WBC世界ライト級チャンピオン、エドウィン・バレロ(ベネズエラ)が窮地に立たされている。パッキアオらビッグマッチを見据えてアメリカに居住していたバレロだったが、なんと滞米ビザの発給を当局から拒絶されたというのだ。これより先、ラスベガスの試合を管轄するネバダ州のライセンス取得に道が開けたという朗報があったばかりで、25戦全KO勝ちの怪物王者にとってはとんだ暗転である。
ビザの発給を拒絶された理由は明らかではない。「たびたび問題を起こしていた」という説もある一方で、バレロ本人は「(反米の急先鋒として有名な)チャベス大統領と自分が親しいための嫌がらせだ」と主張している。
当初11月14日のパッキアオーコット戦の前座でWBC世界S・フェザー級王者ウンベルト・ソト(メキシコ)と対戦が予定されていたが、これも中止に。今のところ、12月12日にベネズエラのカラカスで自らが主催してタイトル防衛戦を計画しているが、本当に実現できるかどうかは、はっきりしていない。
バレロ(27)は4月にピタルア(メキシコ)をKOして2階級目となるライト級王座についていた。
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