2011年10月24日月曜日

しずちゃんがプロの世界王者と真剣スパー



 タレントで五輪を目指すアマチュアボクサー、しずちゃんこと山崎静代(梅津ボクシングクラブ)が24日昼、プロの世界王者とスパーリングで対決した。
 来日中のWBC女子世界ライト級チャンピオン、エリカ・アナベラ・ファリアス(亜)が声をかけたのに応じて、東京・大塚の角海老宝石シムで異例のスパーが実現したもの。山崎は日連の許可を取りつけてこの日のスパーに臨んだ。ミドル級の山崎と比べて、ファリアスはアマチュアなら3階級軽いライト級だが、4度の防衛戦をいずれも規定ラウンド内で片付けている現役バリバリのプロの世界王者。しかもアマでも世界選手権銀メダリストの実績があるだけに、山崎がどこまで戦えるか不安もあった。
 いつもながらワイドショーのテレビカメラが何台も取り囲む中でのスパーに、世界チャンピオンはビックリ。いよいよ本番。2分2ラウンドのスパーは、開始直後から両者手を出し合う"熱戦"。ファリアスの速い連打に防戦一方になる場面もあったが、山崎よくこらえて最後まで戦い切った。試合ならファリアスのポイント勝ちだが、山崎の健闘も印象強かった。
 ファリアスは山崎がタレントだとは知らなかったというが、それでもスパー後は「もっと練習して経験を積めば、オリンピックでもいい成績を残せるわ」とリップサービスしていた。一方の山崎は「カーッとしてしまい……」と反省しつつも、「すごい勉強をさせてもらいました」と素直に喜んでいた。
 ファリアス(27)はプロ戦績11勝7KO不敗。日本での試合を希望しており、12月にも無冠戦が計画されているという。

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