2010年9月20日月曜日

福原KO敗 三垣は逆転TKO防衛         ダブル東洋太平洋戦


 20日のさいたまスーパーアリーナは、ダブル世界タイトル戦の他に東洋太平洋タイトル戦もダブルで行われた。OPBF・S・フェザー級王座決定戦では、福原力也(ワタナベ)が2位アラン・タナダ(フィリピン)にまさかの3回KO負け。同僚内山が手にしたベルトの奪還に失敗した。また日本人対決となったライト級戦は、王者三垣龍次(M.T)が2回のダウンを挽回して14位・金井アキノリ(姫路木下)の挑戦を6回1分11秒TKOで撃退。1月長嶋建吾から奪った同タイトルの初防衛に成功した。
 再三のアクシデントで試合が延期になり、ようやくこの日東洋太平洋S・フェザー級王座決定戦のリングに上がった福原。だが、結果は無残だった。立ち上がりは左ストレートで制していたが、無敗タナダ(9勝4KO2分)はかまわず振ってくる。福原は力みがうかがえ、3回右で打ちかかったところにタナダの右フックを浴びてダウン。立ち上がり、タナダの攻勢をしのいでいたが、右で再び倒され、最後も右でロープへと後退させられ、試合が終わった
 ライト級は強打者同士の倒し合い。まず2回に挑戦者金井が倒す。右の相打ち直後、チャンピオンが弾けるようにロープに飛ばされ、ダウンを喫した。
 14連続KO記録を保持する金井、ここでフィニッシュを狙って出たが、三垣も応戦してピンチを脱出。すると、3回には逆に三垣の右が強烈に決まり、金井がダウン。ここで試合は終わらなかったが、その後も三垣ペースで進む。6回、三垣が攻勢を強めて連打し金井の手が出なくなると、浅尾主審が手際よくストップをかけた。
 上写真は金井から逆転のダウンを奪った三垣 。同下はタナダにKO負けを喫した福原

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