プロでは日本初となる「日中交流親善試合」が29日金沢市の石川県産業展示館2号館で催されるが、その前日計量が29日夕市内のホテルで行われた。日本では珍しいパーティー形式での「公開計量」として行われ、関係者、後援者ら200人以上が見守る中、出場9組の18選手全員が規定内の体重でパスした。
中国から来日した9人のプロ選手は、アマの全中国選手権獲得者はおらず、プロキャリアも浅い選手ばかり。日本側(カシミジム所属の比国、アルゼンチン選手も含む)とどんな試合になるのか、関係者も興味深々だが、引率の劉剛プロモーターは「きっといい試合をお見せする」と約束していた。
メインのフェザー級6回戦で段富斌(中国)相手に11ヵ月ぶりにリングに上がる中岸風太(カシミ)は、「久々の地元の試合なので、カッコいい試合をしたい。チャンスがあればKOを狙う」と積極発言。父を亡くして自暴自棄になり、一時は体重が75キロに膨張したが、17キロ減量してリングに戻る。地元のホープとして期待されたが、まだまだその期待に応えていない。「まだ22歳だし、もっともっと頑張れると思う」とやる気をアピールしていた。戦績は16勝8KO2敗1分。
写真は計量を終えた後ポーズの要請に上半身裸になって対峙する段と中岸(左)。後方はその他の出場選手たち
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