2013年2月26日火曜日

宮尾がV1 WBA女子L・ミニマム級戦


左フックをヒットする宮尾(左)

 WBA女子世界L・ミニマム級タイトルマッチが26日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの宮尾綾香(大橋)が挑戦者で13位の秋田屋まさえ(ワイルドビート)を3-0(96-93、98-92、98-91)の判定で下し、初防衛に成功した。

 静かだった試合が動いたのは3回。秋田屋が右目上部を偶然のバッティングでカットしたのが合図だった。4回に入るとパンチの交換が激しくなり、両者踏み込んだところで頭と頭が激突。宮尾が脳震盪を起こし、ダウンした選手のようにフラつきながら立ち上がるシーンも見られた。
 
その後、リーチのある秋田屋はジャブと右ストレートを主体に攻めたが、反応のいい宮尾はクリーンヒットを許さず、逆に打ち終わりに左右のフックを合わせ、単発ながら有効打を積み重ねた。6回には右フックを振り下ろしてダウンシーンを演出。最終回は両者が激しく打ち合い、ようやく会場を盛り上げて試合は終わった。宮尾は10勝1KO1敗。秋田屋は8勝3KO4敗2分。

0 件のコメント:

コメントを投稿