プロ12年目で初めてのタイトル戦に出場した古参加藤が念願のベルト獲得――22日夜後楽園ホールで行われた日本ウェルター級王座決定戦は、同級3位の加藤壮次郎(協栄)が元王者(現4位)の沼田康司(トクホン真闘)に3-0判定勝ちを飾り、念願の新チャンピオンとなった。この王座は、沼田と対戦するはずだった中川大資(帝拳)が負傷により返上していたもの。
加藤(33)はベテランらしく沼田の必殺強打を封じながら前半ペースをつかみ、ポイントを蓄積。沼田は両目上を数ヵ所カットして出血にも悩まされ、得意の左フックも空を切ったりブロックされたり。さらに加藤のクリンチワークにミスを重ね、後半の追い上げも中途半端。最終回に沼田の右強打が決まり動きが止まりかけたが、加藤も踏ん張り、試合終了。採点は浦谷98-93、福地、葛城とも97-94と明白な加藤の勝利を支持していた。
なおこの日の試合の勝者は来年のチャンピオンカーニバルで先の「最強後楽園」の優勝者と対戦が義務付けられているが、加藤と渡部アキノリは協栄ジムの同僚であることから、試合は回避される。観戦した後輩の渡部は「自分はまだ若いから、待ちます」。控え室に帰り渡部を見つけた新王者は「絶対に挑戦するなよ」と笑顔で“圧力”をかけていた。
新王者加藤の戦績は25勝12KO9敗3分。敗者沼田(26)は16勝11KO5敗1分。
加藤(33)はベテランらしく沼田の必殺強打を封じながら前半ペースをつかみ、ポイントを蓄積。沼田は両目上を数ヵ所カットして出血にも悩まされ、得意の左フックも空を切ったりブロックされたり。さらに加藤のクリンチワークにミスを重ね、後半の追い上げも中途半端。最終回に沼田の右強打が決まり動きが止まりかけたが、加藤も踏ん張り、試合終了。採点は浦谷98-93、福地、葛城とも97-94と明白な加藤の勝利を支持していた。
なおこの日の試合の勝者は来年のチャンピオンカーニバルで先の「最強後楽園」の優勝者と対戦が義務付けられているが、加藤と渡部アキノリは協栄ジムの同僚であることから、試合は回避される。観戦した後輩の渡部は「自分はまだ若いから、待ちます」。控え室に帰り渡部を見つけた新王者は「絶対に挑戦するなよ」と笑顔で“圧力”をかけていた。
新王者加藤の戦績は25勝12KO9敗3分。敗者沼田(26)は16勝11KO5敗1分。
写真は9ラウンド、沼田の左をブロックしつつ左ショートを決める加藤
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