2013年3月30日土曜日

五十嵐「自分の距離で戦う」 WBCフライ級戦

 
葛西トレーナーとのミット打ちで汗を流す五十嵐(右)

 トリプル世界戦(4.8両国国技館)で、元WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(大橋)を迎えてV2戦に臨むWBC世界フライ級チャンピオン五十嵐俊幸(帝拳)が30日、都内のジムで練習を公開した。記者会見での主なやり取りは次の通り。

─どこを強化してきたか。
五十嵐「今回の試合はお互いの長所がはっきりしている。相手の長所を消す自分らしいボクシングが求められると思う」
 
─八重樫について。
五十嵐「穴がない何でもできる選手。一見したところ身長が低くて、パワーがあって、ファイター型と思われがちだけど、足も使えるし、トータル型のボクシングを実践している選手だと思う。八重樫さんはボクシングで人気、知名度、実力を兼ね備えている選手。ボクがチャンピオンだけど、強い選手に立ち向かうという意気込みでいる」

─距離がポイントになるのか。
五十嵐「近い距離は八重樫さん、遠い距離は自分というふうに明確だと思う。いかに自分の距離、リズムで戦えるかにつきる」

─アマチュア時代に4戦4勝だが。
五十嵐「だからといって優位に立っているとは思わない。4度目の対戦がもう10年前のこと。何となく相性がいいのかな、というぐらい。能力的には八重樫さんが上の部分がたくさんある。ただ、勝つ自信はあります」

 公開スパーリングを視察した八重樫陣営の大橋秀行会長は報道陣に「勝利を確信しました」とだけ言い残してジムをあとにした。

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