WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)が8日、大阪市のジムでスパーリングを公開した。フィリピンから招き寄せたパートナーと5回。先手を取られては打ち込まれ、ゴング3週間前の疲れを感じさせたが「カサレスは好戦的選手で打ち合いが好き。打ち負けないようにしたい」と名城は意気盛ん。
枝川孝会長は「先週やった12回のスパーでは肩の力が抜けて今までで一番よかった」と仕上がりに絶対の自信を示した。この日は名城の単独世界戦としては初めて、2度目防衛戦を全国ネットで中継するテレビ東京の大橋未歩アナウンサーが取材。枝川孝会長が大橋アナに世界戦のセコンドに就くよう要請して盛り上がった。すでにセコンドライセンスの取得方法をJBCに確認済み。「会社に聞いてみないと…」。ちゅうちょする大橋アナだったが「藤原トレーナーに怒られないよう勉強します」とも意欲を見せ、笑いを誘った。12回スパーは11日にも計画され、WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)らがパートナーを務める予定だ。
2009年9月9日水曜日
2009年9月8日火曜日
アスロウムが引退を発表
フランスからのニュースでWBA世界L・フライ級休暇王者ブライム・アスロウム(仏)が現役引退を発表したことが伝えられた。
アスロウムは6日日曜日(現地時間)フランス国営放送「フランス2」の番組に出演。彼をサポートしていたテレビ局「カナル+」との関係が終了したことで、引退せざるを得なくなったと悲痛の胸中を明かした。シドニー五輪金メダリストからプロ入りしたアスロウムは、プロすべての試合が同局によって放送されていた。
彼が再契約を結べない背景にはフランス・ボクシングの低迷、そして同国の深刻な経済不況がある。「やる気はあるんだけど、止めざるを得ない。もうフランスでボクシングのビッグエベントは望めないから」とアスロウム。休暇王者扱いとなったのは、負傷や病気のせいでなく、そんな事情が隠されていたのだ。それにしても非情な待遇と処置。アスロウムはカナル+に対して怒り心頭だという。最終戦績は24勝10KO2敗。
アスロウムは6日日曜日(現地時間)フランス国営放送「フランス2」の番組に出演。彼をサポートしていたテレビ局「カナル+」との関係が終了したことで、引退せざるを得なくなったと悲痛の胸中を明かした。シドニー五輪金メダリストからプロ入りしたアスロウムは、プロすべての試合が同局によって放送されていた。
彼が再契約を結べない背景にはフランス・ボクシングの低迷、そして同国の深刻な経済不況がある。「やる気はあるんだけど、止めざるを得ない。もうフランスでボクシングのビッグエベントは望めないから」とアスロウム。休暇王者扱いとなったのは、負傷や病気のせいでなく、そんな事情が隠されていたのだ。それにしても非情な待遇と処置。アスロウムはカナル+に対して怒り心頭だという。最終戦績は24勝10KO2敗。
2009年9月6日日曜日
コンセプシオンが暫定王者に WBAフライ級
WBA主催の毎年恒例の行事「KOドラッグ」興行が5日(現地時間)パナマシティで行われた。ヒルベルト・メンドサ・ジュニアWBA副会長が今年もチャリティ・スパーに登場し、なんと本家ゴールデンボーイ、オスカー・デラホーヤさんとグローブを交わした。
このプログラムの中で行われたWBA世界フライ級暫定王座決定戦は、地元の2位ルイス・コンセプシオン(パナマ)が同級4位オマール・サラド(メキシコ)相手に一方的に試合を進めた末、最終12回39秒、レフェリー・ストップ勝ちして暫定ベルトを手にした。
コンセプシオン(23)はこれで18勝13KO1敗。
