104/65
脈拍   45
体温   36.3

2009年5月16日土曜日

サーシャが7月防衛戦 元世界王者ツニャカオと



東洋太平洋バンタム級王者サーシャ・バクティン(沖縄ワールドリング)が7月5日、沖縄県北谷町の北谷ドームで初防衛戦に臨む。相手は元同級王者で現1位、元WBC世界フライ級王者でもあるマルコム・ツニャカオ(比国)に決まった。15日同ジムの中真茂会長が明らかにしたもの。
 サーシャ(27)は昨年12月広島で金成国(韓国)をワンサイドでアウトボックスして10回負傷判定かちで空位の王座獲得。その後協栄ジムから沖縄ワールドリングジムに移籍し、今年3月から家族で沖縄に移住しており、これが移籍第一戦となる。
サーシャは世界ランクもWBC2位、WBA3位とタイトルに接近しており、元世界王者でもあるツニャカオ(30)との対戦は、今後世界での活躍を占う一戦となろう。
 サーシャは22勝9KO不敗。ツニャカオは一昨年ロリー松下に判定負けし王座を追われたが、昨年2勝している。23勝15KO2敗。

ブストス血まみれTKO負け




16日、メキシコ・ティファナで元WBC世界ミニマム級王者イサック“トルタス”ブストス(メキシコ)がデビッド・ガスパル(米)と10回戦を行った。
 昨年12月、日本で亀田大毅に3回で倒されているブストス。この日も自分より13歳若いホープ、ガスペル(21歳)の引き立て役に甘んじてしまう。そして大毅戦と同じく、この一戦もS・フライ級の契約試合。身長、リーチで大きく有利なガスパルがジャブを突いてブストスのインファイトをシャットアウト。5回、元王者が猛然と反撃に出て沸かせたが、右目をカットし、激しい出血。6回、2度目のドクターチェックで続行が許されたが、守勢に回ったところで主審がストップをかけた。TKOタイムは2分35秒。
 ガスペルは10勝7KO1敗1分。ブストスは25勝13KO10敗3分。「高山(勝成)に雪辱したい。また日本に呼んでくれないか」と切望するが、スピード、スキルともトップレベルとの開きは大きすぎる。
 なお、この日のプロモーターはエリク・モラレスの実弟で、元世界王者のディエゴ・モラレス氏。

細野バズーカ一撃V2 東洋フェザー級戦

16日後楽園ホールで行われた東洋太平洋フェザー級タイトルマッチは、チャンピオン細野悟(大橋)が12位フェルナンド・オティク(比)を3回59秒KOに下して2度目の防衛に成功した。
 試合は初回から激しい打ち合い。バズーカの異名を持つ王者に対し挑戦者も10勝8KO(5敗)のパワーで対抗する。2回細野は右アッパーでオティクに鼻血を噴出させ、左ボディーもヒット。そして迎えた3回、細野は右フックで注意を上に向けさせた後、左ボディー一閃。ワンテンポおいてオティクはたまらず座り込み、そのまま10カウントを聞かされている。 セミ10回戦は、日本フライ級4位翁長吾央(大橋)が、日本ランカーに2連勝中のリチャード・ガルシア(比)と対戦した。序盤タイミングを制して先手で左ストレートを決めた翁長だったが中盤、劣勢を意識したガルシアが手数とプレスを強める。試合は次第に乱戦となり、翁長が押し込まれる展開に。結局フルラウンドを終えて97-95、95-97、96-96と三者三様のドローに終わった。
 日本ランク復帰の奈須勇樹(角海老宝石)は巧みなインファイトで柳直大に3回TKO勝ち。同じく8回戦登場の岩佐亮佑(セレス)はウォーウラウット・ムアンシマ(タイ)を2回KOに下して4連勝(3KO)をマークしている。

2009年5月15日金曜日

長谷川&粟生キャンプ中



7月14日に神戸と東京でそれぞれ防衛戦を行う長谷川穂積(WBCバンタム級=真正)&粟生隆寛(WBCフェザー級=帝拳)の王者コンビは、5月17日まで千葉県の成田でキャンプ中。4日目の15日夕もゴルフコース周回に加え、ロングダッシュ、坂道ダッシュとたっぷり走りこんだ。
 試合の発表会見後すぐの今キャンプでは下半身強化とともに気持ちを「防衛戦モード」に切り替え、本番までのジムワークに弾みをつけるのが狙い。長谷川は4位ネストール・ロチャ(米)を迎えて9度目の防衛戦、粟生は1位エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)相手に指名戦に臨む。
 また同日、長谷川と同じ神戸のリングでWBA世界ミニマム級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に挑む、元王者・高山勝成(真正)も現在、奄美大島でキャンプ中だ。

2009年5月13日水曜日

亀田大、ブンブン下す


13日、後楽園ホールで亀田大毅(WBA世界S・フライ級11位=亀田)が同ミニマム級13位のブンブン東栄(一力)と対戦。3-0の判定勝ちを収めた。本来なら亀田はこの日、小松則幸さん(享年29歳)と対戦する予定だったが4月に不慮の事故で小松さんが亡くなり、急きょ相手がブンブンに変更されたもの。ブンブンは本名ガブリエル・プマール、比国セブ島出身の輸入サウスポー。
 試合は亀田が前に出てブンブンを追う展開。しかしロープに詰めても単発気味で、相手サウスポーの抵抗にも遭い、結局ダウンシーンはつくれぬまま。スコアは98-94が2者に99-94だった。試合後インタビューでは、サウスポー対策の準備不足を明かしつつも「まだまだサウスポー苦手やな」と話していた。亀田の戦績は14勝10KO1敗。一方のブンブンは11勝6KO3敗1分。