2013年3月31日日曜日

石田×ゴロフキン 写真特集

 








Photos/SUMIO YAMADA

帝里木下、ダウン奪い判定勝ち 日本S・フライ級王座守る

 
 
2回、帝里はダウンを奪う

 31日午後神戸のサンボーホールで行われたチャンピオンカーニバル、日本S・フライ級タイトルマッチは、地元のチャンピオン、帝里木下(千里馬神戸)が1位挑戦者白石豊土(協栄)を文句ない3-0判定で破り、3度目の防衛に成功した。

 サウスポーのチャンピオンは2回に左ストレートからのコンビネーションを決めてダウンを奪うなど、この日は無難に試合を運んだ。日本タイトル初挑戦の白石も初回から積極的に仕掛けて前に出たが、攻めが単調なため、木下にかわされ、最後まで強打を封じられた。

 木下は前回までタイトル戦は接戦続きだったが、この日のジャッジのスコアは97-93、97-92(2人)といずれも明白に木下の勝利を支持していた。木下(27)はこれで17勝3KO1分と不敗記録を維持している。敗れた白石(27)は23勝11KO7敗1分。

高山IBF奪取 ロドリゲスに3-0判定勝利

 
高山(左)は3団体目のベルトを獲得

 敵地メキシコで高山が大殊勲。30日夜(日本時間31日)メキシコ・シナロア州グアサベで行われたIBF世界ミニマム級タイトルマッチは挑戦者6位・高山勝成(日本)が王者マリオ“ドラゴンシート”ロドリゲス(メキシコ)に3-0判定勝利を飾り、日本選手としては2人目の同団体認定チャンピオンに就いた。同時に21年ぶりに日本選手の海外世界タイトル獲得が実現した。

 公式スコアカードは117-111、119-109、115-113で高山の勝ち。現地からの情報では3ラウンド、メキシカンの左で高山はダウンした。しかし旺盛な手数を繰り出して挽回。逆にチャンピオンを追い詰めた。
 

 後半、高山はコンディションのよさを発揮して勇敢に対処。両まぶたをカットするハンディにもめげず、スウィングを放つロドリゲスに打ち勝った。最終回、「メヒコ!メヒコ!」の声援をバックに逆転KOを狙って攻め込むロドリゲスに高山は血だるまになりながら応戦し、ハートの強さを誇示した。

 高山はWBC、WBAに続き、この階級3団体目のベルトを巻いた。

アルバラード、リオスに雪辱 3-0判定勝ち

 
アルバラード(右)がリオスを攻める
 
 
 
またしても熱闘が繰り広げられたブランドン・リオス(米)×マイク・アルバラード(米)の再戦はアルバラードが3-0判定勝ちを収め、リベンジに成功。(30日・ラスベガス、マンダレイベイ・リゾート&カジノ)

 期待どおり、前半から試合はヒートアップした。2回、リオスの左でダウン寸前のピンチに陥ったアルバラードだが、3回にはアルバラードが右でリオスをグラつかせる。前半から顔面の腫れ、カットのハンディを負ったアルバラードは頻繁に左右にスイッチしながらアウトの距離をキープ。断続的にアタックを敢行し中盤を抑える。前進を繰り返すリオスは初戦の再現とばかりにビッグパンチを狙ったが、終盤は11回の攻勢が目立った程度。公式スコアは115-113が2者に114-113と小差ながらアルバラードを支持した。

 初黒星を喫したリオス(31勝23KO1敗1分)は第3戦を強く希望している。勝者アルバラード(34勝23KO1敗)はパッキアオの相手に抜擢される可能性も出てきた。Photos/BoxingScene.com
 

石田、モナコに散る ゴロフキンに3回KO敗


 30日、モナコ・モンテカルロで挙行されたWBA世界ミドル級タイトルマッチは、王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が挑戦者石田順裕(グリーンツダ)に3回KO勝ち。7度目の防衛に成功した。

 強豪チャンピオンに果敢に挑んだ石田だが、37歳の夢はかなわなかった。初回からゴロフキンは左ジャブ、フックで優勢。2回には右も当てはじめ、迎えた3回、右フックで石田はロープからはみ出してダウン。クリストドロー主審は即座に試合を止めた。タイムは2分13秒。

2013年3月30日土曜日

ラウンドアップ(海外版)

 
ダルチニアン(左)
■昨年日本でWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介(帝拳)に挑戦し敗れたビック・ダルチニアン(豪州)がロサンゼルス在住のマネジャー、フランク・エスピノサとサインを交わした。エスピノサ・マネはこれまでアブネル・マレス、ダニエル・ポンセ・デレオンなどメキシコ系を傘下に入れており、非メキシカン選手は珍しい。新コンビで再度世界を目指す。

