三谷ジムのS・フライ級10位福本雄基がランカーとしての初戦を快勝した。
福本は2月白石豊土(協栄)を破ってランク入り。ランカー初戦となった13日後楽園ホールの三迫ジム一門会興行でメインに登場した。キューピー金沢(青木)との8回戦は、両者初回から右ストレートを軸に小気味いい打ち合いを展開。五分の打ち合いをほどなく抜け出したのは福本。ハイテンポな連打を上下に打ち分けてぐいぐい前進する。後退を余儀なくされた金沢は右クロスの威力を殺された。金沢とて手数が出ていたが、ハイテンポを刻む福本のラッシュ力にペースを譲り、5回には左目を腫れ上がらせてドクターチェックを仰いだ。ここで福本が心憎いばかりのゲームメイクを見せる。チャンスだったがアウトボクシングに切り替えジャブ、右ストレートを多用。「あせっていって逆転の一発を食わないように試合を落ち着かせた」と福本。会長の指示だというがきっちりやれるあたりに成長の跡が伺える。そして迎えた翌6回ロングレンジから立て続けに右でヒットを奪ってストップした。福本(23歳)は9勝2KO2敗。
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