WBAの正規王者はデンガオセーンだが、暫定王座戦が準備されていた。一時は亀田興毅がメキシコでサラドと決定戦の計画だったが、JBCが難色を示したため実現せず、見送りになっていた。コンセプシオンは10月のデンガオセーン-亀田大毅の勝者と統一戦に臨む。
このプログラムの中で行われたWBA世界フライ級暫定王座決定戦は、地元の2位ルイス・コンセプシオン(パナマ)が同級4位オマール・サラド(メキシコ)相手に一方的に試合を進めた末、最終12回39秒、レフェリー・ストップ勝ちして暫定ベルトを手にした。
コンセプシオン(23)はこれで18勝13KO1敗。
WBAの正規王者はデンガオセーンだが、暫定王座戦が準備されていた。一時は亀田興毅がメキシコでサラドと決定戦の計画だったが、JBCが難色を示したため実現せず、見送りになっていた。コンセプシオンは10月のデンガオセーン-亀田大毅の勝者と統一戦に臨む。
フィリピンにまた世界王者 19歳のソンソナ
カナダのオンタリオ州ラマで4日(現地時間)夜行われたWBO世界J・バンタム級タイトルマッチで、挑戦者マービン・ソンソナ(比)が王者ホセ・カリタ・ロペス(プエルトリコ)に12回判定勝ちし、新チャンピオンとなった。
スコアは114―111、115-110、116―109と文句のないものだった。新チャンピオンのソンソナはまだ19歳の新鋭。14勝12KO負け知らず。日本で試合をしたことはまだない。
スコアは114―111、115-110、116―109と文句のないものだった。新チャンピオンのソンソナはまだ19歳の新鋭。14勝12KO負け知らず。日本で試合をしたことはまだない。
2009年9月5日土曜日
八重樫、金田制して初防衛-日本ミニマム級戦
5日後楽園ホールで行われた日本ミニマム級タイトルマッチは、チャンピオン八重樫東(大橋)が指名挑戦者1位の金田淳一朗(白井・具志堅S)を10回3-0の判定に下して初防衛に成功した。
序盤は拮抗したが、その中でも八重樫が巧みな距離のコントロールからていないにカウンターを奪ってポイントをリードした。試合が激しくなったのは5回。接近戦を望む金田に八重樫も応ずるように前掛りとなり、お互いクリーンヒットを奪い合うようになった。しかし激しい攻防の中、引いても出てもファイトできる王者が優位をキープ。終盤は場内大歓声のタフな打ち合いとなったが、八重樫の正確なヒットが金田の肉迫を制して98-92(2人)、99-91の3-0で八重樫の手が挙がっている。
セミ8回戦はホープ岩佐亮祐(セレス)がキャリア68戦のインドネシア・バンタム級王者ファラゾナ・フィダルとサウスポー同士の8回戦。岩佐は、カバーして下がるフィダルにじっくりプレスをかけ、丹念にボディーへパンチを送くる。戦意が感じられないフィダルはディフェンスに撤したがボディーのダメージがたまった7回レフェリーストップとなった。
日本フライ級4位翁長吾央(大橋)は初回狙いすました左ストレートで柳直大(新田)を二度ダウン。3回にも倒してレフェリーストップを呼び込んだ。他の8回戦は、船井龍一(ワタナベ)が名取耕平(大橋)に3回TKO勝ち。原純平(大橋)は鳥海純平(T&T)に判定勝ち。6回戦は長濱慎吾(セレス)が佐藤駿介(北澤)に判定勝ち。
亀田興、前哨戦クリア

WBCフライ級王者内藤大助(宮田)との対戦が内定した亀田興毅(WBA同級1位)が5日、東京都のディファ有明で前哨戦を行い、ウンベルト・プール(メキシコ)に5回KO勝ちした。
この日の亀田は脚を使った万能型スタイルを選択。「いろいろと試したかった」というように、ジャブを突いたり、わざわざロープを背負ってカウンターしたりと、内藤戦を見据えた戦い方だった。もっとも“仮想内藤”のプール(15勝9KO8敗3分)があまり手を出さず、これには亀田も「世界戦用にもう2つ3つ試したかったけど」といささか拍子抜け!? 迎えた5回、ボディーで一度倒した後、パンチをまとめて再びダウンさせた亀田は左ストレートでフィニッシュ。タイムはこの回2分29秒だった。