■去る2月22日、米ワシントンDCで行われたIBF世界S・ライト級戦で、王者ラモント・ピーターソン(米)にTKO負けしたケンドール・ホルト(米)から薬物検査で違反物質が検出された。当初いくつかのメディアはピーターソンが“再犯”と報道したが、これは誤報。発見された“アトイピキャル”という物質は以前メジャーリーグでマニー・ラミレス選手がアウトになった時と同じ物だという。

■カムバック後2連勝のS・ウェルター級アルフレド“ペロ”アングロ(メキシコ)と同級トップランカー、エリスランディ・ララ(キューバ)が契約寸前と報じられている。実現すれば、6月8日、ロス近郊カーソンのホームデポ・センターで予定されるウェルター戦、マルコス・マイダーナ(亜)×ホセシート・ロペス(米)とダブルメインになる。

五十嵐「自分の距離で戦う」 WBCフライ級戦

 
葛西トレーナーとのミット打ちで汗を流す五十嵐(右)

 トリプル世界戦(4.8両国国技館)で、元WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(大橋)を迎えてV2戦に臨むWBC世界フライ級チャンピオン五十嵐俊幸(帝拳)が30日、都内のジムで練習を公開した。記者会見での主なやり取りは次の通り。

─どこを強化してきたか。
五十嵐「今回の試合はお互いの長所がはっきりしている。相手の長所を消す自分らしいボクシングが求められると思う」
 
─八重樫について。
五十嵐「穴がない何でもできる選手。一見したところ身長が低くて、パワーがあって、ファイター型と思われがちだけど、足も使えるし、トータル型のボクシングを実践している選手だと思う。八重樫さんはボクシングで人気、知名度、実力を兼ね備えている選手。ボクがチャンピオンだけど、強い選手に立ち向かうという意気込みでいる」

─距離がポイントになるのか。
五十嵐「近い距離は八重樫さん、遠い距離は自分というふうに明確だと思う。いかに自分の距離、リズムで戦えるかにつきる」

─アマチュア時代に4戦4勝だが。
五十嵐「だからといって優位に立っているとは思わない。4度目の対戦がもう10年前のこと。何となく相性がいいのかな、というぐらい。能力的には八重樫さんが上の部分がたくさんある。ただ、勝つ自信はあります」

 公開スパーリングを視察した八重樫陣営の大橋秀行会長は報道陣に「勝利を確信しました」とだけ言い残してジムをあとにした。

激闘必至 明日リオス×アルバラード再戦

 
計量を終えたリオス(左)とアルバラード

 昨年10月、ドネア×西岡戦のリングで観衆総立ちの激闘を繰り広げた同士、ブランドン・リオス(米=31勝23KO1分無敗)とマイク・アルバラード(米=33勝23KO1敗)が30日夜(日本時間31日)ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで再び対戦する。

 29日の計量で、アルバラードは140ポンド、リオスは1回目、半ポンド超だったが、2度目で140ポンドを計測し事なきを得た。試合はWBO・S・ライト級暫定王座がかけられる。(正規王者はフアン・マヌエル・マルケス)

 セミで予定されたハビブ・アラフベルディエフ(ロシア)×ブレイディス・プレスコット(コロンビア)戦のWBA世界S・ライト級“レギュラー”王座戦は王者アラフベルディエフが負傷で辞退。プレスコット(26勝20KO4敗)はテレンス・クロフォード(米=19勝15KO無敗)と10回戦を行う。

ゲレロ、拳銃所持で拘留 ジョン・F・ケネディ空港

 
ロバート・ゲレロ
現役最強ボクサー、フロイド・メイウェザー(米)との対戦を控えたロバート・ゲレロ(米=WBCウェルター級暫定チャンピオン)が26日朝、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で、ピストル所持の容疑で一時、拘留された。

 ゲレロ(30)はトレーニング地ラスベガスへ向かうため、カウンターでチェックインしていたところ、手荷物の中にピストルが発見された。空港内で身柄を拘留されたが、実弾が入っていないこともあり、自身の誓約の上で解放された。しかし法廷への出頭を義務付けられており、最高4年の実刑が下る可能性がある。

 数日前からゲレロは妻のキャシーさんと東海岸へ移動。CBNという宗教チャンネルの番組に出演。またスポーツケーブルESPNでインタビューを受けた。普段、神を信じてやまない崇高な男がなぜ乱心したのかは謎。メイウェザー戦のプロモーター、GBPのシェーファーCEOは「試合は支障なく開催される」と語っている。

ゴロフキン、石田計量パス 明日WBAミドル級戦

 

 モナコで明日30日(日本時間31日)挙行されるWBA世界ミドル級タイトルマッチの計量が29日行われ、チャンピオンのゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)、挑戦者15位石田順裕(グリーンツダ)とも無事にパスした。ゴロフキンは159ポンド1/4(72.23キロ)、石田は158ポンド1/2(71.89キロ)だった(ミドル級リミットは160ポンド)。
 
