ほとんど決まりかけていた石田順裕の米国でのビッグマッチが消えてしまった――。元WBA世界S・ウェルター級暫定王者の石田は7月9日(現地時間)アトランティックシティで元WBO世界ウェルター&J・ミドル級チャンピオンのポール・ウィリアムズ(米)と対戦することで、主催者側からオファーを受け、これに合意していた。しかしこの試合を全米に放映する大手有料テレビ会社HBO内部から「カードが弱い」と異論が出て、結局ウィリアムズは石田ではなくWBA5位のエリスランディ・ララ(キューバ)と対戦することになった。ララはWBAランキングでは4位の石田より下位だが、15勝不敗(1分)。米国リングで戦っていることからウィリアムズの相手に指名された。
4月の米国デビュー戦で不敗ホープ、カークランドを初回3度倒す劇的勝利で注目された石田だったが、全米放送のメインカード出場は時期尚早ということか。「やるものと思っていたので……」(石田)と、すでに対戦モードに入っていただけにガッカリしたというが、気を取り直して6月中旬にも練習のためアメリカへと渡るつもりだ。
なお同じリングで予定されているWBA世界S・バンタム級王者下田昭文(帝拳)-1位リコ・ラモス(米)のタイトルマッチは予定通り行われる(日本では10日WOWOWが生放送する)。
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