2009年11月15日日曜日

ロサス、ロサレスが勝つ。Z・ゴーレス勝って危篤


 パッキアオ-コット戦前日の13日、ラスベガスで行われた興行。メインのIBF世界J・バンタム級挑戦者決定戦は同級12位アルベルト・ロサス(メキシコ)が同9位フェデリコ・カツバイ(比)に12回3-0判定勝ちを収めた。
 試合はサウスポーのカツバイがトリッキーな動きでロサスを幻惑させようとするが、善戦できたのは前半まで。中盤からラッシャー、ロサスがボディー攻撃でタフなベテラン、カツバイを圧倒。終盤、ボディー攻めで一方的に追い込んだロサスだが、カツバイは最後まで耐えぬいた。スコアは116-112に117-111が2者でロサスの勝ち。
 セミでは比国のホープ、マーク・メリゲン(WBA・S・ライト級15位)が、ミッチェル・ロサレス(メキシコ)と10回戦。前進を続けるロサレスの出鼻に左右をヒットするメリゲンに、ロサレスが中盤以降、プレスを強める展開。スコアは割れ、ジャッジ一人が98-92でメリゲンを支持したものの、他の2人は96-94でメキシコ人の勝ち。
 もうひとつの10回戦に登場したWBOバンタム級3位Z・ゴーレス(比国)は相手のルイス・メレンデス(コロンビア)に大差の判定勝利を飾ったが、最終回終了間際にダウン。そのダメージが残り、勝利者コール後、意識を失い担架で退場。その安否が気遣われている。(三浦勝夫)
 写真はカツバイに左ストレートを決めるロサス =PHOTO/CATCH MIURA=

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