パンチャーの恐ろしさ。戦前不利を予想された前チャンピオン、ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が3階級制覇のアブネル・マレス(メキシコ=米)を初回で撃沈。再びグリーンのベルトを腰に巻いた。24日夜(日本時間25日)米カリフォルニア州カーソンで行われたWBC世界フェザー級戦は挑戦者ゴンサレスが初回2分55秒王者マレスにKO勝ち。
衝撃KOで王座に返り咲いたゴンサレス(右) |
偵察戦と思われた初回、ゴンサレスが右を決めると、マレスも果敢にボディー連打を返す。その直後だった。ゴンサレスの左ロングフックが急襲。マレスは棒が倒れるようにダイブ。ダメージは深刻。カウント後、ゴンザレスの追撃を懸命にかわすマレスだったが、左から右を浴びてまた痛烈なダウン。ジャック・レイス主審がストップを宣告した。
ポンセ・デレオンに王座を追われ、2試合はさんで王座に復帰したゴンサレス(31)は55勝47KO8敗。「ロサンゼルスに入り、調子が上向いた。ナチョだけが私を信じてくれた。これは私の練習とナチョの作戦の勝利」とコーナーの名伯楽ナチョ・ベリスタイン氏を称えた。一方、初黒星を喫したマレス(27)は26勝14KO1敗1分。「私は大丈夫。続行の意志を示したけど、止められた。でもレフェリーはいい仕事をしたと思う」と語り、7年前メキシコでスパーリング相手を務めたゴンサレスを祝福していた。Photo/GBP
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