2013年3月10日日曜日

袴田さんを救え! 輪島会長らアピール

 
輪島会長(右)が冤罪をKO

 獄中から無罪を訴える死刑囚で元日本フェザー級6位の袴田巌さんを救おうと、日本プロボクシング協会の袴田巌支援委員会ら各支援団が10日、東京・有楽町の街頭で「袴田巌さんは無実だ!バースデーリレーアピール」を開催した。

 この催しは袴田さんが10日に77歳の誕生日を迎えることから企画された。ボクシング界からは元世界王者の輪島功一会長や、支援委員会の新田渉世会長らが出席。輪島会長は「今日はボクシング界の代表で来た。警察の悪口は言いたくないが、いいものはいいし、悪いものは悪い。袴田さんはやってない。ぜひみなさんの手で自由の身にしてほしい」とアピールし、演説が終わると「冤罪」の看板を首から下げたボクサーをノックアウトするパフォーマンスを披露した。
 
冤罪の可能性が高いと言われ続けながら、なかなか無罪が勝ち取れず、30歳で逮捕された袴田さんはこの日で77歳になった。再審請求の続く裁判は昨年、袴田さんの犯行着衣とされる「5点の衣類」のDNA鑑定が終わり、袴田さんに有利な結果が出た。しかし検察側があくまで袴田さんの有罪を主張しているため、裁判所はこの衣類について新たに証人尋問を実施するなど、さらに詳しく分析する方針だ。

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