2013年8月13日火曜日

八重樫が一夜明け会見「次は腹をくくる」


 12日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで、初防衛に成功した王者の八重樫東(大橋)が13日、横浜市内のジムで記者会見した。
 
長男・圭太郎くんから似顔絵をプレゼントされ笑顔の八重樫

 いつもほどではないにせよ、試合から一夜明けた八重樫の顔面は腫れていた。特にダメージを受けたのが左眼。前日は夜のニュース番組に出演するためにテレビ局まで出向きながら「痛くて涙がボロボロ出て、すぐにうつむいてしまう状態」で、直前に出演をキャンセル。普段は痛みを訴えない八重樫だけに心配されたが、一晩たって「もう大丈夫」とのことで周囲を安心させた。

 挑戦者オスカル・ブランケット(メキシコ)を明白な判定で退けながら、納得いかない気持ちは1日たっても変わらなかった。「求められていること(激闘)をしようとしている自分と、勝ちに徹しようとしている自分がいて、多少の迷いがあったのかもしれない」と自己分析した上で「こういう試合をすると次はバチバチやってやろうかと思うけど、それがいい結果を生むとは限らない」と複雑な胸中ものぞかせる。

 とはいえ「熱い試合がしたい」というのがこの王者の本心なのだろう。次戦で対戦する可能性の高いエドガル・ソーサ(メキシコ)に話が及ぶと「申し分のない相手で腹をくくって勝負できる。ガチンコ勝負でいきますよ」と目を輝かせた。

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