2013年6月21日金曜日

ウロダルチェク×チャキエフ 明日モスクワでWBCクルーザー級戦


 北京オリンピック金メダリストからプロ転向後16勝12KOで世界初挑戦するラヒーム・チャキエフ(ロシア=WBC2位)対これが5度目の防衛戦となる王者クリストフ・ウロダルチェク(ポーランド)のWBC世界クルーザー級タイトルマッチが明日21日(日本時間22日)モスクワのディナモ・アリーナで挙行される。
 
スター候補チャキエフ(右)と王者ウロダルチェク

 20日行われた計量で、ウロダルチェクは198.6ポンド(90.088キロ)、チャキエフは196.2ポンド(88.99キロ)を計測。リミットの200ポンドをクリアした。

 これまで1度ラスベガスに登場した以外残り15試合をドイツで戦っているチャキエフ(30)は今回が地元初試合になる。「ファンの前でファイトし、国の誇りをかけて戦う。ベストパフォーマンスを披露したい」と挑戦者。そしてウロダルチェクに関して「とてもストロングで厳しい相手。5度もグリーンのベルトを守っているグッドチャンピオン(実際は4度)。私がKO勝ちを予告すれば、チャンピオンへのリスペクトを欠くことになる。判定勝ちでも満足するだろう。とてもハードな戦いになるだろうが、私はロシアへベルトをもたらす用意はできている」と地元記者に語っている。

 ウロダルチェク(47勝33KO2敗1分、31歳)は強敵に間違いないが、もしチャキエフがインパクトある勝利を飾れば、これまでの実績も加味され、重量級スター候補の一角を占めることになるかもしれない。

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