試合後は「(内藤と)やるのは運命やったんやろう。大毅もやられてるし、避けて通れへん道。兄きとしてきっちりとやらせてもらう」と宣言。フライ級ウォーズの大一番は正式決定を待つのみとなった。
またこの日行われた8回戦2試合の結果はブンブン東栄(一力)が浦西勝史(神拳阪神)に判定勝ち、亀田三男の和毅(亀田)がヘスス・ペリバン(メキシコ)を3回鮮やかな右アッパーで倒している。和毅はこれでデビュー10連勝(9KO)。
2009年9月3日木曜日
王者名城が橋下知事を表敬訪問

「うちの息子は剣道をしているがボクシングはテレビにかじり付いてみている。男の本能が出る、引きつけられるスポーツ」と橋下知事は快諾。これに名城は「カサレスも激しいスタイルで打ち合いになる。いい試合をお見せしたい」と意気込みを新たにした。懇談は大阪でボクシングの興行につかう施設の少なさへと発展。カサレス戦の決定がずれ込んだ影響で世界戦日時、会場の決定がずれ込み、800人収容の小規模会場を使う以外なかっ たという事情があった。
名城陣営の枝川孝会長がジムから近い長居公園に「体育館をつくってほしい」と直談判すると、橋下知事は府庁の移転構想がある南港を提案。「ボクサーはラスベガスを目指すと言うがさみしい。香港などベイエリアは一等地。南港はシンボリックな街」とアピールするにとどまり、名城陣営の陳情作戦は不発に終わった。
2009年9月2日水曜日
佐々木が敵地で世界挑戦 10月3日ウクライナで

帝拳ジムでの記者会見に現れた佐々木は、「ついにきたなという感じ。勝たなければ意味がないが、舞台に立てることだけでもうれしい」と、待ちに待った世界初挑戦の実現を喜んだ。ただ、この日佐々木の口から派手な必勝宣言は一切なし。アウェイの試合であること、また王者の実力を認めて「正直、むずかしい‥‥」。といっても、悲観的なのではなく、慎重なのだ。
8月には友人でもある内藤大助のキャンプに参加。野木丈司トレーナーの指導で2時間ぶっ通しのマスボクシングなど、スタミナ作りに取り組んだ他、内藤からアドバイスも受けたという。「自分は番狂わせが得意技なんで」という言葉からも、打倒センチェンコの意欲十分とみた。
王者センチェンコ(31)は、これまで29勝20KO負け知らずの強豪。4月に同じウクライナ人のユーリ・ヌズネンコに判定勝ちして戴冠し、これが初防衛戦となる。一方佐々木(33)は03年に湯場忠志を倒して日本S・ライト級王座獲得。その後一時低迷したが2年前に協栄ジムから帝拳ジムに移籍した後、08年12月レブ・サンティリャンを7回TKOに撃破し東洋太平洋ウェルター級王座獲得。通算戦績は32勝20KO7敗1分。
これまで日本人世界チャンピオンが1人も出ていないウェルター級で、番狂わせを引き起こして「最初の男」になるか?
2009年9月1日火曜日
8月のMVP「初回奪冠」の近藤に決まる

近藤(24)は埼玉県加須市出身。アマから転向して13戦目に三垣に挑み、殊勲のタイトル奪取に成功した。戦績は12勝6KO1敗。12月に1位加藤善孝(角海老宝石)を相手に初防衛戦を予定している。
他に敢闘賞は、10日の日本スーパー・ライト級タイトルマッチで、3位宇和慶勇二(ワタナベ)に判定に下し王座の初防衛に成功した、チャンピオン小野寺洋介山(オサム)に、また新鋭賞は、10日のライト級8回戦で日本ライト級7位大沢宏晋(大星)に判定勝ちした大村光矢(三迫)が選ばれている。
各賞の受賞者のために、9月24日、東日本新人王準決勝戦の行われる後楽園ホールのリング上で表彰式が予定されている。
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