2010年5月3日月曜日

「チーム・モンティエル」がサポート カサレス公開練習


 8日に大阪府立体育会館で行われるWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで、王者名城信男(28=六島)に再挑戦する同級1位ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)が3日、大阪市内の六島ジムで練習を公開した。名城陣営の枝川孝会長と藤原俊志トレーナーが視察する中、シャドー、ロープワーク、サンドバッグ打ちなどを入念に約1時間こなした。スパーリングは行わなかった。
 両者は昨年9月30日以来、約7カ月ぶりのダイレクトリマッチで、前回は三者三様のドロー。カサレスは「こないだの試合前には左足に痛みがあったが、今度はベストコンディションで臨める。スパーリングは150回ほど積んで、きちんと準備してきた。勝つのは自分」と変わらず自信満々だ。
 チーフトレーナーは日本武道館で長谷川穂積を下したフェルナンド・モンティエルの父マヌエル氏。他にもモンティエルの2人の兄など、「チーム・モンティエル」が大挙東京から大阪入りして、カサレスをサポートしている。
 カサレスはこの日メキシコに帰国したモンティエルから、テレビ電話を通じて激励を受けたという。「モンティエルの試合を見て、いいモチベーションになった」とニヤリ。ただ「今度は私とナシロの戦い。決してイージーではない」と気を緩める気配はなかった。
 その後、WBAの規定に従い、両者の試合5日前計量がJBC関係者の立ち会いのもとで行われた。

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