西岡、再び指名挑戦者を撃退だ――WBC世界S・バンタム級王者西岡利晃(帝拳)の5度目となる防衛戦が、1位レンドール・ムンロー(英国)を相手に、10月24日(日)東京・両国国技館で行われることが決定し、27日主催の帝拳プロモーションが記者会見を開いて発表した。
王座獲得後4連続KOをマークして日本人世界王者の記録を更新中の西岡(34)。「本人にはプレッシャーになるが、5連続KOを期待したい」(浜田剛史・帝拳ジム代表)という声が上がるのも当然だが、西岡は「指名試合といって、特別意識することはない。しっかりと自分を作り上げて、必ず勝ちます」とあくまでマイ・ペースだ。KOについては、「いつもそうですが、KOは狙ってできるものではないと思っています」と前置きしつつ、「でもチャンスは必ずくるので(その時は)絶対に逃さない」。狙いはしないが、最後はKO……という結果になることを期待したいものだ。
指名挑戦者として初来日するムンロー(30)は、これまで21勝9KO1敗。「サウスポーのファイター。手がよく出る」(試合映像を観た葛西裕一トレーナーの話)。サウスポー同士の対戦となるが、ムンローが予想通り積極的に出てくるのであれば、またあの必殺モンスター・レフトが炸裂する可能性も高くなる? 西岡の戦績は、ムンローの倍以上の43戦36勝23KO4敗3分。
試合はWOWOWが昨年に続いて「WOW FES!」の一環として行い、無料放送を予定している。また豪華なサポーティング・カードも用意され、帝拳ジムの同僚、ホルヘ・リナレス(元世界フェザー、S・フェザー級王者)と、亀海喜寛(日本S・ライト級王者)が相手未定ながら出場することが決まっている。さらに、WBA世界ミニマム級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も、タイトル戦か無冠戦かは未定だが、15ヵ月ぶりに日本のリングに上がることになっている。
なお、リナレスは今月31日(日本時間8月1日)ラスベガスで強豪ロッキー・ファレス(米)との10回戦を予定している。この試合の模様は、当日のメイン、フアン・マヌエル・マルケス-フアン・ディアスのWBA&WBO世界ライト級タイトルマッチとともに、8月2日夜8時からの「WOWOWエキサイトマッチ」でタイムリー・オンエアされる予定。=写真は記者会見でポーズをとる西岡と左は前座に出場する亀海=
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