2011年4月21日木曜日

「記憶飛んだ……」佐々木ダウン挽回のV2  東洋S・ライト級戦


 20日夜後楽園ホールで行われた東洋太平洋S・ライト級タイトルマッチは、チャンピオンの佐々木基樹(帝拳)が1位挑戦者金判洙(韓国)を5回2分43秒TKOに撃退し、2度目のタイトル防衛に成功した。ただし結果はオーライでもそこに至る過程は観戦の佐々木ファンをどきりとさせるシーンも。3回、ロープ際で金の右強打を浴びて不覚のダウン。軽く尻もちをついた、さほどダメージのないダウンかと見えたが、試合後のテレビ・インタビューでも「記憶が飛んで、(内容を)よく覚えていない」と告白したほど効いていた。
 それでも佐々木は時に右を返すなど劣勢にはならずピンチを脱出。金が大振りミスを重ねて好機を逸したのに対し、佐々木はベテランらしくクールに反撃態勢を整える。5回、佐々木の右強打に足がもつれかけた金。すかさず佐々木は追撃の連打。金が手の出なくなったところで、ネセサリオ主審(比)がストップをかけた。

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