日本S・バンタム級タイトルマッチが17日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの大竹秀典(金子)が1位の土居コロニータ伸久(ヨネクラ)を8回1分40秒負傷判定2-0(76-75、76-76、77-75)で下し、2度目の防衛に成功した。
土居に右を打ち込む大竹(右) |
序盤は土居のペースだった。フェイントを巧みに使って大竹をかく乱し、2回には右フックを決めて王者をぐらつかせた。駆け引きで分の悪い大竹は4回からプレッシャーを強めた。後半は大竹が調子を上げ、土居が徐々にペースダウンする展開となった。
迎えた8回、大竹が右を決めて大きなチャンスを作り、攻勢をかけた直後にバッティングが発生。すでに土居は3、5、7回に偶然のバッティングで出血しており、5、7回に作った眉間と額の傷が試合続行不可能と判断されて試合は終わった。なお8回に大竹はバッティングで減点1が科せられた。判定は微妙だったが、前に出ていた大竹がジャッジの支持を得た。大竹は20勝9KO1敗3分。土居は26勝9KO14敗8分。
京太郎は再起に成功 |
◇ヘビー級8回戦
藤本京太郎(角海老宝石)[7回1分11秒TKO]ファブリス・ウォーレン(フランス)
昨年大みそかにプロ初黒星を喫した藤本は初回から積極的に攻めた。112.9㎏のサウスポー、ウォーレンに対し、104.1㎏の藤本は右カウンターで1、2、4回とダウンを演出。粘るウォーレンの左を食らう場面もあったが、最後はストップ勝ちに持ち込んだ。藤本は6勝4KO1敗。ウォーレンは7勝2KO5敗。
◇63㎏契約8回戦
近藤明広(日東)[3回1分58秒TKO]ファーサンハン・オーベンジャマット(タイ)
元日本ライト級王者で現1位の近藤は、2回から執拗なボディ攻撃を開始。3回ボディブローを効かせて2度のダウンを奪い勝負を決めた。
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