にらみあう石田(右)とゴロフキン

 同じリングで行われるスーパーミドル級100万ドル争奪トーナメントは、エドウィン・ロドリゲス(米)がリミットの168ポンド、相手のエセキエル・マデルナ(アルゼンチン)が167ポンド1/2を計測。もう一つのゾルト・エルデイ(ハンガリー)×デニス・グラチェフ(ロシア)は2人ともライトヘビー級の体重。しかし試合はそのまま行われる。Photos/SUMIO YAMADA
 

2013年3月29日金曜日

東日本新人王戦が開幕 170人がエントリー

 
バンタム級 船橋(右)×井上より

 2013年の東日本新人王戦が29日、後楽園ホールで開幕した。今年はミニマム級からミドル級までの12階級(S・ウェルター級は実施せず)に170人がエントリー。11月3日の東日本決勝戦、12月22日の全日本決定戦に向けて熱戦が繰り広げられる。

 なお、2013年の新人王イメージガール(ヴィーナス・オブ・リング)を務めるのは石川沙織さんと池松あいみさん。勝利者インタビューなどを行い、大会に花を添える。
 
イメージガールの石川沙織さん(左)と池松あいみさん

【3月29日結果=左側が勝者】
◇S・フライ級
坂本達雄(川島)[2回52秒KO]柴山孝太(宇都宮金田)
野並宇光(角海老宝石)[4回1分57秒]田口健太(セレス)
丸山竣也(協栄山神)[引き分け(39-38、38-39、38-38)]飯田崇弘(国際)
※優勢点で上回った丸山が勝者扱い

◇バンタム級
船橋寛史(スパイダー蓮浄院)[3-0(38-37×3)]井上翔太(高崎)
藤岡飛雄馬(宮田)[3-0(39-38、39-37、40-36)]森下聖(新日本木村)
中川倭(オサム)[3-0(40-35×3)]阿部準希(新松戸高橋)
ぶぅ・かんなん(レイS)[1回1分39秒KO]大久保康司(横浜さくら)
小原隼一(船橋ドラゴン)[2-0(39-38×2、38-38)]鈴木英樹(横浜光)

◇フェザー級
清水嗣仁(ワタナベ)[3-0(39-38、39-37、39-36)]篠塚和也(三谷大和S)
堀越豊(全日本P)[3-0(39-36×2、39-37)]板垣悠太(国際)
細貝淳(ワールド日立)[3-0(39-38×2、39-37)]村田宗一郎(セレス)
根本真也(セレス)[不戦勝]藤山健二(吉祥寺鉄拳8)

内山がマラソンの川内と共演 ラジオNACK5

 
内山高志
WBA世界S・フェザー級王者の内山高志(ワタナベ)がFMラジオのNACK5「The SAITAMA Legend」でマラソンの公務員ランナーとして知られる川内優輝(埼玉県庁)と共演した。番組は24日に収録が終わり、31日の昼12時55分~13時55分の枠で放送される。

 両選手がともに埼玉県出身であることから、地元ラジオ局での対談が実現。内山もかつては会社員の立場でオリンピックを目指していた経験があり、生い立ちから日々のトレーニングまで、トップアスリート同士の会話は大いに盛り上がったという。

 内山は5月6日、大田区総合体育館で10位のハイデル・パーラ(ベネズエラ)を迎えての7度目の防衛戦が決まっている。川内は8月の世界陸上モスクワ大会への出場が有力視されている。

三浦が公開練習「左で決める」 4.8トリプル世界戦

 
左から浜田代表、三浦、葛西トレーナー

 4月8日のトリプル世界戦で、WBC世界S・フェザー級王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)に挑戦する13位の三浦隆司(帝拳)が29日、都内のジムで公開練習を行った。三浦、浜田剛史代表、葛西裕一トレーナーが出席した記者会見の主な内容は以下の通り。

─練習で意識したことは?
三浦「左ストレートを打ったあとのバランス。あとはディフェンスを意識して練習した。スパーリングは120ラウンド。今回は2度目の挑戦ですが、前回の経験は生きていると思います」

─ディアスについては?
三浦「バランスがいい。気持ちも強い。強いチャンピオンだと思う。得意の左ストレートをいかにあてるか。そこがポイントだと思う」

─試合のポイントは?
浜田「ディアスはキャリアのある選手。同じサウスポーの粟生に勝っている。ボクシングをやったら相手のほうが上でしょう。三浦は得意な馬力で持っていくこと。今回の練習で馬力は一段とパワーアップしています」

葛西「持ち味の左ストレートに関しては、三浦は当てるタイミングを持っている選手。そこにいくまでの形をどう作るかがポイント。右の強化、右のスタミナの強化、ボディ打ちとトータルで練習してきた。最後は左が当たると思います」
 
