2013年8月25日日曜日

村田デビュー戦、圧巻の2回TKO


 ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(三迫)が25日、有明コロシアムでプロデビュー戦に挑み、東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)を2回2分24秒TKOで下した。試合は73キロ契約6回戦で行われた。
 
村田(右)は初回から圧倒した

 圧巻のデビューだった。村田はゴングと同時にジリっとプレスをかけると、フットワークが自慢の柴田を早くも捕獲。ここから右ストレートを的確にヒットすると、早くもフィニッシュの予感が漂った。そして柴田のガードが下がった瞬間、村田の右ストレートが決まり、OPBF王者がキャンバスに崩れた。

 この回を何とかしのいだ柴田だったが、村田の圧力と正確なパンチを前になす術なし。2回終盤、村田が攻勢に出たところでレフェリーが試合を止めた。

 試合を終えた村田は「勝ってほっとしている。最初にブロックの上を打たせて、今日はブロックでいけると思った。何点? デビュー戦で東洋太平洋チャンピオンに2ラウンドで勝ったので80点くらいもらってもいいですかね」と笑顔で試合を振り返った。敗れた柴田は「ジャブも右ストレートも全然見えなかった。何もできなかった。体の強さを感じた」と言葉を絞り出したが、予想以上の完敗に茫然自失だった。

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