WBC世界S・フェザー級タイトルマッチは22日夜(現地時間)ドイツのロストクで行われ、チャンピオンのビタリ・タイベルト(ドイツ)が、15位エクトル・ベラスケス(メキシコ)に9回負傷判定勝ちでタイトル初防衛に成功した。
タイベルトは初回に偶然のバッティングで左目上をカットし、ベテラン相手に苦しいスタート。よく動いてベラスケスの攻撃をかわしながら、的確な左右を決めてポイントを重ねたが、その後も出血に苦しみ続けた。最後はこの傷が原因で試合続行不能になったとして、9回に試合が止められた。それまでの3ジャッジの採点で優勢(88-83、88-82、87-83)だったタベルートの負傷判定勝ちとなった。
カザフスタン出身で現在はドイツに帰化しているタイベルト(27)は、昨年暫定王座につき、正規王者だったウンベルト・ソト(メキシコ)が1階級上のライト級王者になったことから、正規王者と認められたもの。これで20勝6KO1敗。敗れたベラスケス(35)は、51勝35KO15敗2分。
写真はベラスケス(左)に右を打ち込むタイベルト=PHOTO/SUMIO YAMADA=
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