フィリピン人パートナーに左を打ち込む三浦(右)

真道の世界挑戦決定 5.19WBC女子フライ級

 
世界挑戦の決まった真道ゴー

 真道に2度目のチャンス到来――WBC女子世界フライ級チャンピオン、レナタ・ゼブレディ(ハンガリー)に対し、同級4位の真道ゴー(クラトキ)が5月19日和歌山県立体育館で挑戦することが決まったと、所属ジムの原田哲也会長が明らかにした。

 真道(25)は昨年7月米国で当時の王者マリアナ・ファレス(メキシコ)に挑んで1-2の僅差判定に泣いた一戦に続く世界挑戦。「地元で試合が決まってうれしい。今度は絶対に勝ちます」と必勝宣言。和歌山で世界タイトル戦が行われるのは、1981年に上原康恒×サムエル・セラノのWBA・J・ライト級戦以来となる。

 王者ゼブレディは、昨年10月空位の王座に就き、これが初防衛戦。記録サイト「ボックスレック」によると、19歳の若さながらキャリア4年半で25戦し、16勝10KO9敗のレコードを持つ。真道は11勝8KO2敗。真道は東京でスパーリングを重ね、地元で合宿を張るなどして2度目の世界挑戦に備えてきた。「サウスポーと対戦するのは初めて。でも、ユーチューブで見た限り、勝てない相手ではないと思う」と前向き発言。

2013年3月28日木曜日

ゴロフキン×石田 オフィシャル発表

 
決戦を前に写真撮影に応じる石田(左)とゴロフキン

 モンテカルロ(モナコ)で今週土曜30日に挙行される王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)×チャレンジャー石田順裕(グリーンツダ)のWBA世界ミドル級戦のオフィシャル(審判等)が発表された。

レフェリー:スタンリー・クリストドロー(南アフリカ)
ジャッジ:リカルド・ドゥンカン(パナマ)、ギエルモ・ペレス・ピニェダ(パナマ)、ジョン・コイル(英国)
スーパーバイザー:レンソ・バグナリオル(ニカラグア)

 既報のように現地到着便が遅れた石田は、荷物も届かず困惑したが、翌日から会場の特設リングで動くなど調整に余念がない。現地26日には記者会見とカクテルパーティーが催され、対決ムードは高揚。石田は自身のブログで「勝つイメージはできている。すべては1ラウンド。必ず獲る!」と決意を語っている。Photo/BoxingScene.com

ウィルフレド・ゴメス氏が重体

 
現役時代のウィルフレド・ゴメス
プエルトリコのグレート、元S・バンタム級、フェザー級、S・フェザー級王者ウィルフレド・ゴメス氏(56)が呼吸困難に陥り、サンフアンの病院に入院した。

 ゴメス氏は先週、健康を害したと伝えられたが週末に回復。しかし26日夜(日本時間27日)再び肺に異常をきたし入院。担当医師は向こう3日間、絶対安静だとメディアに告げた。家族や同医師は現役時代、胸に受けた打撃の後遺症とも言っている。

 WBC・S・バンタム級王者時代、17連続KO防衛や32連続KOを記録したゴメス氏は日本でのロイヤル小林戦やカルロス・サラテ戦、サルバドール・サンチェス戦などが忘れられない。アマチュアでも15歳でミュンヘン五輪出場、プエルトリコ初の世界選手権優勝など輝かしいキャリアを誇っている。

亀田興毅が公開練習 4.7大阪


 4月7日に大阪ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)で、11位パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)を迎えてV6戦に臨むWBA世界バンタム級級王者の亀田興毅(亀田)が28日、都内のジムで練習を公開した。スパーリングは東洋太平洋S・フライ級8位ジェルウィン・アンカジャス(比)と4ラウンド。コメントは以下の通り。
 
スパーリングで汗を流す亀田興毅(右)

─対戦相手が2度も変更されたが?
亀田「サウスポーに変わったので、サウスポーに慣れることを考えて練習した。右とは距離感が違う。サウスポーとは3年試合をしていないので、久しぶりにスパーをしたときは『こんなんか』と戸惑った」

─スパーリングで意識したことは?
亀田「ジャブを当てること。サウスポー同士なのでもらうこともあるけど、ジャブがカギになると思う。ジャブが当たれば、いろいろなパンチが当たる。お互いに当たるから、右とやるよりも早い展開になると思う。スパーリングは100ラウンドくらい。サウスポーとは70ラウンドくらい」

─打ち合いもある?
亀田「そうなるかもしれないけど、やってみないと分からない。お互いにパンチが当たると思うので、KOのチャンスもある。チャンスがあれば畳み掛けたい」

