2013年1月31日木曜日

「岩手でやりたい!」王者佐藤が郷里でアピール

 

 岩手出身のWBC世界S・フライ級チャンピオン、佐藤洋太(協栄)が29日夕、地元盛岡市内のホテルで催された歓迎パーティーに出席した。

 高校(盛岡南高)のボクシング部OBらが発起人となったパーティーには、谷藤裕明盛岡市長をはじめ200名を超す出席者があり、佐藤は「自分ができることは、世界チャンピオンとして岩手県人の強さをアピールすること、防衛を続けていくことが僕なりの感謝の表現です」と挨拶した。
 
ミット打ちを披露する佐藤
またこの会の直前に地元メディア向けに開いた記者会見では、「子供の頃からスケートをしていた(盛岡市の)アイスアリーナでやれれば素晴らしい。盛岡の人に本当のボクシングを見せたい」と語り、近い将来のふるさと防衛戦に意欲を示した。同席の金平桂一郎会長も「オプションの縛りがなくなればいろんな選択肢が広がる。岩手県民、盛岡市民のみなさんのご協力で盛岡興行が現実味を帯びてくる」と前向き発言。

 3度目となる次期防衛戦は「4月30日にタイで同級10位スリサケット・ソールンビサイ(タイ)とタイで対戦」とのニュースも流れたが、まだ決定ではない。金平会長はオプションを持つタイ側のアドバルーンと受け取っており、本格的な交渉はこれから。

 チャンピオンの佐藤自身は「自分としてはタイに行って戦って勝って帰ってきたい、どこで誰とでもやっても勝って帰ってくる自信はある」と強気だが、金平会長は「日本でやるのが一番ベター」。オプションを買い取って日本開催に持ち込みたいとしている。

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