WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)が2日、大阪府庁を訪れ、橋下徹知事を懇談した。今月30日に大阪府立体育会館第2競技場で2度目防衛戦に臨む名城は橋下知事を招待する意向を伝えた。
「うちの息子は剣道をしているがボクシングはテレビにかじり付いてみている。男の本能が出る、引きつけられるスポーツ」と橋下知事は快諾。これに名城は「カサレスも激しいスタイルで打ち合いになる。いい試合をお見せしたい」と意気込みを新たにした。懇談は大阪でボクシングの興行につかう施設の少なさへと発展。カサレス戦の決定がずれ込んだ影響で世界戦日時、会場の決定がずれ込み、800人収容の小規模会場を使う以外なかっ たという事情があった。
名城陣営の枝川孝会長がジムから近い長居公園に「体育館をつくってほしい」と直談判すると、橋下知事は府庁の移転構想がある南港を提案。「ボクサーはラスベガスを目指すと言うがさみしい。香港などベイエリアは一等地。南港はシンボリックな街」とアピールするにとどまり、名城陣営の陳情作戦は不発に終わった。
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