2013年4月6日土曜日

チャーリー大差判定で東洋防衛

 

 6日、米軍座間キャンプ、ヤノ・フィットネスセンターでOPBF・S・ウェルター級王座の防衛戦に臨んだチャーリー太田(八王子中屋)は、9位郭京錫(カク・キュンスク=韓国)を大差判定に下してV7を達成した。

 

王者は6回にダウンを奪うなど技術的にはワンサイドゲームだった。チャーリーは身体で押し込まれてもショートブローを駆使して的確なヒットを重ね、強烈なボディーブローをしたたか打ち込んで何度もチャンスをつかんだ。しかし挑戦者の郭が異様なまでのタフネスを発揮。馬力任せの前進と気迫で最後の一線を突破させず、終了ゴングまで戦い抜いた。スコアは120-107、120-109、118-109。
 

 一方的な試合にもかかわらずフィニッシュを欠いた王者は挑戦者のタフネスにびっくり。2月米国での試合がキャンセルとなり、リング登場は昨年10月のノンタイトル戦以来、防衛戦は一昨年9月この座間キャンプで十二村喜久を下してから約1年半ぶりとやや実戦の勘不足だったか。


 サウスポー同士の戦いとなった前座8回戦は、関本純太(勝又)がスタートから持ち前のしつこさでハン・イクスー(韓国)に迫るもカウンターでダウン。3回にも同じパターンで倒された関本だったが怯むことなく攻め続け、このしつこさに消耗したハンがついに音を上げて6回レフェリーストップで関本が逆転勝利を飾った。

 6回戦は、スピード豊かなサウスポー、ジョビー・カツマタ(勝又)がシャープな左ストレート、アッパーで先行するも独特のタイミングを駆使する久野伸弘(オサム)がカウンターでとらえ、3回、4回とダウンを奪ってストップした。

 もう1つの6回戦は、鈴木悠介(八王子中屋)がB級デビューの澤田京介(JB)を制して判定勝ちしている。

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