2010年12月15日水曜日

名城が大学生とスパー


 世界王座奪還に向け東京で合宿中の名城信男(六島)が14日、アマチュアの日本大学合宿所(目黒)で大学生らとスパーを行った。ここ最近加速するプロとアマの協調を強く印象づける合同練習だった。
 この日、日大には東洋大、駒澤両大学の選手も参加。同僚の安田幹男(前日本王者)、細川貴之、向井寛史と道場を訪れた名城はシャドー、マスをこなした後、大学生3人と計6ラウンドのスパーを行った。ターゲットのWBC王者トマス・ロハス(メキシコ)を想定して動き、「(アマチュアの選手は)ディフェンスがやはりうまい。パンチを当てたらすぐに動くし、僕はどう追いかけるかを練習した。ロハス対策にもいいと思う」と手合わせの感想を語った。名城-ロハス戦の前座でOPBFバンタム級王者マルコム・ツニャカオ(真正)に挑戦する安田、細川、向井もそれぞれ6ラウンドのスパーを行った。
 今回の合同練習は六島ジムの藤原俊志トレーナーと梅下新介・日大監督が協力して実現に至ったもの。藤原氏と梅下監督は日大の同期でもあり、「アマとプロの友好関係が発展すれば」(藤原氏)、「プロとアマが交流し、互いに引き合えれば。どのスポーツでもそうです」(梅下監督)との思いが形になったものだ。アマ側の梅下監督は「これが本当のスタート。今後もどんどんやっていきたい」と意欲的に語った。

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