2011年6月18日土曜日

王者候補ゲレロが40歳にTKO負け

 主要4団体のミドル級でランク上位を占めるプロスペクト、フェルナンド・ゲレロ(ドミニカ共和国=米)が17日(現地時間)米テキサス州オースティンでベテランのグラディ・ブリュワー(米)と対戦。意外な結末が待っていた。
 ゲレロはこれまでミドル級、S・ミドル級で戦ってきたが、この試合からS・ウェルター級転向を画策。オフィシャル体重は152ポンド3/4(69.29キロ)だった。本来ウェルター&S・ウェルター級がテリトリーのブリュワーに右ジャブ、左ストレートで先制したサウスポーのゲレロ。しかし40歳のブリュワーは構わず新鋭の牙城に飛び込み、クロスレンジでパンチをヒット。このアグレッシブさが功を奏し、4回、右を命中させたブリュワーがラッシュすると、ゲレロはロープから体がはみ出すダウン。追撃の途中、ブリュワーの右アッパーが決まり、ゲレロはうつ伏せに2度目のダウン。ここで主審がストップをコールした。TKOタイムは2分16秒。
 殊勲のブリュワーは28勝16KO12敗。NABF・S・ウェルター王座を獲得した。初黒星のゲレロ(24歳)は21勝16KO1敗。
 セミのウェルター級10回戦ではカリム・メイフィールド(米)が元IBF・J・ライト級王者スティーブ・フォーブス(米)に集中打を浴びせ10回1分3秒TKO勝ち。フォーブスはプロ45戦目で初のストップ負けだった。
 なお、この日は元S・フェザー級&ライト級王者で日本でホルへ・リナレスと対戦したヘスス・チャベスさんがジャッジや立会人を務めていた。

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