25日にプロ4戦目で田口良一(ワタナベ)を下して日本L・フライ級タイトルを獲得した井上尚弥(大橋)が26日、横浜市内のジムで記者会見した。大橋秀行会長は「国内にもう相手はいないと思う」と語り、これからは世界挑戦をにらんでマッチメークしていく方針を示した。
左から父・真吾トレーナー、井上、大橋会長 |
右目じりを少し腫らせたジムに現れた井上は「勝ててほっとしている。10ラウンド戦えたことと、世界3位を相手にああいう試合ができたことはよかったけど、まだまだディフェンス面が課題。無駄なパンチをもらってしまった。目で足でしっかり外せるようにしていきたい」と前夜の試合を振り返りつつ、課題を口にした。
次戦について大橋会長は「年内に1試合やる。防衛戦になるか、ノンタイトル戦になるかは分からない」とし、対戦相手について「国内にもう相手はいないと思う。もちろん井岡くんは別です」と語った。WBA3位の田口に勝利し、世界ランク入りは確実。今後は世界挑戦のウェイティングサークルに入る。
また、同じ日に衝撃のプロデビューを飾った村田諒太(三迫)について井上は「率直に強すぎですね」と苦笑い。「体の強さが違う。ジャブ、ワンツーをショートで打ち抜く。それでいで威力があるとことがすごい」とアマチュア時代から尊敬する先輩のパフォーマンスに脱帽していた。
フジテレビ系列で放映された井上と村田の試合は、平均視聴率が6.6%、瞬間最高視聴率は12.0%だった(いずれも関東地区)。
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