メキシコシティのモニュメンタル・プラサ・デ・トロス闘牛場で行われたWBC世界S・ウェルター級タイトルマッチは、王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が挑戦者カーミット・シントロン(プエルトリコ=米)に5回TKO勝ちを収め、3度目の防衛を果たした。
出だしから左フック、左右とシャープなパンチを繰り出すアルバレスがペースを掌握。元IBF&WBOウェルター級王者シントロンもリーチを生かして対抗するが、4回、王者の右を食らいヒザをつくダウン。追撃を受け、ラウンド終了時にはロープにもたれかかるほどダメージを被る。何とか5回開始ゴングに応じたものの、捨て身でリターンするパンチは空をきるばかり。アルバレスのアタックで沈みかけると、主審が割って入った。TKOタイムは2分53秒。
試合をアメリカへ中継したHBOのインタビューで、「次は誰と対戦するのか?」と質問されたアルバレスは「メイウェザーが来年5月にセットした試合で彼とやりたい」ときっぱり。周囲から驚きの声が上がった。
0 件のコメント:
コメントを投稿