プロ―アマ協力第一弾は女子ボクシングから――。プロのWBA女子世界ミニマム級チャンピオン・多田悦子(フュチュール)は12月に大阪で4度目の防衛戦を予定しているが、これに備えた練習でアマチュアの全日本フェザー級チャンピオン・箕輪綾子(ウィングコーポレーション)がスパーリング・パートナーとして協力することになった。
多田側から要請を受けた箕輪が日本アマチュアボクシング連盟に相談したところ、「お互いプラスになることなら」とOKが出たもの。18日荒木健・日連事務局長が明らかにした。箕輪は今月下旬に多田の所属するフュチュールジム(京都)に出向き、1週間の予定で一緒に練習する。1日置きに3回予定しているスパーリングを伴う練習には、日連関係者が「付き添い」として同行するという。
箕輪は3月の全日本大会で4連覇を飾りMVPに選ばれている。9月の世界選手権ではバンタム級で出場し予選敗退したものの、日本代表の中で唯一1勝を挙げていた。
つい最近までギクシャクした関係が続いていたプロとアマチュアの間は、8月末に双方の首脳同士が歩み寄って一気に雪解けムードとなり、互いに協力を約束し合っていた。今回はその最初の具体的ケースとして注目される。
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