31日のダブル戦の調印式ならびに記者会見が29日、東京ドームホテルで行われた。WBAバンタム級戦は王者亀田興毅(亀田)が挑戦者デビッド・デラモラ(メキシコ)を迎える。「コンディションは最高」と好調をアピールした亀田は挑戦者の印象を「特にない」としたものの、「返り討ちに遭わせる」と自信満々。写真撮影で相手を睨みつけ「(デラモラは)年下やし、まだまだ。気持ち(の強さ)が違うよ」と得意げだった。一方、ジャケット姿で会見に臨んだデラモラも「私も特に印象はない。冷静だよ」と亀田の挑発に乗らない構えを見せていた。バンタム級戦はウイニング社製8オンスのグローブが用いられる。
またWBA・S・フライ級戦は王者ウーゴ・カサレス(メキシコ)対同フライ級4位清水智信(金子)の一戦。この試合はWBAからの承認待ち問題が浮上しているが、正式承認について立会人のアラン・キム氏(韓国)は「今日の夜か明日朝までにはおりるだろう」と語った。清水は「ノンタイトルになるかもしれないと正直なところ動揺したが、自分の試合に集中できた。その精神面が世界戦を2度戦った経験だと思う」と冷静に語った。「ボクシング人生をかけて勝ちたい」と意気込んでいる。対するカサレスは「清水は私のパンチが届かないように下がったりして戦うかもしれないが、その対策はしてきた。難しい試合にはなると思うが」としつつも「いつかは興毅とデラモラの勝者と戦いたい」とバンタム級挑戦の野望も明かした。S・フライ級戦はメキシコ・レイジェス社製8オンスのグローブが使用される。
以下は、両試合のオフィシャル構成。
≪バンタム級≫
レフェリー=ラウル・カイズ・ジュニア(米)/ジャッジ=リカルド・ドゥンカン(パナマ)、カルロス・スクレ(米)、ピニット・プラヤドサブ(タイ)
≪S・フライ級≫
レフェリー=ピニット・プラヤドサブ(タイ)/ジャッジ=リカルド・ドゥンカン(パナマ)、カルロス・スクレ、ラウル・カイズ・ジュニア(ともに米)
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