WBCフライ級王者内藤大助(宮田)との対戦が内定した亀田興毅(WBA同級1位)が5日、東京都のディファ有明で前哨戦を行い、ウンベルト・プール(メキシコ)に5回KO勝ちした。
この日の亀田は脚を使った万能型スタイルを選択。「いろいろと試したかった」というように、ジャブを突いたり、わざわざロープを背負ってカウンターしたりと、内藤戦を見据えた戦い方だった。もっとも“仮想内藤”のプール(15勝9KO8敗3分)があまり手を出さず、これには亀田も「世界戦用にもう2つ3つ試したかったけど」といささか拍子抜け!? 迎えた5回、ボディーで一度倒した後、パンチをまとめて再びダウンさせた亀田は左ストレートでフィニッシュ。タイムはこの回2分29秒だった。
試合後は「(内藤と)やるのは運命やったんやろう。大毅もやられてるし、避けて通れへん道。兄きとしてきっちりとやらせてもらう」と宣言。フライ級ウォーズの大一番は正式決定を待つのみとなった。
またこの日行われた8回戦2試合の結果はブンブン東栄(一力)が浦西勝史(神拳阪神)に判定勝ち、亀田三男の和毅(亀田)がヘスス・ペリバン(メキシコ)を3回鮮やかな右アッパーで倒している。和毅はこれでデビュー10連勝(9KO)。
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