2012年11月19日月曜日

ブロナー、デマルコ倒し2階級制覇

 


 米アトランティックシティのボードウォーク・ホールで17日(日本時間18日)行われたWBC世界ライト級タイトルマッチは、挑戦者で前WBO世界J・ライト級王者のエイドリアン・ブロナー(米)がディフェンディング・チャンピオンのアントニオ・デマルコ(メキシコ)を8回1分49秒TKOで破り、2階級制覇を達成した。

 大器ブロナーがその才能を見せつけた。ノーモーションで放つ右などスピードで圧倒したブロナーは、3ラウンドこそサウスポーのデマルコに攻勢を許したが、離れても接近しても自在にパンチをコネクト。5回、一気に畳み掛けて王者を劣勢に追い込むと、その後も展開をコントロールした。

 9回、上下にパワーパンチをコネクトしたブロナーが左アッパーを見舞うと、デマルコは崩れ落ち、セコンドが主審にギブアップを要請した。

 セミファイナルで番狂わせ。ヘビー級プロスペクト、セス・ミッチェル(米。WBO2位)がジョナサン・バンクス(米)に2回2分37秒TKO負け。1週間前、ドイツでウラジミール・クリチコのチーフセコンドに就き、15日には師匠エマヌエル・スチュワード氏の葬儀に出席するハードスケジュールをこなしたバンクスが見事に勝利を飾った。Photo/GBP

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