金子(左)終始攻撃的だった |
日本S・フェザー級タイトルマッチが6日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの金子大樹(横浜光)が挑戦者でWBC同級7位の玉越強平(千里馬神戸)を9回1分39秒TKOで下し3度目の防衛に成功した。金子はこれで5連続KO勝利。
序盤はベテラン玉越がよかった。ジャブでプレッシャーをかける金子に対し、玉越は足を使って距離を取り、跳び込んだときには体を密着。体を離す瞬間にショートパンチをまとめて攻勢をアピールするなど、うまい試合運びでチャンピオンをいらだたせた。
気持ちがはやり、ボクシングが雑になりかけた金子だったが、ここでズルズルといかないところはさすがだった。4回、切れ味鋭い右で玉越の左目じりを切り裂き、5回には離れ際に左フックをクリーンヒット。崩れる玉越に右をフォローしてダウンを奪った。
5回のダウンシーン |
ここから試合は激しさを増した。金子はKOを狙ったが、玉越も血だるまになりながら懸命に抵抗。しかし9回、金子が右ストレートを決めてラッシュしたところでレフェリーが試合を止めた。金子は18勝11KO2敗3分。玉越は31勝12KO8敗6分。玉越は日本と東洋太平洋を合わせて5度目のタイトル挑戦も実らなかった。
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