2009年8月13日木曜日

リナレス、米国トレーニングに向け離日

 10月10日の2度目の防衛戦でフアン・カルロス・デルガトとの「不敗対決」が決まったWBA世界S・フェザー級チャンピオン、ホルへ・リナレス(帝拳)が12日、成田発の便で離日。母国ベネズエラに一時帰国した後、米国に舞い戻り、ロサンゼルス、ラスベガスに滞在してスパーリングを中心としたトレーニングを続ける。日本に戻るのは試合の2週間前を予定している。
 ベネズエラの一時帰国は、現地での要望が強いため。予定されるサイン会や記者会見をこなして地元ファンにサービス。さらにパリナスの実家で父メジソンさんの営むジムで「1日だけ練習してくるよ」とリナレス。貴重なリフレッシュになりそうだ。
 ラスベガスでは、練習以外に大事な仕事が待っている。帝拳ジム・本田明彦プロモーターによると、今度の防衛を果たした後リナレスは米国に本格的に進出する計画。その際大物のプロモーターと組むことになるが、現在デラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)、ボブ・アラムのトップランク社の2大プロモーター双方から契約を迫られているという。どちらと組むか、「ベネズエラのゴールデンボーイ」と異名をとるリナレスの心は、憧れの人デラホーヤ率いるGBPに傾いているが……。

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