─相手はポンサクレックと同門だが?
亀田「ポンサクに負けてからずっとリベンジしたいという気持ちはあった。でも引退してしまったからそれは無理。今度の相手はポンサクと同門でサウスポー。ポンサク戦の負けは嫌な思い出として残っているので、勝っていいイメージに変えたいと思う」

高山の相手のコーナーにエリク・モラレス IBFミニマム戦

 
高山×ロドリゲスのポスター
 
今週土曜30日、メキシコ・シナロア州グアサベで高山勝成の挑戦を受けるIBF世界ミニマム級チャンピオン、マリオ“ドラゴンシート”ロドリゲス(メキシコ)の試合セコンドの一人に元4階級制覇王者エリク“テリーブレ”モラレスが加わることが発表された。

 元々30日のイベントはモラレスが主宰するプロモーション「ボックス・ラティーノ」が共同プロモーターの一つ。キャンプをともにしたことがあるロドリゲスを御大自らサポートする。

 最近モラレスは米国のアンチ・ドーピング団体から2年間の出場停止処分を受け物議をかもし出したばかり。しかし処分は米国内だけで、自身も“半引退”状態。自由に行動できる。

2013年3月27日水曜日

3.27後楽園ホール結果

 
福本(右)が佐藤に競り勝つ

◇51.3㎏級8回戦
福本雄基(三迫)[2-1(75-78、78-75、78-76)]佐藤洋輝(ワタナベ)
 日本フライ級8位の佐藤が日本タイトル挑戦経験のある福本を迎えた。佐藤がプレッシャーをかけ、福本がカウンターで狙い撃つ構図。佐藤は手数が多く、右クロスや左右のボディ打ちで攻勢をアピールし、福本は右カウンターを正確に決めて対抗した。採点は微妙になったが、ジャッジは福本のカウンターを評価した。福本は15勝5KO6敗。佐藤は6勝(4KO)4敗。

◇フライ級6回戦
松尾雄太(国際)[2回50秒TKO]クンポンレックス・ウォーウィッタヤ(タイ)
◇68㎏級6回戦
座間カイ(三迫)[2回2分22秒TKO]浅野裕一(船橋ドラゴン)
◇バンタム級6回戦
勅使河原弘晶(輪島功一S)[3-0(60-55、60-54×2)]小野良祐(国際)
◇バンタム級6回戦
中井雄規(船橋ドラゴン)[2-1(58-57、57-58、59-57)]相馬圭吾(三迫)
◇51.5㎏契約6回戦
コーヤ佐藤(伴流)[5回50秒TKO]田中康寛(輪島功一S)
※野口将志(船橋ドラゴン)×上野雄大(ウィン三迫)は野口の棄権により中止

井上のプロ3戦目はテレビカメラ11台 4.16後楽園ホール

 
左から父の真吾トレーナー、井上尚弥、大橋秀行会長

 4月16日の後楽園ホールでプロ3戦目のリングに上がるスーパールーキー井上尚弥(大橋=日本L・フライ級6位)が27日、横浜市内のジムで記者会見した。当日はノンタイトル戦にもかかわらず、フジテレビがゴールデンタイムで生中継。テレビカメラ11台を持ち込み、場内に大型スクリーンも3台設置する豪華中継になることが明らかになった。

 プロ3戦目にして井上が破格の扱いを受ける。試合は2時間番組の中で生放送され、フジテレビの中継体制も世界戦レベルだ。スタイリストつきで記者会見に出席した井上は「ワクワクしています。緊張もしているけど、いい緊張感だと思う。何もさせないで勝つのが理想。KOは流れの中で出るものだけど、その流れを作っていきたい」と表情を引き締めた。

 16日の試合に向けてはスタミナの強化を重視。徹底した走り込みのほか、複数のトップアマ選手をパートナーに迎え、12ラウンドのスパーリングをこなしてきたという。対戦相手は日本L・フライ級1位の佐野友樹(松田)。21勝13KO4敗2分の実力者だが、井上は「ラフでもトリッキーでもない。やりやすいという印象」とさらり。異例のゴールデンタイム生放送にも、上位ランカーとの対戦にも動じる様子はなかった。

井上(右)は松本亮とのスパーも披露

ボクシングテレビ情報(29日まで)

 
山口直子
◇3月27日(水)
午後2:30~3:45
スカイ・Aスポーツ+ Best Bout Boxing
WBA女子S・フライ級タイトル戦 天海ツナミ×山口直子

午後2:50~
WOWOWプライム 週刊ボクシングnavi⑫
午後11:50~
WOWOWライブ 週刊ボクシングnavi⑫

◇3月28日(木)
午前8:00~11:00
フジテレビONE ダイヤモンドグローブ黄金伝説~タイトルマッチ列伝2001後編~
WBA世界ミニマム級タイトル戦 チャナ・ポーパオイン×新井田豊
日本ミニマム級王座決定戦 鈴木誠×飯田大介
東洋太平洋S・ライト級タイトル戦 佐竹政一×大嶋宏成
東洋太平洋L・フライ級タイトル戦 姜必求×林田龍生
 
