2011年11月21日月曜日

ロドリゲス競り勝つ WBA・L・フライ級暫定王座決定戦

メキシコのマサトランで19日(現地時間)挙行されたWBA・L・フライ級暫定王座決定戦は、地元のホセ“トリート”ロドリゲス(メキシコ=4位)がネトラ・サシプラファー(タイ=6位)に2-1判定勝ちを収め、無敗のままベルトを巻いた。
 荒らしいパンチを振りかざして攻め込むネトラ。初回ラッセル・モーラ主審(マレス-アグベコ戦を裁き、ローブローを見逃し)から低打で減点を食らう。前半はロドリゲスがブローの正確さで勝ったが、5回あたりからタイ人のヒット数が目立つ。6回、主審ブレークコール後の加撃で、今度はロドリゲスが減点される。続く7回にはネトラがダウンをゲットし攻勢をかけるが、相手を押さえつける反則で2度目の減点が科される。だが流れはタイ人に傾き、消極的なメキシカンを後退させる。そのままネトラが押し切ったようにも見えたが、公式スコアは114-112,113-111,111-113とスプリットデシジョンで地元のロドリゲスが支持された。
 ロドリゲスは27勝16KO無敗。惜敗したネトラは27勝13KO2敗。
 正規チャンピオンにローマン・ゴンサレス(ニカラグア)だけが君臨していたこのL・フライ級だが、今回またも不自然なかたちで暫定王者が生まれた。

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