2010年5月31日月曜日

小堀、嶋田に勝ったモーゼス王座陥落 WBA世界ライト級

 29日(現地時間)ナミビアのウィントフックで行われたWBA世界ライト級チャンピオン統一戦は、地元の正規王者ポーラス・モーゼスが暫定王者ミゲール・アコスタ(ベネズエラ)に6回KO負けを喫する意外な結果で王座を失った。アコスタは立ち上がりからモーゼスにジャブを決めて優勢に試合を進めた。6回まで互角に近い展開だったとの報もあるが、最後はアコスタのニックネーム「アグアセリート(突然の嵐)」通りとなる。この回アコスタの右強打が襲うと、モーゼスまさかのダウン。2分17秒でKOとなった。
 昨年1月に東京で小堀佑介(角海老宝石)に勝って獲得し、同年7月には地元で嶋田雄大(ヨネクラ)の挑戦を判定で撃退していたモーゼス(31)は、2度目の防衛に失敗して無冠に。これが26戦目の初黒星(25勝21KO)だった。一方新たに正規王者となったアコスタ(35)は、27勝21KO3敗2分。昨年ウルバノ・アンチロン(米)に勝って暫定王者となり、これで2試合続けて不敗の相手を攻略している。試合後興奮した新チャンピオンは、この試合で使用したグローブを大統領に贈呈すると約束し、凱旋帰国する時には、自分を招待するよう“要請”している。

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