佐竹政一
午後2:30~3:45
スカイ・Aスポーツ+ Best Bout Boxing
東洋太平洋S・バンタム級タイトル戦 小國以載×芹江匡晋

午後9:45~
WOWOWライブ 週刊ボクシングnavi⑫
午後11:45~
WOWOWプライム 週刊ボクシングnavi⑫
◇3月29日(金)
特になし

2013年3月26日火曜日

多打、岩崎、青木、蓮沼らが新ランク 3月度日本ランキング


 JBC(日本ボクシングコミッション)は26日、都内でランキング委員会を開き、3月度の最新日本ランキングを作成した。
 
 今月はバンタム級王者に大場浩平(真正)が就き、ウェルター級で高山樹延(角海老宝石)が初防衛に成功。また4月にOPBFタイトルに挑む岩渕真也(草加有沢)は2日付でS・ライト級タイトルを返上したことが確認された。
 
青木幸治(右)
 
 
蓮沼テツヤ(上)









 新たにランキング入りを果たしたのはミニマム級多打魔炸獅(TI山形)、S・バンタム級岩崎悠輝(新開)、青木幸治(角海老宝石)、S・ライト級蓮沼テツヤ(角海老宝石)。世界ランキングから外れた佐々木基樹(帝拳)はライト級の3位にランクされた。

 逆に日本ランクから外れたのは中村幸裕(ピューマ渡久地)、S・ライト級シャムガル興一(オザキ)、S・ウェルター級水本昌寛(井岡)ら。元日本&OPBFライト級王者の三垣龍次(M.T)も引退のため名前が消えた。

ラウンドアップ

 
三垣龍次
■元日本&東洋太平洋ライト級王者の三垣龍次(M.T)が引退の意向を固めた。駒沢大出身の三垣は04年にプロデビュー。09年に日本王者となり、翌年に東洋太平洋タイトルを獲得。3度防衛後、昨年2月に荒川仁人(八王子中屋)にタイトルを奪われ、10月には三浦隆司(帝拳)に1回KO負けを喫していた。

■元日本バンタム級王者の池原信遂氏が24日、大阪・住吉区民センターの興行で審判員デビュー。池原、原田武夫、新井久雄の3氏による〝元日本王者トリオ〟のジャッジが実現した。

■昨年8月を最後に試合から遠ざかっている元東洋太平洋S・フェザー級王者の仲村正男(渥美)が、5月8日に行われるダブル世界戦(井岡&宮崎)の前座でリングに上がる。対戦相手は未定。

井岡&宮崎 ダブル初防衛戦決定 5.8大阪

 
井岡一翔
宮崎亮
井岡ジムは26日、所属する世界チャンピオン井岡一翔と宮崎亮の初防衛戦を発表した。日時は5月8日の大阪ボディメーカーコロシアム。WBA世界L・フライ級王者の井岡は3位のウィサヌ・ゴーキアットジム(タイ)を迎え、同ミニマム級王者の宮崎亮は7位のカルロス・ベラルデ(メキシコ)を迎え撃つ。

 井岡に挑戦するウィサヌは29歳のサウスポー。戦績は43勝13KO8敗2敗で、プロ53戦のキャリアを誇るが、国外での経験には乏しい。07年にPABAタイトル獲得し11年に失うまで8度の防衛を成功させた。今回が世界初挑戦となる。

 宮崎の相手に選ばれたベラルデは22歳の新鋭。戦績は23勝13KO2敗1分。こちらも主にメキシコ国内で試合を重ねており、今回のタイトルマッチが世界初挑戦だ。

 5月は3日に佐藤洋太(協栄)がタイ・シーサケートで、6日に内山高志&河野公平のワタナベコンビが東京・大田区総合体育館で世界戦を予定している。8日の井岡&宮崎が加わり4月に続く世界戦ラッシュとなる。

石田順裕がモナコ入り 3.30WBAミドル級戦

 
石田順裕
今週土曜日30日、モンテカルロ(モナコ)でWBA世界ミドル級チャンピオン、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に挑む石田順裕(グリーンツダ)がトレーニング先のロサンゼルスから試合地に到着した。

 石田陣営は現地時間の24日夕方、ロンドン経由でモナコへ出発。ところがロンドン到着が遅れ、乗り継ぎ便に間に合わず急遽リオン経由の飛行機でモナコ入りした。到着したのは日本時間26日の深夜。石田のほか、ロサンゼルス在住のマネジャー、ノリ隆谷氏、ルディ・エルナンデス・トレーナーの実弟ビクター・エルナンデス、ルディ・トレーナーの子息、ロス在住ボクサー、竹中たかしの面々が同行している。

