スタートからバスケスは足を使いながら、積極的に手数を出した。コンビネーションも思い切りがよく「これをもらったら危ないな」と感じさせる攻撃だ。ポイントこそ内山がピックアップしていたが、バスケスも決して悪くは見えなかった。
内山中盤からボディブローを多用した。バスケスはダウン経験がなく、実際に体が柔らかくて打たれ強いと感じたからだ。内山はずしりと重い左ボディブローを何度も打ち込み、徐々に右ストレート、左フックといった顔面へのパンチにつなげていった。
ストップ勝ち直前の猛攻① |
ストップ勝ち直前の猛攻② |
前半は動きのよかったバスケスは、やはりダメージが蓄積したのか、6回あたりから動きが悪くなった。迎えた8回、内山がボディ攻めから左フックを打ち込むと、タフなコスタリカ人が後退。ここぞとばかりに内山がラッシュすると、ラウンド終了のゴングと同時にレフェリーが試合をストップした。
冷静かつ大胆なファイトで、負傷ドローに終わったV5戦のモヤモヤを払しょくした内山。ユルオルキス・ガンボア(キューバ)戦に期待が高まった。
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