OPBF(東洋太平洋)S・バンタム級タイトルマッチが10日、神戸サンボーホールで行われ、挑戦者和氣慎吾(古口)が王者小國以載(VADY)に10回終了TKO勝ち。殊勲のタイトル奪取をとげた。小國は4度目の防衛に失敗。
試合は終始挑戦者ペース。2回に左でダウンを奪ったサウスポー和氣が快調に飛ばし、チャンピオンは追いかける展開となった。しかし和氣の左ストレートを真っ正直に食い続けるなど精彩を欠いたまま。8回を終えたあとの途中採点も79-73、78-73、80-71と大差をつけられた。小國はなおもファイター化して逆転打を狙っていったが、スマートな和氣に両目上を切り裂かれ、10回終了間際にはしたたかに打たれた。結局この回のインターバルで高嶋穣会長が棄権を申し出た。
タイトル初挑戦を実らせた和氣は「練習したとおり。本当にかみ合った」としてやったり。小國得意の右ストレートも見切り、会心の内容だった。小國はプロ初黒星(10勝2KO1敗)。
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