注目のL・フライ級は昨年の全日本決勝の再戦。スーパー高校生・井上尚弥が王者林田太郎との接戦を制して、13.7対11でポイント勝ち。前戦の雪辱を遂げるとともに念願の世界選手権出場を決めた。他は須佐勝明、清水聡、川内将嗣ら自衛隊体育学校所属のベテラン勢が安定した強さを発揮し、新鋭を抑えている。ミドル級は村田諒太が圧倒的に強く、鳴海に大差で判定勝ち。ウェルター級はジャカルタの大統領杯銀メダリストの鈴木康弘が全日本準優勝の井上岳志に文句ないポイント勝ち。
この日唯一の波乱はライト級。初回に高校生王者藤田健児の左ストレートをカウンターされダウンを喫した中山翔太が、その後盛り返して10対9.3の僅差ポイント勝ち。昨年の全日本選手権決勝でやはりダウンを奪われポイント負けしていただけに、リベンジと世界選手権出場の切符を同時に手にして会心の笑顔。中山は前日も日大の同僚・戸田建樹を破って勢いに乗っていた。以下に試合結果をお伝えする。
LF 井上尚弥(青陵高) P 林田太郎(駒大)
F 須佐勝明(自体校) P 青木貞頼(東農大)
B 清水聡(自体校) P 中澤奨(東農大)
L 中山翔太(日大) P 藤田健児(倉敷高)
LW 川内将嗣(自体校) P 高橋雄大(日大)
W 鈴木康弘(自体校) P 井上岳志(法大)
M 村田諒太(東洋大職員) P 鳴海友基(拓大)
・以下は敗者同士の対戦。6試合が予定されていたが、4試合は不戦。
LF 柏崎刀翔(日大) P 華井玄樹(東農大)
F 宮本昌季(関大) P 豊田大(東農大)
※写真上はミドル級戦で鳴海に右ストレートを決める村田。下は代表に選ばれた8選手(前列)
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