14日夜後楽園ホールで行われた試合のメインカード、フライ級8回戦は、日本同級12位の佐藤洋輝(ワタナベ)が同L・フライ級6位・ブンブン東栄(一力)と倒し合いの末6回2分39秒TKOで元世界ランカーを攻略した。
東栄は「最強後楽園」決勝でKO負けしたのに続く痛い敗北。好調時のような切れはなく、佐藤のしつこい攻撃にホールドを繰り返し減点をとられるなど、精彩がなかった。佐藤は2回にバランスを崩したところに東栄の右フックを引っかけられてダウンを取られたが、ダメージは軽くすぐ反撃。3回に右を直撃して逆転のダウンを奪った後も優勢裡に試合を進める。迎えた6回、佐藤の右を受けたブンブンは力尽きたように崩れ落ち、即座に試合を止められた。
セミの8回戦では、日本S・フェザー級4位の阪東ヒーロー(フォーラム)が三谷拓也(セレス)のアウトボクシングに苦戦しながら、終盤の強引な打ち合いで勝り、僅差の3-0判定勝ちを飾った。阪東は売り物の強打が不発に終わったため敗色も漂っていたが、三谷の方もジャブ以外に決め手もなく、接戦を落とした。
もう1つの8回戦では、日本S・ライト級9位の塩谷智行(レパード玉熊)がノーランクの生田真敬(ワタナベ)に明白な判定で敗れ、7月の日本王座挑戦失敗(亀海にTKO負け)を含め4連敗。
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