フランスからのニュースでWBA世界L・フライ級休暇王者ブライム・アスロウム(仏)が現役引退を発表したことが伝えられた。
アスロウムは6日日曜日(現地時間)フランス国営放送「フランス2」の番組に出演。彼をサポートしていたテレビ局「カナル+」との関係が終了したことで、引退せざるを得なくなったと悲痛の胸中を明かした。シドニー五輪金メダリストからプロ入りしたアスロウムは、プロすべての試合が同局によって放送されていた。
彼が再契約を結べない背景にはフランス・ボクシングの低迷、そして同国の深刻な経済不況がある。「やる気はあるんだけど、止めざるを得ない。もうフランスでボクシングのビッグエベントは望めないから」とアスロウム。休暇王者扱いとなったのは、負傷や病気のせいでなく、そんな事情が隠されていたのだ。それにしても非情な待遇と処置。アスロウムはカナル+に対して怒り心頭だという。最終戦績は24勝10KO2敗。
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