2011年10月6日木曜日

村田メダル確定!井上は無念…アマ世界選手権

 アゼルバイジャンのバクー市で開催中の2011AIBA世界選手権大会で、日本選手の中で唯一勝ち残っているミドル級村田諒太(東洋大職)がまた勝った--。5日の準々決勝に進出した村田は、D・オニール(アイルランド)と対戦し、終始強打で圧倒。特に右ショートのダブルが効果的で、3回にはサウスポーの相手のボディー、顔面に強打を打ち込み、スタンディング・カウントを聞かせた。結局ストップには持ち込めなかったものの、18-9の大差ポイント勝ち。村田はすでに五輪出場を決めているが、この日の勝利で銅メダル以上を確実にした。
 7日の準決勝では、ブラジルのE・ファルカンとの対戦が決まっている。過去に世界選手権でメダルを獲得した日本選手は石井幸喜(1978)、川内将嗣(2007)の2人だけ。いずれも銅メダルだったから、村田がファルカンに勝てば日本選手最高位の銀メダル以上が確定する。
 なお4日にベィティア(キューバ)に惜敗した井上尚弥(相模原清涼高)は、勝ったベィティアがこの日の準々決勝でRSC負けを喫したためベスト10に残る目はなくなり、五輪出場権獲得はならなかった。今後アジア予選で五輪を目指すことになる。

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