 試合には日本から20人ほどの応援団が訪れる予定。その中には元WBC世界S・フライ級チャンピオン徳山昌守さんも加わるという。

2013年3月25日月曜日

高山が小差判定で初防衛 日本W級戦

 
高山(右)はアグレッシブな攻撃で尹を退けた


 日本ウェルター級タイトルマッチが25日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの高山樹延(角海老宝石)が1位の尹文鉉(ドリーム)を2-1(96-94、94-96、97-95)の判定で下し、初防衛に成功した

 前半は高山が優勢だった。前に出てワンツー、距離を詰めてボディブローやフックを打ち込んで攻勢をアピール。尹はリードパンチとカウンターで対抗したが、下がる場面も多く、やや見栄えが悪いという印象を残した。

 尹は中盤、ボディブローを効果的に打ち込んで巻き返しを図った。前半よりも攻撃的なボクシングで、試合の流れを引き寄せたかに見えたが、ペースを完全に掌握するまでにはいたらなかった。接戦は最後まで続き、高山の積極性がジャッジの支持を得た。高山は18勝7KO1敗。尹は14勝2KO3敗1分。

◇S・ライト級6回戦
岡田博喜(角海老宝石)[4回2分27秒TKO]宮城伶次(島袋)
 ホープ岡田がデビューから5連勝5KOをマークした。長身とスピードを生かしたワンツー主体のボクシングが岡田の持ち味。この日もスタートからワンツーをヒットし続け、タフな宮城にストップ勝ちした。

◇フェザー級8回戦
緒方勇希(角海老宝石)[3-0(80-73×3)]小泉雄大(川島)
 無敗の日本3位、緒方が完封勝利。大きな見せ場を作れなかったものの、軽いパンチをコンスタントにヒットし続けた。緒方の正確なカウンターを前にして、小泉は距離を詰められなかった。
 
長島(左)は粘る齋藤に勝利

◇68㎏級8回戦
長島謙吾(角海老宝石)[6回2分59秒TKO]齋藤泰広(ワタナベ)
 5月で定年の37歳を迎える齋藤が奮闘。中盤は距離を詰め、日本ウェルター級9位の長島を苦しめる場面を作った。しかし長島は焦らず、ジャブから右ストレート、左フックにつなげ、ストップ勝ちを呼び込んだ。

◇フェザー級8回戦
関豪介(角海老宝石)[5回45秒TKO]オリオン拓也(セレス)
 変則サウスポーの関はいまだ無敗の日本6位。独特のタイミングとしつこい攻撃でオリオン(三谷)にボクシングをさせなかった。5回に左ストレートでダウンを奪い、ラッシュして試合を終わらせた。

ラウンドアップ(海外版)

 
アレクサンデル・ムニョス
■メイウェザー×ゲレロ戦(5月4日)のリングに登場予定の前IBF世界バンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)の対戦相手に古豪アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)がノミネートされた。当初ラファエル・マルケス(メキシコ)の名が上がったが、体調不良で辞退。ムニョスは2010年12月に日本で亀田興毅に負けたあと、昨年11月に母国でTKO勝ちを収めている。

■日本で粟生隆寛(帝拳)に挑戦し惜敗したイタリア人デビス・ボスキエロが23日、地元でサミル・カスミ(仏)に10回KO勝ちで欧州S・フェザー級王座の2度目防衛。粟生戦後4連勝のボスキエロは33勝15KO1敗1分。WBC2位、IBF3位、WBO4位、WBA12位にランクされる。

■無敗のS・ウェルター級上位ランカー、バネス・マルティロスヤン(米)がロサンゼルス・ワイルドカードジムの練習中に親指を骨折。4月6日マカオで予定して10回戦に出場できなくなった。報道では、マルティロスヤンは石田順裕(グリーンツダ)とのスパーリング中に負傷したという。

2013年3月24日日曜日

薬物疑惑のモラレスに2年の処分

 
エリク・モラレス
USADA(合衆国アンチドーピング協会)は元3階級制覇王者エリク・モラレス(メキシコ)に2年間のサスペンド処分を下した。モラレス(36)は昨年10月ニューヨークでダニー・ガルシアにKO負け。試合前の尿検査で違反物質が見つかり、物議を醸していた。今後モラレスが米国内でリングに立つ予定はないが、地元メキシコで“お別れファイト”を計画しており、処分が適用されるかは不明。

 モラレスはガルシア戦前、2度検査をうけたが、USADAによると、いずれもクレンブテロールという禁止成分が検出されたという。試合がキャンセルされる可能性があったものの、試合は支障なく挙行された。同じく抜き打ち検査で違反物質が検出され、試合が流れたアンドレ・ベルトやラモント・ピーターソンとは異なるケースとなった。試合直前には「シロに近い」という報道もあったが、処分自体は厳しいものになった。

