約7カ月ぶりの再戦迫る――。8日に大阪府立体育会館で3度目の防衛戦を行うWBA世界スーパーフライ級王者の名城信男(28=六島)が2日、大阪市内の所属ジムで報道陣に向けた公開練習を行った。
コンビを組むエディ賞トレーナーの藤原俊志トレーナーとのミット打ちに始まり、2回のスパーリングも披露。構えをスイッチさせる挑戦者の同級1位ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)を意識して、サウスポーのパートナーと相対した。減量は残り2・5キロで順調といい、動きに軽快さも感じられた。スパーリングは計130回ほど積んだという。
カサレスとは昨年9月30日以来のダイレクトリマッチ。前回は最終回にダウン寸前まで追い込んだが、採点は三者三様の悔しいドローだった。名城は「前半をいかに五分以上で乗り切るかが大事」とポイントを掲げ「今度はしっかりとした形で勝ちたい」と完全勝利を誓った。
また名城は、先月30日に東京・日本武道館でWBO世界バンタム級王者モンティエル(メキシコ)に4回TKOで敗れた前WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(真正)から、試合後に激励のメールが届いたことも明かした。同じ関西の世界王者として、勝利へのモチベーション材料になったようだ。
カサレスはモンティエルとともに先月19日に来日。名城戦に向けた準備を東京で進めてきており、1日に大阪入りした。カサレス陣営はこの日の公開練習に姿を見せなかった。
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