2012年10月25日木曜日

藤岡とアルゲッタがスパー公開



 メディカルチェックを終えた藤岡奈穂子とビクトリア・アルゲッタは午後、青木ジムで公開トレーニングをおこなった。
王者は柴田マネジャーと2ラウンドのスパーリング。調整終盤、ジムの移転にともなってジプシー生活を余儀なくされたが順調か仕上がりを見せた。

「相手は一回り小さいが体格でボクシングをするわけではない。リーチも長いので油断しない。コンディションはいつもどおり。地元だけど気負いすぎずボクシングはいつもどおりやりたい」と藤岡。復興支援がメインテーマの凱旋試合、「これまで具体的に何かができたことがなかったが、初めて形にできる。楽しみです。超ホームなので超アウェイくらいのプレッシャーがあるが、それをパワーにしたい」とも。
 望みどおり無敗の強豪を迎える王者陣営、竹原会長は8回決着を予告したが「自分のボクシングを貫きたいが、相手が強いので早めにマイペースにしたい。興奮すると詰めすぎてしまうので、距離を意識したい」と王者は落ち着いてコメントした。


 藤岡が青木ジムを後にした午後2時半、アルゲッタがジムに入り、こちらはシャドー、ミット打ち練習を公開した。

 父が元アマ選手、二人の弟がボクシングを始めるのと一緒に10歳でグローブを握り、アマキャリアをスタート。85試合戦って70勝、2度国内チャンピオンに輝いたという。結婚3ヵ月の新婚で夫も現役ボクサーのアルゲッタは「チャンピオンは強いがチャンスはある。世界のベルトを獲るために長く戦ってきた。インファイト、アウトボクシングどっちもいける。クレバーに戦いたい」と語り「藤岡とふたりで被災地のみなさんを元気づける試合をしたい」と抱負を述べている。

 また当初8勝3KOと発表されていたアルゲッタの戦積が11勝4KOと訂正。プロデビューから2年半余りでこのレコードはまさに上り坂!

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