ライバル対決制した田中がJOC賞 高校選抜決勝


 第24回全国高校選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップは24日、最終日を迎え、実施7階級で春のチャンピオンが決まった。(山梨県甲府市・緑が丘スポーツ公園体育館)
 
L・フライ級決勝、田中(右)と井上の攻防から。大接戦の末田中の勝ちに

 注目のL・フライ級は田中恒成(中京)が井上拓真(綾瀬西)を判定で破り、優勝を遂げた。2ラウンド終了時点で井上が1点差でリードしたが、この回から攻勢を強めた田中は3ラウンドも左右のボディー、右ストレートで攻勢。結果13-12で逆転勝利を収めた。両選手のライバル対決はすっかりおなじみになっているが、これで通算対戦成績は田中の3勝2敗。JOC賞にも選ばれ、二重の喜びとなった。

 今大会のMVPを獲得したのはピン級の中嶋憂輝(王寺工)。ほか技能賞に全国初優勝を飾ったフライ級の中野幹士(竹台)、敢闘賞にL・ウェルター級の沖島輝(東福岡)が選ばれた。沖島はウェルター級を制した翼とともに国体に続き双子同時優勝の偉業を達成した。
 
左から敢闘賞の沖島輝、JOC杯受賞の田中恒成、最優秀選手賞・中嶋憂輝、技能賞・中野幹士

 各階級の決勝結果は以下のとおり(左が勝者)。
P 中嶋憂輝(王寺工)[RSC1回]福井勝也(駿台学園)
LF 田中恒成(中京)[判定]井上拓真(綾瀬西)
F 中野幹士(竹台)[RSC2回]南出仁(和歌山東)
B 山内祐季(相生学院)[判定]竹嶋宏心(守山)
L 李健太(大阪朝鮮)[判定]吉田海斗(江南義塾盛岡)
LW 沖島輝(東福岡)[判定]大峯優真(西宮香風)
W 沖島翼(東福岡)[判定]高倉久生(作新学院)

ピーターソン×マティセー決定 アレキサンダー×ブロックとダブルで

 
ラーモント・ピーターソン
ルーカス・マティセー












 スーパーライト級のトップ選手同士、IBF王者ラモント・ピーターソン(米)とWBC暫定王者ルーカス・マティセー(アルゼンチン)が5月18日、米アトランティックシティのボードウォーク・ホールで対戦することになった。ピーターソンの王座がかけられる。

 同日は2度延期されていたIBF世界ウェルター級タイトルマッチ、王者デボン・アレキサンダー(米)×指名挑戦者ケル・ブロック(英)も同時挙行される。

 主催のGBPリチャード・シェーファー経営最高責任者によると、メインはピーターソン×マティセーとのこと。勝者が4月27日ニューヨークで予定される同級WBC&WBA王者ダニー・ガルシア×ザブ・ジュダー(ともに米)戦の勝者と9月にも対戦するプランがある。一方でシェーファー氏は同じ4月27日、英国シェフィールドで行われるアミール・カーン(英)×フリオ・ディアス(米)の勝者も絡めたS・ライト級トーナメントを計画しており、今後の動きが注目される。

スティグリッツ王座奪回 アブラハムに負傷TKO勝ち


 ドイツのマグデブルクで23日行われたWBO世界S・ミドル級タイトルマッチは前チャンピオンのロバート・スティグリッツ(ドイツ)が2度目の防衛戦に臨んだアルツール・アブラハム(アルメニア)に雪辱。7ヵ月ぶりにベルトを取り戻した。
 
攻めるスティッグリッツ(左)

 初回、スティグリッツに攻勢を許したアブラハムは2回に入ると早くも左目がクローズ。3回、バランスを崩したアブラハムはクリンチで窮地を脱しようとするが、勢いあまってラビットパンチを見舞い、主審から減点を喫する。結局、4回開始前のインターバルでドクターストップがかかり、スティグリッツの手が上がった。公式タイムは今のところ、3ラウンド3分と4ラウンド開始の2通りがある。以下は試合後の両者のコメント。
 
勝利のスティッグリッツの記者会見

スティグリッツ(44勝25KO3敗)「今回はかなり早い結末だった。私はもっと長期戦になると思っていた。私の右が効果を発揮した。アブラハムとはボクシングがエンジョイできる。マネジャー同士が同意すれば、ラバーマッチはいつでもOKだ」
 
アブラハムの目がふさがりストップ
 
記者会見のアブラハム

アブラハム(36勝28KO4敗)「私の目が塞がり、レフェリーが試合をストップした。フェアな判断で、リマッチを望む。これで1対1。彼もフェアなら再戦に応じてほしい」Photos/BoxingScene.com