2013年2月11日月曜日

胡がTKOでタイトル奪取 日本ミドル級戦

 
 
日本ミドル級タイトルマッチは11日、後楽園ホールで行われ、挑戦者で1位の胡朋宏(横浜光)が王者の佐々木左之介(ワタナベ)を6回47秒TKOで下して新王者となった。佐々木は初防衛に失敗した。

 スピードの佐々木とパワーの胡の対決。スタートから積極的に出入りを繰り返す佐々木に対し、胡はジャブと左ボディブローで応戦した。2回に胡が右を決めて佐々木の足が止まると、3回には佐々木の右で胡がふらつくという序盤の展開。佐々木は熱くなりすぎたか。試合は徐々に打撃戦となり、パワーで圧倒的に上回る胡に流れが傾いていった。

 5回、優勢の胡は右フックを効かせたあと、重厚なブローを追加して最初のダウンを奪う。佐々木はこのピンチを何とか逃れたが、6回に胡が右アッパーから連打を見舞うとレフェリーが試合を止めた。胡の戦績は11勝11KO2敗。佐々木は11勝5KO2敗となった。
 

◇117P契約8回戦
戸部洋平(三迫)[引き分け1-0(77-74、75-75、76-76)]リチャード・プミクピック(比)
 日本S・フライ級4位の戸部と、東洋太平洋バンタム級2位のプミクピックの一戦。上背のない比人は飛び込んでのフックが主な武器。戸部はアウトボクシングに徹することができず、不用意に打ち合ったり、ロングフックを被弾するなど、ヒヤリとさせられる場面が何度もあった。プミピックは4、8回にそれぞれバッティングで減点1。

◇S・フェザー級8回戦
一場仁志(角海老宝石)[5回50秒負傷判定3-0(48-47、48-46、49-47)]山元浩嗣(ワタナベ)
 ノーランカーの一場が初回、右カウンターで日本S・フェザー級6位の山元からダウンを奪う滑り出し。山元はここから冷静に立て直しを図ったが、3回に偶然のバッティングで一場が左側頭部をカットして試合は負傷判定に。勝利の一場はリング上で涙した。

◇56.5㎏契約8回戦
竹中良(三迫)[5回2分53秒TKO]森島祐介(岐阜ヨコゼキ)

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