中国・広州で開催中の第16回アジア競技大会、ボクシング競技は21日6日目を迎え、56kg級準々決勝で期待の清水聡(自衛隊体育学校)がリ・ミョンソン(北朝鮮)と接戦を展開したが、16-13のポイント負けを喫し、惜しくもメダルに届かなかった。「試合全般を通じて清水の方が押していたはずですが、なぜかポイントにつかなかった」(関係者)。アウェイで戦っている雰囲気だったともいう。
男子は清水の同僚・須佐勝明1人が勝ち残り、すでにメダル獲得が確定。24日の準決勝に出場する。
この日は日本の女子代表2人も今大会初の試合に出場し、51kg級の新本亜也(クリエイティブ・ジャパン)がナンディンツェツェグ・ミアグマルドゥラン(モンゴル)に8-4でポイント勝ちし、準々決勝進出を決めた。サウスポーの相手は5月のアジア選手権の準優勝者で新本は準々決勝で負けている。しかし今度は新本が強気で攻め、右を有効にヒットして試合を進めた。初回は2-2の互角。新本は4回まで毎回2ポイントを上げ、逆に失点は初回と3回に2点ずつ失っただけだった。リベンジを果たした新本は明日ベトナムのグエンとメダルを懸けた一戦に臨む。
60kg級には若手の釘宮智子(平成国際大学)が出場。セニヤ・フィリスティーバ(キルギスタン)と対戦すしたが、15-7でポイント負けし敗退した。初回2-2、2回は3-4、3回は0-2とここまではよく食い下がったが、最後の4回は足が止まったところに相手の右をもらい失点。この回を2-7と取られた。
0 件のコメント:
コメントを投稿